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2012年11月28日 (水)

平成23年医療施設調査・病院報告(5)  県別診療所密度および診療所数:病院数の比率

保健医療経営大学学長

橋爪 章

平成23年医療施設調査・病院報告(5)

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診療所は病床数20未満の医療施設で多くは無床診療所です。
診療所はプライマリーケア(一次医療)の拠点施設であり、診療所が多い地域では、医療需要の多くを診療所で受け止めることができます。

人口10万対一般診療所数は全国平均77.9です。
最も一般診療所密度が高い県は和歌山県で106.4、低い県は埼玉県で56.6です。
病院ほどの地域差はありませんが、高い県と低い県とでは2倍の差があります。
密度順には次の通りです。

和歌山(106.4)、島根(102.8)、長崎(99.8)、徳島(97.3)、東京(95.6)
京都(94.3)、大阪(92.8)、広島(91.5)、兵庫(89.0)、山口(88.5)
鳥取(88.4)、福岡(88.4)、愛媛(87.1)、岡山(83.6)、奈良(83.5)
鹿児島(82.9)、香川(82.5)、大分(81.7)、佐賀(81.6)、三重(81.5)
熊本(80.5)、宮崎(79.5)、山形(79.2)、山梨(79.2)
群馬(77.7)、高知(76.5)、秋田(76.4)、岐阜(75.8)、石川(74.7)
福井(73.6)、長野(72.5)、静岡(71.8)、富山(71.0)、滋賀(71.0)
神奈川(70.9)、新潟(70.9)、栃木(70.6)、福島(69.9)、岩手(68.6)
愛知(68.2)、宮城(67.5)、青森(66.3)、北海道(61.6)
千葉(59.2)、沖縄(59.2)、茨城(57.8)、埼玉(56.6)

病院密度が高いところは診療所密度も全国平均以上であるところが多く、低いところは全国平均以下のところが多いようです。
一般診療所数と病院数との比は全国平均では11.6です。
病院と診療所との役割分担が明確であれば、この比のばらつきは少なくあるべきですが、実際は大きな開きがあります。
比が大きい順に、次の通りです。

東京(19.6)、神奈川(18.7)、滋賀(16.7)、奈良(15.5)、愛知(15.5)
大阪(15.4)、岐阜(15.1)、三重(14.8)、静岡(14.5)、兵庫(14.3)
京都(14.2)、島根(13.6)、山形(13.5)、千葉(13.2)
栃木(12.9)、新潟(12.9)、埼玉(11.8)、群馬(11.7)、長野(11.7)
和歌山(11.5)、鳥取(11.5)、山梨(11.3)、宮城(11.1)、秋田(10.9)
福島(10.7)、広島(10.5)、岩手(9.8)、福岡(9.6)
茨城(9.3)、岡山(9.3)、青森(8.9)、長崎(8.8)、香川(8.8)
沖縄(8.7)、山口(8.7)、石川(8.6)、愛媛(8.6)、福井(8.2)
富山(7.0)、熊本(6.8)、徳島(6.7)、宮崎(6.3)、佐賀(6.3)
大分(6.1)、
北海道(5.8)、鹿児島(5.3)、高知(4.2)

病院密度が高い九州7県と四国4県と北海道は、すべて全国平均を下回っています。
1件あたり医療費は診療所より病院のほうが割高ですので、これらの道県では医療費が高くなります。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

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