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2013年5月24日 (金)

西日本読者文芸欄から

庭隅の百年前の井戸跡にうす紫のしゃがの花咲く

     小郡  飯田淳子
使ふことなきを埋めたる井戸なれど水神様を踏むをためらふ
     宇美  宮内澄江
  (以上、栗木京子選)
天地(あめつち)のあはひに書簡つばくらめ
   小郡  さやま舞
いろいろの過去を許してひこばゆる
   八女  水町好江
  (以上、秋尾敏選)
伊万里富士大景にして浮寝鳥
   伊万里  原宗次郎
初幟(のぼり)染め抜きし名の天翔ける
   久留米  秋吉鈴子
糸よりも細き春月上りけり
    太宰府  入江眞己子
惜春や壱岐に果てたる曽良の墓
    福岡早  原田初子
筑後路は野仏多し桃の花
    久留米  岡 望
  (星野椿 選)
うわ、もう時間がなくなりました。
あと、伊藤一彦選がのこりました。北川透のえらぶシも。
すみません。ではいってきます。

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コメント

かささぎさん、お久しぶりです。
いつも自分のことばかりで申し訳ないのですが、きのう驚くことがありました。

「香川先生、ザ・ヴァイオリン、中古にプレミアがついてアマゾンで5000円になってますよ、ご存知でしたか?」だって。

びっくりです。なんでかなあ・・・まあ、二束三文よりいいけど。

ジャンヌダルクさん!
お久しぶりです。

お元気そうで何よりです。
急に暑くなりました。

千円が五倍に、ですか。そりゃすごい。株よりすごいですね。なんぶだされてましたか。私持っておこう。

著者のサイン付きだともっと高くなりますよ。

こないだよしこ先生からコメントいただき、そのままになっていました。
今日、ザ・ヴァイオリンをぱらぱらとめくっていたら、この部分が目にとまりました。
1941年、イーゲーファルベンが開発した猛毒がソ連兵捕虜900人に対して試された、かれらは十分以内に絶命した。よってユダヤ人の集団虐殺に使用されることになった。1942年、ヴァンゼー会議、ユダヤ人絶滅政策のもと東部強制移動、労役などが決定された。国家保安本部長ハイドリッヒ、記録係アイヒマン。(かささぎ、勝手に約めました)
この部分、じっさいに名前を検索してみますと、実在の人物なんですね。
写真や年譜付きで出てまいります。
ことにアイヒマンという人は、姓がヒトラーとおなじくアドルフといい、戦後イスラエルで裁判にかけられて絞首刑になってます☟。
そういうことを、わたしはこのよしこ先生のご本をよむまで知りませんでしたし、知ろうともしませんでした。なぜなら、こういう負の記憶には、顔を背けて通りたいからでした。
ザ。ヴァイオリンを読んだある人が、これは過去にあったホロコーストものの焼き直しだと評したことがありました。どこかで読んだ、と。
それは確かにそうかもしれません。わたしもすぐに、少女時代に読んだ、それも少女用に書かれていたアンネの日記や漫画で読んだストーリーを連想させられたくらいですから。
けれども、それはそれとして、これはまた別の視点をもった創作です。
歴史のおおきな出来事は、繰り返し後世に伝える義務があります。あやまちは繰り返しませんから。と、どこかのいしぶみに刻んだ言葉はそのあかしでもありました。
わたしたちは少し知っているけれども、こどもたちになると、なにも知らないことだらけで、伝わっていないことを恐れます。
そういう目で読み直すと、香川宜子著のザ・ヴァイオリンは、よく歴史を調べて書かれている小説だと驚かされます。
それに、香川先生はお医者さまなので、ふつうの小説家ならきっと書きとばすだろう部分、たとえば、ぎゅうぎゅうにすし詰めされた列車で護送(というより移送)された結果、立ちん坊で長時間狭いところに辛抱することによる失禁、女性の生理のことにまで筆が及んで、とてもリアルであることは、評価されると思います。もうとても怖くてたまりません。にんげんはこんなに残酷になれるかと。
一方、おなじ捕虜でも、日本での捕虜体験の素晴らしかったことを登場人物の音楽教師に語らせることで、生と死、明と暗のバランスをとっています。
いずれの話も創作ではなく実話がもとにありますそうで、無知だったわたしは眼をみはらされました。
なにか、感想をきちんと書かねば、と思いつつも、のびのびになっておりましたが、それだけはちゃんと伝えておきたいと思います。

こちらも読まれていた。

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