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2013年2月18日 (月)

筑後六市の医療と地域の活性化(6) みやま市を流れる医療費を例に、逃げるお金、とどまるお金

保健医療経営大学学長

橋爪章

2013 年 2 月 18 日 筑後六市の医療と地域の活性化(6)

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医療は、税を一方通行で投入するだけでなく、医療活動からの税収も生まれます。
前述(「医療と税(2)」http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-4a5f.html)しましたが、医療費のうち約半分は非課税医療施設(国公立、独立行政法人立、社会医療法人立の医療機関)へ流れてゆきますが、残りの約半分は課税医療施設へ診療報酬として流れてゆきます。
診療報酬から必要経費を除く約3割の収入に対し、2割前後の法人税あるいは所得税が課されます。
また、医療費の約半分は職員の給与として支払われます。
給与所得の3割前後には所得税・住民税が課されます。
医療費の残りの半分は仕入れや施設設備整備等の取引に支払われます。
これらの取り引きには5%の消費税が課せられます。
取り引き業者にも取引額から必要経費を除いた収入に対し法人税や消費税が課せられます。
これをみやま市の医療費161億円にあてはめると、40億円規模の税収を生んでいる計算になりますが、みやま市の行政サイドにはそれほどの実感はありません。
みやま市の医療施設は、2病院(計507床)と28医科診療所と18歯科診療所です。
全国平均で、病院は1床あたり1300万円、診療所は1施設あたり1億円、歯科診療所は1施設あたり3700万円の診療報酬を得ていますが、これをみやま市の医療施設数にあてはめると、みやま市内の医療施設に流れている医療費は101億円ということになります。
市民が費やしている医療費との差額の60億円のうち市内の調剤薬局が受け取る額を除いた額は市外へ流出しているということになります。
同様の計算を柳川市(7病院979床、55医科診療所、36歯科診療所)で行うと71億円の、筑後市(2病院441床、41医科診療所、30歯科診療所)では55億円の市外流出です。
経済にプラスとは資金が地域内を循環することであり、経済にマイナスとは資金が停滞するか逃げてゆくことです。
みやま市と柳川市と筑後市では、各市内の医療施設が全国平均を大きく上回る診療報酬を得ていない限り、毎年、医療によって巨大な額が市外流出しています。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

へえ~。そうなの。
みやまはともかく、柳川は71億、筑後は55億のお金が逃げてってるの。
では八女は、大川は、大牟田は。自分で計算して考えてみよう。

▼昨日のアクセス解析から

{医療消費税}という検索ワードで、かささぎ版学長ブログのこの記事が読まれていた。、http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-4dbb.html#comment-95543183
その周辺からこの記事。http://lohasmedical.jp/archives/2011/06/post_171.php

開く間も惜しいあなたへ。以下引用。

「今では、年間に支払っている消費税の額が、大学病院だと1施設当たり約3億4000万円、公的病院で約8000万円、民間病院は3400万円というデータもあります。これでは医療機関が潰れてしまうと、医師会や病院団体が声を上げるようになっています。」

ブラックボックス

 
 私は2009年6月の参院厚生労働委員会でこの問題を取り上げ、当時の舛添要一厚生労働大臣、与謝野馨財務大臣を追及しましたが、大臣からの答弁は「診療報酬は2年に1回見直しをして、必ず消費税の分、手当できるようにしている」でした。嘘をつけと思って、「ではカウントしている計算式を出してください。手当てしている証拠を出してください」と言うと、「それはない」と。
 また、本当にすべての診療報酬に「平等に」消費税分が上乗せされているのかというと、答えは「No」なのです。診療報酬項目は全部で約4000項目あるのですが、そのうち36項目にのみ消費税分が上乗せされているんです。例えば「高エネルギー放射線治療」や「閉鎖循環式全身麻酔」、一部の入院料などに上乗せがあります。そもそも約4000の医療行為のうちのどうして36項目だけなんでしょうかね? 不思議です。この数字はどこから出てきたんでしょうね。
 実は消費税が導入される1989年、当時の大蔵省から厚生省に「これが消費税分ですよ」と財源がポンと渡されたんです。その時に厚生省保険局が「これは自分たちに来たボーナスだから、自分たちの付けたいところに付けるんだ」と勝手に解釈して付けたのが、たまたま36項目だったんです。
 こんなこと許されますか? 大蔵省から出たお金を厚生省の役人が勝手に付けたなんて、こんなことしたらだめですよね。しかも、その36項目だけでは本来必要な上乗せ分の6割程度しかカバーできず、年間1病院当たり平均7482万円の持ち出しになっていると言われているのです。

▼鵲のひとりごと

上記ブログのあるじ、「梅村聡」って、何者?
政治家か~。で、医師ね。
知識がパない。乙四郎とおなじだ。
色抜きしたところ、面白い。
いい加減といやこんないい加減ないなー。
だけどさ。
どこで手を打っても完全ではないとすれば、これもアリだろうよ。
まず、財源ありき。って考え方。あとは運次第。

ところで、これ、いつの記事。
あのさ。検索アクセス順位表ではいろんな記事が溢れているけど、今とは限らない記事がずうっと不動の上位をキープし続けているっての、多いよねえ。
これ、いまのことだと決して思ってはいけませぬ。
ことに医療記事は。次々に変わっているから。

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