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2013年7月15日 (月)

時事詠と川柳と俳句と短歌のあひだ

真夜中にブログアクセスの生ログを閲覧してると、ぽぽなさんにぶつかる。

ぽぽなさんはいろんなところで活躍しているのですね。
たくさんの受賞歴、輝かしくて、まぶしいです。
そんな中、川柳のシーンでぽぽなさんの俳句作品を書く姿勢が真剣に問われている文章にであいました。ここです。
http://daenizumi.blogspot.jp/2013/01/blog-post.html
そのままコピペしてもいいかな。ごめん。以下、引用です。
「俳誌「里」12月号の巻頭に「冬の星」10句(月野ぽぽな)が掲載されている。

   コネチカット銃乱射に倒れた子供たちの冥福を祈り
ぎしりぎしり山々哭きながら眠る
焼け跡のような心地よ冬の訃報
愛されぬ命は凶器より凶器
天狼のひかり幼き四肢ぬらす
いくたびも名を呼び冬の星増やす


10句のうち5句を引用した。詠まれている内容は前書きの通りで、月野ぽぽなはニューヨークにいて、これまでもハリケーンのことを詠むなど身近な事件を作品化しているらしい。この作品は同人欄「里程集」に投句されたものだが、これを巻頭に特別掲載することにしたのは発行人・島田牙城の判断である。島田は「困難な型といふこと ぽぽな作品に觸れて」で次のように書いている。

〈正直に言ふ。困難な道である。二十人の小さな命が無惨にも不條理に奪はれた、悲しいし、虚しい。その正直な気持を俳句にぶつけたい、ただそれだけでは、陳腐になる。哀しみを哀しみとして、虚しさを虚しさとして詠みたくなる事件は決して今回の銃乱射事件だけではない。たとへば、十二月二日に起きた笹子トンネルの事故にしても、怒りと哀しみに僕たちは包まれた。シリアでは今日も内戦で市民が命の危険にさらされ続けてゐる。どれだけ個別化できるのか、個別化するものは前書しかないのか、出来事としての個別化をしないのであれば、どこまで作者獨自の世界観に辿り着けるのか、その世界観に普遍性はあるのか、または普遍性を必要としないのか。里程集の投句を読んでゐて、原發のことや、身近には親族との死別や、作句契機だけを見ると掲載してあげたくなるものは多い。でも、思索・観照を経ない単なる吐露・報告に終はつてゐる作品が大半なものだから、これなら虚子の如く「詠むな」と命じるはうが楽だなとすら思ふこともある。隣の人と同じに悲しんでゐても、新聞報道と同じに怒つてゐても、それは俳句にはならない〉

島田の指摘は他所事ではない。「隣の人と同じに悲しんでいても、新聞報道と同じに怒っていても、それは川柳にはならない」と言えるからだ。」引用おわり。
おや。かささぎはこのブログを書かれている人に一度であったことがあります。
小池正博さん。れぎおんで十年前くらいにであいました。
連句大会のとき、前田先生から紹介されたので、そうとわかりました。
そのころ、れぎおん企画で、歌人の俵万智さんの「チョコレート革命」を読むという特集を前田先生が組まれ、小池さんも書かれていたと記憶する。のせられて、つい書いてしまった私は、しかし、おかげで大変勉強になりました。あのとき取り上げた歌は今も忘れない。俵万智がおかげで好きになったし。次のただ一首の力。
水仙をふるさとの花と思うとき暗き海色の花瓶を選ぶ    俵万智
  「チョコレート革命」所収
在りし日のわたくしといる春堤    増田まさみ
この増田まさみさんは、大牟田の谷口慎也先生の「連衆」誌でよく見かけました。
かささぎが最近よんだ歌の中に、この増田さんのお句とそっくりでありつつ、さきの俵万智の歌とも同じコードでつながっている作品があったので、紹介させてください。
朝顔はわがありし日の姿より少しさびしき水色に咲く  與謝野晶子
    「朱葉集」収録

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コメント

さいごの与謝野晶子の歌ですが、私がよんだのは、眞鍋呉夫の『夢見る力』(随想集)のなかで、言及され引用されていたから。
けっして朱葉集をひらいたわけではありません。
夢見る力は、以前高木さんを通じて先生に頂いていた本で、眞鍋呉夫のサイン入り本、でもあちこちしか読んでいませんでした。やっと全部よめた。
これまで感じていた眞鍋呉夫のなぞがほぼとけた。

ここ。

ぽぽなさん!
いまごろですが、ごめんね。
ながさきげんばくきのはいくをおねがいしたのが、締切前日で、それであきらめていたら、その日、その当日の忌日に、ていねいなおわびのメールと、にゅうよおくでの追悼イベントのポスター、添付して送信してくださってましたね。
って、かささぎの旗、きづくのがおくれてしまい、あああ、。
タイミングがずれて、お礼も言わないままでありますよ。不義理をごめんなんしょ。ぺこぺこり。(わすれていた!

時事短歌 検索でみえていた

ぽぽなさんはげんきだろうか
いま、仕事終え、歩きスマホで思う世の中

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