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2012年10月 9日 (火)

平成23年度医療費の動向(9) 1位整形外科でさえ薬局には及ばず

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2012 年 10 月 9 日 平成23年度医療費の動向(9)

診療所の主な診療科別の1施設あたり医療費は次の通りです。

科   1件あたり医療費 23年伸び率 22年伸び率

整形外科  1億2342万円   2.1%   0.8%

外   科 1億 258万円   1.8%   1.1%

内   科 1億 210万円   2.2%   0.7%

眼   科   9853万円   0.5%   1.4%

耳鼻咽喉科   7921万円  -0.9%   6.1%

皮 膚 科   7435万円   1.9%   1.6%

小 児 科   7221万円   1.7%   2.8%

産婦人科    6528万円   0.9%   4.1%

歯   科   3772万円   2.4%   1.3%

保険薬局   1億3000万円   6.4%   1.4%

最も医療費(保険診療収入)が多い整形外科でも保険薬局の1施設あたり1億2710万円(処方箋調剤分)には及びません。

診療科の中では産婦人科の医療費が少ないのですが、医療費統計には正常分娩、差額ベッド、薬局で処方せんなしで購入する医薬品などは含みませんので、実際の収益は、週に1~2人くらいの分娩数であれば内科と同じくらいの収益があると思われます。

小児科は小児の数の減少を反映し、医療費が少なくなっています。

22年の診療報酬改定年には、耳鼻咽喉科と産婦人科と小児科が他診療科より伸びています。

耳鼻咽喉科は前年の21年度にマイナス2.3%と他診療科より大きく落ち込んでいましたので政策的な調整で診療報酬が優遇されたのかもしれません。

産婦人科と小児科は、それぞれの診療科の医師不足対策としての政策誘導でしょう。

歯科は歯科診療所数が多いため、1施設あたり医療費は少なく、この医療費で、設備費、材料費や歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士などの人件費を賄うのは厳しいでしょう。

歯科診療所は自由診療(矯正、インプラントなど)に収入源を求めざるを得ない状況ですが、自由診療収入が保険診療収入と同じ額だけあったとしても、診療科の中では少ないほうです。

保健医療経営大学学長ブログ転載

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