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2013年7月30日 (火)

漢字  さんずいのつく金

絶好の草抜き日和。

すこしパラつく涼しい朝。

母はさっそく畑にしゃがんでくさを引いている。

私も弁当をつめて新聞をよんだあと、庭の草をひいた。

で、読めなかった、新聞の俳句を考える。

 一夜さの梅雨の汲む舟溜り 綿貫 惇

(漢字変換できませんでしたが、金の字はサンズイがつきます。)

このお方はホトトギスの俳人らしい。柳川とあった。
柳川のひまわりを見てきたばかりではあるし、読みたい。

まず、この句をよみくだしたとき、わきあがったのが、「あお」。
以前、

九州俳句誌に中島勝子さんが詳しく書かれていた。

水売りの去りてたちまち径凍つる   中島勝子   

有明海に注ぐ筑後川の下流域で、奇跡の水とも呼ぶべき極上の真水が汲まれていたことは地元の人を除いて多分ご存じなかろう。地元の人はその水を「あお」と呼んでいた。

筑後川は、九州一の大河で、いくつもの川が合流しながら豊富な水を有明海に運んでいる。ところが月の満ち欠けによる満潮時には流れが逆になり、ここに激しいバッティングが発生。上流から流れてきた水は潮流に押し上げられて、瞬間水面に生ずる水が「あお」である。雑り合うほんの僅かなタイミングが勝負だとも耳にしていた。「あお」を桶いっぱい汲み入れ板切れを浮かせて、担いで売り歩く早朝の足音が耳に残る。(板切れは桶の水の揺れを圧えるはたらき)。
叔母の淹れてくれた「あお」のお茶は癖のない味で、特に茶人に重宝されたようであった。長きに及び筑後川の恵みも今に至っては川の上流に出来た堰が自然の流れの水質を大きく変えたのであろうか。(中島勝子)
   

 『九州俳句』161号「風紋」より引用。

このあおとおなじかは知らないけれども、海の近くに暮らしておられる方々だけの知識がないとわからない句なんだろうと思う。

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_49d4.html

あと、連想したのは、

名月は二つこそあれ一夜川  各務支考

一夜川は筑後川の別名だという。
千年川ともいいますから、対照的ではあります。
この命名のひみつ、生活の中からうまれてきたのだろう。
知りたい。リアルに知りたい。とおもった。

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コメント

淦,赤、垢、閼伽

どれも同じ音。あか。
連句を座でまいているとき、たくさんの辞書があったので、頼んでこの時とばかりに淦を調べてもらいました。
船底にたまる水。
汚い、不浄のものだろうか?
しかし、閼伽と音が通じます。
閼伽であれば、茶人が未明に起き出し、井戸から汲み出す、もっともきれいな時間帯の水、精華水と通じる。ほとけに捧げる水。
あかとあおはどことなく似ている部分があるようだな、と、朝一でこの☟文を読んでも感じました。

ところで、
らんさんのこの感性。

竹かごの隙間にかかる秋時雨    らん

竹かごの網目の隙間のなんにもないところを秋の時雨が通っていく。
よく目が届いた細かい描写で、あとからしみじみ、感心させられました。
石橋秀野の句にたくさん時雨の句がありました。
記憶が薄れていますが、はかどこの句にもあったなあ。あとで探してみる。

ここ、もう一度確認したかった、開かれていました、ありがとうございます。

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