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2012年12月25日 (火)

平成23年患者調査(7) 外来患者数の増減から

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2012 年 12 月 25 日 平成23年患者調査(7)

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外来患者数の総数は、この15年(平成8年→23年)で大きな変化がありません。
しかし疾患により増減があります。
腎不全など腎疾患は8割増です。
人工透析患者が増えているのでしょう。
精神及び行動の障害は4割増です。
内訳として、うつ病などの気分障害が10割(2倍)増、統合失調症などの妄想性障害が3割増、神経症、心身症やストレス関連障害が1割増です。
妄想性障害の入院患者数が2割減であるのに外来患者数が3割増であるのは、統合失調症の脱入院化が進んでいるからでしょう。
歯科疾患は、歯周疾患が7割増、歯の補てつが2割増です。
このほか、悪性新生物と神経系疾患が3割増、骨折が2割増、糖尿病が1割増です。
悪性新生物は入院患者数が変わらないのに外来患者数は3割増です。
手術成績が向上し、外来管理にがん治療のウェイトが移りつつあることのあらわれでしょう。
糖尿病は入院患者数が4割減であるのに外来患者数が増えています。
インシュリン自己注射など在宅管理療法が普及していることのあらわれでしょう

入院患者数も外来患者数もともに増加している腎疾患、気分障害、神経系疾患、骨折は、患者の絶対数が増えているのでしょう。
入院患者数が3割減であった消化器系疾患は外来患者数も大きく減っています。
胃・十二指腸潰瘍が7割減、胃・十二指腸炎が6割減、肝疾患が5割減です。
入院患者数が半減した虚血性心疾患は、外来患者数も4割減です。
入院患者数が2割減した脳血管疾患も、外来患者数は4割減です。
高血圧症の管理が普及しているためかもしれません。
虚血性心疾患と脳血管疾患による死亡率も、年々改善しています。

保健医療経営大学学長ブログ転載

▽鵲の連句的ひとりごと

きのうの「脱入院」引用記事にあった、ケネディ家のユーニスについて。
ジョンケネディがこの妹のためにポストを与えた、そしてその妹はローズマリーという知能障害のある姉のことをいつも不憫に思っていた。スペシャルオリンピックス(知能障害者のオリンピック)が始まったのは、この人のおかげであること。その世界では天皇の如き存在だった、とあります。知りませんでした。

http://blogs.yahoo.co.jp/itohh2000/55449909.html

http://blue.ap.teacup.com/qmss/2090.html

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