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2013年6月13日 (木)

在宅歯科医療について

保健医療経営大学学長

橋爪 章
2013 年 6 月 13 日 在宅歯科医療について
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高齢者の平均残存歯数の推移は次の通りです。
(年 齢) 平成5年 平成23年
60~64 17.1⇒22.5(本)
65~69 12.6⇒21.2
70~74 10.6⇒17.3
75~79  6.7⇒15.6
80~84  5.1⇒12.2
85歳以上  3.2⇒ 8.4

高齢になっても残存している歯の数は着実に増えてきています。
20年前には80歳になって残存している歯は5~6本だったのですが、現在は倍以上です。
8020運動は80歳で20本の歯を残そうという運動です。
80~84歳で20本残存を達成している者の割合は平成5年には11.7%だったのですが、平成23年には28.9%となっています。
残存歯数が少なくなるほど要介護のリスクが高くなる傾向があります。
(要介護と残存歯数に関する疫学研究:馬場みちえら、日本老年医学会雑誌42巻3号2005)
また、口腔ケアを行っている要介護者は発熱率や肺炎発症率が低いようです。
(要介護高齢者に対する口腔衛生の誤嚥性肺炎予防効果に関する研究:米山武義、吉田光由他、日歯医学会誌:20,58-68,2001)
在宅歯科医療の意義が大きいのですが、次の課題があります。
・平成20年度改定で創設された「在宅療養支援歯科診療所」の数は、全歯科診療所の約7%にとどまっており、地域差がみられる。
・歯科訪問診療を行う歯科医療機関は増加に転じたものの、いまだに必要数と供給量との差は大きい。
・在宅歯科医療における医療機関間の連携は診療報酬上の算定実績からみてあまり進んでいない。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

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