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2013年7月31日 (水)

平成26年度診療報酬改定の動向(6)早急に地域ごとのシステム構築を

保健医療経営大学学長
橋爪 章
2013 年 7 月 31 日 平成26年度診療報酬改定の動向(6)
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社会保障制度改革国民会議の報告書(案)の総論部分で医療に特に言及した部分の抜書きの続きです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
地域づくりとしての医療・介護・福祉・子育て
今後、大都市では、75歳以上の高齢の高齢者が急増する一方、地方圏では、75歳以上の高齢者数の伸びは緩やかになり、減少に転じる地域も少なくない。
一方、過疎化が進む地域では、人口が急速に減少し、基礎的な生活関連サービスの確保が困難になる自治体も増加する。
このように地域ごとに高齢化の状況が異なっており、また、地域の有する社会資源も異なることから、各地域において地域の事情を客観的なデータに基づいて分析し、それを踏まえて、医療機能の分化・連携や地域包括ケアシステムの構築など医療・介護の提供体制の再構築に取り組んでいくことが必要となる。
高齢化に伴い患者が急増する中で、医療資源を有効に活用し、より質の高い医療提供体制を実現するため、医療機能の分化・連携を強力に進めていくことが必須であるが、その改革の実現のためには、在宅等住み慣れた地域の中で患者等の生活を支える地域包括ケアシステムの構築が不可欠である。
過度な病院頼みから抜け出し、QOLを目標として、住み慣れた地域で人生の最後まで、自分らしい暮らしを続けることができる仕組みとするためには、病院病床や施設の持っている機能を、地域の生活の中で確保することが必要となる。
すなわち、医療サービスや介護サービスだけなく、住まいや移動、食事、見守りなど生活全般にわたる支援を併せて考える必要があり、このためには、コンパクトシティ化を図るなど住まいや移動等のハード面の整備や、サービスの有機的な連携といったソフト面の整備を含めた、人口減少社会における新しいまちづくりの問題として、医療・介護のサービス提供体制を考えていくことが不可欠である。
このような地域包括ケアシステムの構築は、地域のもつ生活支援機能を高めるという意味において「21世紀型のコミュニティの再生」と言える。
病床機能の分化・連携や、地域包括ケアシステムの構築は、団塊の世代のすべてが75歳以上となる2025(平成37)年に向けて速やかに取り組むべき課題であり、その実現に向けて早急に着手し、地域の特性に応じて実現可能な体制を見出す努力を早急に開始すべきである。
医療・介護の地域包括ケアシステムの構築により、地域ごとに形成されるサービスのネットワークは、高齢者介護のみならず、子ども・子育て支援、障害者福祉、困窮者支援にも貴重な社会資源となり、個人が尊厳をもって生きていくための、将来の世代に引き継げる貴重な共通財産となる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
病床機能の分化・連携や地域包括ケアシステムの構築についての言及がありますが、それ自体は目新しい提言ではありません。
注目点は、病床機能の分化・連携や、地域包括ケアシステムの構築は、『速やかに取り組むべき』『その実現に向けて早急に着手』『早急に開始すべき』と、緊急性が繰り返し強調されていることです。
26年度診療報酬改定の重点事項となるのは間違いありませんので、入院基本料の施設基準の変更等による病床機能の分化・連携のさらなる促進が仕組まれるはずです。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

