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2013年6月 5日 (水)

社会保障審議会医療保険部会の動き(11) 被用者保険基盤強化のために

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2013 年 6 月 5 日 社会保障審議会医療保険部会の動き(11)

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医療保険部会では、被用者保険の課題についての論点が次のように整理されています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(被用者保険の基盤強化)
○ 25 年、26 年の2年間で、被用者保険の最後の受け皿機能を果たしている協会けんぽをはじめ、被用者保険全体の持続可能性を維持するための制度改正を実現する必要。
○ 協会けんぽに対する国庫補助割合を健康保険法本則に規定する20%まで引き上げ、高齢者医療制度の抜本的な見直しを行うという最低限必要な改革の実現に向けた道筋をつけるべき。
○ 協会けんぽの破綻は被用者保険の破綻、国民皆保険の破綻につながるため、協会けんぽの財政基盤強化が喫緊の課題であり、医療保険部会のこれまでの審議で異論はなかった。
○ 高齢者医療の多額な拠出金によって、被用者保険全体が厳しい財政運営になっており、前期高齢者も含めた高齢者医療に対する税投入割合の拡充を検討していく必要がある。
(後期高齢者支援金の全面総報酬割の導入とそれにより生じる公費の使い途)
○ 負担できる能力のある人が負担しながらみんなで支えていくという総報酬割は導入すべき。
○ 総報酬割で浮いた公費の使い途については、いろいろな論議をして、最終的にどこへ充てるか決めていけばよいが、被用者保険から退職された方々を国保で受け入れていることを理解していただきたい。
○ 国保も含めて、医療保険制度全体での公平の確保について検討すべき。
○ 総報酬割で浮いた公費を国保に投入することについては大変心強く、有力な解決策の一つ。国保あっての国民皆保険制度であり、医療保険制度全体を守ることを最優先課題として、まず国保に公費を投入するということであれば、今回の改革にふさわしく、国民の理解も得られるのではないか。
○ 後期高齢者支援金の全面総報酬割で浮いた2,300億円の国費を国保に投入するという提案については、一つの有効な手段と考えるが、各保険者の理解が必要であり、今後も増高が見込まれる医療費への対応も含めて、国が安定した財源を確保するとともに、持続可能な制度となるよう、十分な議論をすべき。
○ 総報酬割で削減されるのは公費だけであり、被用者間の助け合いとはならない。総報酬割で浮いた公費を国保に持っていくことは、理不尽かつ、理念も納得性もない案であり、全く認めるわけにはいかない。拠出金負担が保険料収入の4 割を超えている状況の中で、現役世代の負担を緩和する方向で活用なければ、総報酬割に賛成するわけにはいかない。
○ 全面総報酬割の導入は、被用者保険内の負担の公平性を実現するためであって、国民健康保険の財源を捻出するということではない。総報酬割導入で財源が浮くということであれば、被用者保険グループ内の負担の調整によるものであり、協会けんぽの財政基盤の強化など、被用者保険の負担を軽減するというのが筋。
○ 後期高齢者支援金への全面的な総報酬割の導入自体は賛成だが、それによって生じた財源は被用者保険の財政基盤の強化、とりわけ協会けんぽの財政基盤の強化に充てるべき。
○ 総報酬割によって浮いた国庫負担分をそのまま国保の支援に回すことには反対。協会けんぽの国庫補助率を20%にするための財源にするなど、被用者保険で出たものは、被用者保険で使うべき。
○ 全面総報酬割導入で生じた財源は、被用者保険グループ内の負担の調整によって生じた財源であるため、協会けんぽの財政基盤の強化など、被用者保険の負担を軽減するということが筋であって、国保の財政支援のための総報酬割りの導入というのは筋違い。その上で優先すべきは、被用者保険の最後の受け皿機能を守るために、協会けんぽに対する国庫補助割合の20%の引上げなどについて道筋をつけること。
○ 前期高齢者医療に総報酬割で浮いた公費を入れるべき。国保側の勘定を65 歳以上と未満に分けて、前期高齢者の方に投入すれば、被用者保険側の納付金負担が軽減されることになるので、反対しない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「総報酬割」というのは、総報酬が多い人からの保険料の徴収額を増やそうというもので、比較的高給の加入者が多い組合健保からの後期高齢者支援金が増加し、その分、国庫負担が軽減されます。
試算では2300億円の国費負担が軽減されますが、軽減分が何らかの形で被用者保険に還元されないと、一方的に負担が増える組合健保の理解を得ることはできません。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▼オフィシャルブログから

「ペットボトルのキャップを集めて、途上国の子らを支援」

という運動と地道に取り組んでいる、保健医療経営大学のiサイクル同好会
有明新報に掲載されたことが紹介されています。
こちら。
http://www.healthcare-m.ac.jp/app/mb/
かささぎは、ペットボトルのキャップは、どうしようもなくて、燃えるゴミに捨てていました。
ごめんなさい。こんどからとっておこう。
みなさまもよろしくご協力の程、お願いいたします。

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コメント

ペットボトルの蓋、我が家も結構な量がたまっています。
来月の、大学の講座を聞きに行こうと思っていますので、その時にでも持参したいと思っています。

ところで、7月9日の講座を受けに行きたいのですが、手続きとかは必要ですか?お知らせいただければ助かります。

事前申込みは不要で飛び入り歓迎です。

アラ。
今日はむむの日だ。

分かりました。
よろしくお願いします。

ぼんさんの受講予定は、
七月九日、火曜日、お昼一時から二時半。
講師は高山美佳さん☟
おもしろそう。

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