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2012年12月10日 (月)

平成23年医療施設調査・病院報告(15) 標準看護師数をもとに看護師数をみれば

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2012 年 12 月 10 日 平成23年医療施設調査・病院報告(15)

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医師数の場合と同様、人口10万対1日平均患者数から標準看護師数を割り出して鳥瞰してみます。

医療法により入院患者4人あたり1人の看護師を配置しなければならない病床(療養病床等)の人口10万対1日平均患者数は477人(標準看護師数119人)、入院患者3人あたり1人の看護師を配置しなければならない病床(一般病床等)の人口10万対1日平均患者数は540人(標準看護師数180人)、患者30人あたり1人の看護師を配置しなければならない外来の人口10万対1日平均患者数は1097人(標準看護師数37人)なので、人口10万人あたり計336人の看護師が必要ということになります。
(※特定機能病院の人員配置標準は計算に入れていませんので厳密ではありません。)

実際の病院従事看護師数は人口10万人あたり672人ですので、標準看護師数の2.0倍の看護師が病院で働いていることになります。
医師数の場合と同様、都道府別に、人口あたり看護師数と標準看護師数との比が大きい順に並べると、次の通りです。
医師数の場合には大きな開きがありましたが、看護師数については地域差がほとんどありません。
地域の看護師の数を決定する要素は病床区分ごとの病床数であるということができるでしょう。

(都道府県)
2.2 滋賀、長野、宮崎
2.1 岐阜、宮城、沖縄、愛知、東京、青森、岡山、鳥取、山形
2.0 福島、兵庫、神奈川、香川、群馬、三重、大分、島根、岩手、福岡、石川、広島、静岡、栃木、愛媛、奈良、佐賀、長崎、和歌山、秋田、大阪、鹿児島
1.9 福井、茨城、北海道、富山、新潟、熊本、山梨、千葉、京都、埼玉、高知、徳島
1.8 山口

(指定都市・特別区・中核市)
2.4 宮崎市、前橋市
2.3 大津市、豊田市、仙台市、千葉市、高槻市
2.2 東京都の区部、横須賀市、尼崎市、岡山市、倉敷市、姫路市、福岡市、盛岡市、名古屋市、長野市、西宮市、岐阜市、旭川市、広島市
2.1 青森市、久留米市、横浜市、神戸市、鹿児島市、高松市、函館市、秋田市、さいたま市、静岡市、郡山市、大阪市、熊本市、岡崎市、松山市、北九州市、大分市
2.0 福山市、相模原市、金沢市、いわき市、新潟市、川崎市、浜松市、長崎市、和歌山市、高知市、奈良市、富山市
1.9 札幌市、船橋市、京都市、東大阪市、柏市
1.8 川越市、宇都宮市、高崎市、堺市、下関市
1.7 豊橋市

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

参照)

▼標準看護師数の求め方

<病院の標準看護職員数の算定方法>

下記のAとBを足した数

A:一般病床の入院患者÷3+療養病床の入院患者÷6

(端数は切り上げ)

B:外来患者≦30→1人(31人以上の場合は、30又はその端数を増すごとに1)

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-ef0b.html

▽鵲のひとりごと

標準数というのは、お役所言葉で最低限これだけはという意味らしい。
おや。宮崎がトップだ。
前々回の記事の人口十万当たり看護師数では、宮崎は七番目に看護師が多い県。それが人口十万当たりの患者数に必要な看護師標準数での比較になると、宮崎が一位で、全体の看護師数トップだった高知は平均値(2・0)以下。

ただ単に全体の看護師数でみれば、高知県が一番多くの看護師を擁するが、
各種病床ごとに必要な最低限の看護師数をどれだけ満たしているかでみると、宮崎がいちばん多い、ということなのか。

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