アッサムさんのマリオットの盲点から、写真を一葉。

永遠のこどもが駈ける大落暉   かささぎ
夏の夕永遠に遠浅つづくやう

Football2_2

▼保健医療経営大学時間学講座、ご紹介-松永伸夫氏による。

What’s 時間学?(その15)
──第5回時間学研究会記録から──
 
今年1月からスタートした私たち保健医療経営大学「時間学研究会」の、会員による発表等、
これまでの具体的な歩みは次のようです。
(第1回、2013年1月17日)発会式、参加者(5名)
(第2回、2月21日)発表者:辻正二(本学教授)、発表題:「時間学とは何か」、参加者(6名)
(第3回、4月18日)発表者:辻正二(本学教授)、発表題:「時の尺度化:人類は時間を
    どのように理解しようとしてきたか」、参加者(7名)
(第4回、5月16日)発表者:橋爪章(本学教授、学長)、発表題:「タイムトラベルについて」
    参加者(7名、うち一般1名)
(第5回、6月20日)発表者:内田和実(本学准教授)、発表題:「観光・ツーリズムとまち
    づくりに関する『時間の問題』」参加者(5名)
そして(第6回、7月16日)木下宏一(本学非常勤講師)、発表題:「永遠と今─仏教の時間─」
    参加者(11名、うち一般5名)、です。         (敬称略)

 この歩みの中で何よりもうれしいことは、一般市民の方々の参加が現実となったことで
す。さらに会員からは市民の方が多く参加できる、みやま市「秋穫祭」等イベントでの
「時間(学)」についてパネルディスカッションなどの企画はどうだろうか、といった提案も
出されています。どうぞご期待ください。

アガパンサス・6

  写真は白木秀典先生

(保健医療経営大学キャンパス東側には南北全長700メートルの市道が整備されてい
 ます。新緑の季節には歩道に植えられた躑躅(つつじ)が市民の目を癒してくれま
   した。盛夏の今は、キャンパス側築山に美しく咲いている、このアガパンサスが
 気持ちを優しくしてくれています。一年前、本学の白木秀典先生から届いた力作を
 再度ご紹介させていただきました。ありがとうございました)

勉強会の様子を、今回は第5回時間学研究会記録から概要を抽出してみました。

1)日時  2013年6月20日(木)  18:30~20:45
2)場所  辻教授研究室  3)参加者 5名
4)発表者とテーマ  内田和実 先生(保健医療経営大学准教授)
       「観光・ツーリズムとまちづくりに関する『時間』の問題」
6)内容    発表者がハンドアウトにそって説明し、発表後に質疑応答があった。
発表の主要項目は、以下の通り。
1.「観光・ツーリズムにおける「時間」
2.まちづくりと「時間」
3.共生・対流時代における共鳴「時間」

アガパンサス・白と薄紫
 
その項目明細等の説明は次のようであった。
1.「観光・ツーリズムにおける「時間」
(1)観光・ツーリズムの規定要素
  「これまでの観光政策及び観光研究の対象」
(2)観光とツーリズムの違い
 観光とツーリズムそれぞれについて、語源・用例および歴史の説明があった。
 (定義)
   観 光:「楽しみのための旅行」が一般的(ビジネスは除外)
   ツーリズム:「ビジネスあるいはレクレーションなどを目的に、継続して
         1年を超えない期間で、日常生活圏を離れて旅や滞在を行うこと」
 また、実態経済上の違いについて、数値を示して説明があった。
(3)観光・ツーリズムと「時間」
 「時間」枠(需要サイド)と、地域(供給サイド)との関係を、日本と欧米との対比し   
  ての説明があった。
2.まちづくりと「時間」
(1)まちづくりの現代的課題
  民間企業、家族・地域コミュニティー及び行政の相互連携による、「新しい公共の
  場づくり」について説明があった。
(2)新たな公共の場づくりと共有される「時間」
 (仮説)まちづくりに成功している地域では、多層的に共有されている「時間」があ
     るのでは? 
   との研究分析結果がある(たとえば、由布院での映画祭や音楽祭等イベント後で
   の交流会)。
3.共生・対流時代における共鳴「時間」
(1)共生・対流時代の到来
   経済社会の大きな潮流と次世代ツーリズム
   グリーン・ツーリズムから都市と農山漁村の共生・対流へ
(2)共生・対流時代における共鳴板としての「時間」

