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2013年6月14日 (金)

薬局における在宅業務(1) 在宅医療での薬剤管理

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2013 年 6 月 14 日 薬局における在宅業務(1)

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在宅患者訪問薬剤管理指導料という診療報酬の評価項目があります。
平成6年に設けられた項目です
500点(5000円)で麻薬管理指導を伴えば100点(1000円)が加算されます。
なお、同一建物居住者の場合は350点です。
月4回まで(がん末期患者等の場合は週2回かつ月8回まで)算定できます。
このほか、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料(500点、月4回まで)、在宅患者緊急時等共同指導料(700点、月2回まで)があります。

また、調剤した場合、調剤料として在宅患者調剤加算(処方せん1枚15点)があります。
在宅患者が普段服薬している薬の受け取り方法は、家族が薬局に取りに行くことが多いのですが、そうでない場合は、医師か看護師が訪問の際に持ってくるか、薬局の薬剤師が届けることが一般的です。
全体の約4分の3は薬剤師による薬剤管理指導の機会がない在宅医療です。
在宅患者訪問薬剤管理指導や居宅療養管理指導の開始時に発見された薬剤管理上の問題点は、薬剤の保管状況(57%)、服用薬剤の理解不足(46%)、薬剤の飲み忘れ(36%)、副作用の発症(23%)、薬剤の飲みすぎ(11%)、薬剤の重複(9%)などでした。
(平成19年度老人保健事業推進費等補助金「後期高齢者の服薬における問題と薬剤師の在宅患者訪問薬剤管理指導ならびに居宅療養管理指導の効果に関する調査研究」)
薬局が在宅での薬剤管理指導に積極的に関わっていくことでこれらの問題の解消が期待されますが、
「薬局に薬剤師が少ない」「休日や夜間の対応を求められる」「無菌調剤ができない」ことが、対応できない主な理由となっています。
無菌調剤とは、がん患者など免疫力が低下している患者について、薬剤の混合時における微生物、異物汚染等を回避するため実施される調剤です。
在宅患者には無菌調剤を必要とする患者が多く、対応のためには無菌調剤の設備(クリーンベンチ等)を導入する必要があります

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼用語

クリーンベンチとは
クリーンベンチ
(clean bench, laminar flow cabinet)とは、生物学生化学的な研究に用いられる、埃や環境微生物の混入(コンタミネーション)を避けながら作業を行う(無菌操作)ための装置である。周囲からの微生物の混入を避けるため、作業を行う机の上のようなスペースの周囲に壁と天井を設けた、箱のような構造をしており、濾過精密濾過)した空気を作業スペースに吹き付けることで無埃、無菌の状態に保つものである。(ウィキペディア)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81

▼今朝のネットで拾った薬剤関連ニュース

生活保護費の約半分を占める医療扶助で、過剰な薬の処方を防ぐため、大阪府東大阪市が、各受給者が薬を受け取る薬局を1カ所に限定する「かかりつけ薬局」制度の義務化を、早ければ8月にも始める方向で調整していることが11日、分かった。適正な処方による受給者の健康管理が主な目的だが、高齢化などに伴って増大する医療扶助費の抑制につながる効果も期待できそうだ。(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130612-00000537-san-pol

▼保健医療経営大学オフィシャルブログニュースの転載です。

6月11日水曜日の3時限、「NGOの運営と展開」の非常勤講師としてソルトパヤタス(Salt Payatas)の小川恵美子事務局長にご来校頂き、「福岡からフィリピンの貧困を考える」というテーマでご講演して頂きました。

フィリピンは貧富の格差が大きく、大人の貧困が子ども達の貧困を生み、そして児童労働につながっている

現実についてドキュメンタリー・ビデオを交えて説明して頂きました。

写真1

 

NPO法人ソルトパヤタスは1995年の設立で、フィリピンの首都にあるゴミ山からリサイクルできるゴミを回収して生きている人達の支援から始まりました。

今は、ゴミ山で暮らす母親達に刺しゅうを覚えてもらい、フェアートレードのタオルやハンカチを日本で販売して得た収益金で貧困からの自立を促すという支援を行っています。

淡々とお話しして頂きましたが、ここまでの道のりはご苦労の連続だったと思います。

写真2

 

2011年3月11日の東北大震災の際、ゴミ山で支援を受けている方々が集り、自分たちで何かできないか考えた結果、地域の人を誘ってミサを行い被災者への祈りを捧げてくれたそうです。

また生活費の中から少しずつお金を出し合い、日本の被災者に送ってくれるようにと募金を渡してくれたのだそうです。

ソルトパヤタスの活動を通じて、相手を思いやる気持ちが通じ合い、互いの心を暖かくしてくれるということに感動しました。

今月(6月1日から30日)1カ月間は、ストップ!児童労働キャンペーン2013が行われており、

ソルトパヤタス児童ネットワークの会員です。

授業の最後には、このキャンペーン用に集合写真を撮りました。フィリピン出張前のお忙しいところ、

お時間を頂きまして本当にありがとうございました。

写真3

(記事作成:伊達教授、投稿:高尾)
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