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2013年6月24日 (月)

爪を摘む

母の日を忘れて母の爪を摘む  飯塚  古野道子

批評:秋尾敏

「爪を摘む」は方言のようであるが、おもしろい言い方と思う。
ここは確かに「切る」という言葉を使いたくないところである。

これ、こないだの新聞俳壇の一句。
飯塚でも爪を摘む、というんだねえ。
ここ八女でもおなじです。
髪を切るも、髪を摘むといいます。
くしけずることを、髪をけずる。
かつおぶしではあるまいし。

ほかに、最近読んだ本で出会った句。

ゆく水や何にとどまる海苔の味  其角(表記はとどまるが踊り字)

これは久保田万太郎の『鴎外よりも』という小説に入っている句で、小説全体よりもこの一句が際立っていると保田与重郎(与重郎は與重郎です。あれ?なんだ出るんじゃん)が絶賛してる。その絶賛の賛辞のことばがすごく勉強になるんです。

やはり、俳句は読みにつきる。

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コメント

今朝の読売俳壇で強く惹かれた一句。

≫梅雨晴間認知症なる母を干す 椎名貴寿

どこか突き放した言い方にみえるけど、呆けゆく母への複雑な思いが読み取れる一句だと思った。むすめではこうは詠めない。

もうひとつ。
≫山桜桃小声を交す瓶の中  塚本宣雄

ゆすらうめが見えた。小声でふふるんとわらってる情景がみえた気がした。うまいなあ。

あらあら。
たった今せいこさんブログへ行ってきたばかり。

母を干すはいいねえ。
ドライだ。まさにドライ。サントリーじゃないけど。
あ。あれはアサヒ?

ともさんの歌が載っていたっけなあ。
帽子の夏のうただった。元気そうだった。

ここ。

湯豆腐やいのちのはてのうすあかり 久保田万太郎

「久保田万太郎は女運の悪い人だった。」

という書き出しのりょうそう先生の胡蝶留書がありました。こんどの『北極星』連句作品集中にです。
これを読み、ああ、だからか!と、やっと久保田万太郎が腑に落ちる。
小説家久保田万太郎は小説は並だったが俳句は天才的に優れていた、という評言とからめて、生涯を連れ添った三人の女性のこと、代表句湯豆腐やが生み出された座について書かれており、はっと瞠目させられた。


と同時に、息子の買ってた本、エッセンシャル思考に書かれていたことを思わずにいられなかった。

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