朝風呂の 我にほほえむ アガパンサス
アガパンサス・7大輪
(朝の散歩のおりに築山の雑草をとっていますが、誤ってアガパンサスを切り取って
 しまいました。風呂場のバケツで一輪挿しにしています。)

7)質疑応答
  ・諸悪の根源は日本に有給休暇制度が無いことにあるという論調になっているが、も
  っと柔軟に考えると、価値があるもの(=時間)が金銭を媒介として取引できるよう
  な意識・制度改革ができればいいのではないか。まずは、時間に価値をつける所から
  考えるべきではないか。
  ・観光とツーリズムとは同じレベルで捉えることはできないのではないか。日本人に
  とっての観光は、お伊勢参りに始まる「光(聖なるもの)を見る」という意味合いを
  持ち、救いの極致でもある。観光は、いやしや急速の意味をもつ湯治とは別のものと
  して位置づけられるものではないか。
  ・ツーリズムは、その意味内容からすると、旅行と対比すべきものではないのだろう
  か。
  ・時間を共有する、共鳴することは意味があり、これができる夫婦は仲がいい。
  ・労働(価値をもつ)とは違うところに、余暇(価値あるものとして考えない)との
  違いが出てきた。
  ・田舎暮らしについては、団塊の世代のUターンが期待されたものの、現実には意外
  と帰ってきていないのではないか。また、都会生まれ、都会育ちの世代にとってはご
  みごみした場所が好きという人もいるし、緑がきらいという意識の方が強く働くので
  はないか。
  ・今回の発表内容は、「時間」の使い方について、一般的な視点から捉えたものであ
  った。時間には、「動き」と「出来事」と「意味づけ」がある。その点では、時間消
  費の枠内での1つの変数として捉えるのではなく、時間創出として時間を濃縮したも
  のとしてもとらえる必要があるのでは。「出会い」のきっかけが観光やツーリズムで
  あり、それは長ければ良いというものではない。
  ・自分達の大切な時間の使い方としては、旧暦がいい。

8)その他
・来年(平成26年)の日本時間学会の学会・総会の開催場所について
  日本時間学会の今年度学会・総会が去る6月8日・9日に山口大学を会場として
 開催されたが、辻正二会長の再選と、来年度学会・総会の開催会場として保健医療
 経営大学が決定したことの報告があった。

(投稿者:松永伸夫)

学長の発表のとき、かささぎは午後から仕事を有給とって行くはずであった。
が、おなじ隣組の方が亡くなり、お通夜にいくことになり、行けませんでした。
何を語られたのかと気になっていました。タイムトラベルか。ヘへっ!

ときどき、NHKの夜遅くあっているタイムトラベルの歴史ものを見ます。
半分眠りかぶりながら。いつか、ほんとに、可能なのだろうか。

なお、紫のよく見かける花、アガパンサスという名前とは。アスパラガスみたいな名前ではござんせんか。

  ガンマンの哀しき口笛アガパンサス  かささぎの旗

(のうこうそくのサイン・・・口笛が吹けなくなる。)

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コメント

アッサムさんところのモノクロの写真、なんとも言えませんね。
高校時代の卒業アルバムに載っていたサッカー部の写真を思い出しました。
いけまっちゃんやバシンちゃん、しゅうぞうくんが写ってた一枚。

高校時代は青春そのものだったと、いましみじみと思います。戻りたいとは思わない。勉強するのがいやだから。苦笑
でも、一度だけ、一日だけ返してくれるなら、食堂の二階にあった生徒会執行部室に返ってみたい。昼休みに弁当食ってたあの日に。

もうひとつ。
アガパンサス、響きも、それに字数だってよくないのに、短歌の題材としてよく使われてる花です。みずのいろ。さわやかなので、この花に惹かれるひとが多いのでしょうね。

高校時代のあの場所、わたしもはっきりイメージできるよ。
なんにんそろえば、イメージを実体化できるか。
エクトプラズムみたいなケムリがでてきそう。

と、昔が恋しくなるのは、老いているからだろうねえ。

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