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2012年9月30日 (日)

スーパーGTでの臨時編成医療チーム

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2012 年 9 月 30 日 臨時編成の医療チーム

昨日と本日、国内最高峰の自動車レースであるスーパーGTの第7戦が大分県のオートポリス国際レースコースで開催されています。

先月、本学学生がママチャリWGPで疾走したコースです。

このような自動車レースには事故がつきものですので医療チームが必要です。

レースは開催されない日のほうが多いので常設の医療チームはありません。

医療チームはレース開催日に臨時に編成されます。

今回は大レースなので様々な専門分野の医師が両日で15名も集められました。

普段は、大学や医療施設に勤務している医師たちです。

私も、昨日のレース要員として参加しました。

医師以外にも大勢の看護師、救急救命士や救護要員が集められています。

これだけの医療スタッフが結集すると、突如として大病院が生まれたようなものです。

しかし問題は、このような臨時編成の医療チームが、チーム医療を行えるか否かです。

医療従事者が何の統一性もなくばらばらに対処していたのでは救える命も救えません。

しかし、そういう心配は杞憂でした。

医師団長があらかじめ指名されており、レース前に事前学習資料が各医師へ送付されてきました。

自動車レースで警戒すべきことには、たとえば強い衝撃による脳障害があります。

各医師がレーサーの意識障害や意識消失について事前学習し、医師間で共通認識が形成された上で結集します。

レースは9時の開始ですが、早朝7時にミーティング、7時半からは救出・救助訓練です。

スーパーGTマシン全車には、Gセンサーという衝撃の強度を記憶する装置が装着されていて、事故が発生した際、事故車へ近づきながらGセンサーを確認します。

見た目は大丈夫でも、Gセンサーが発光していたら、レーサーの脳へ強い衝撃が加わっていますので精密検査が必要です。

オートポリスには医療設備が充実しているとはいえ、CTやMRIはないので、大病院への緊急搬送が必要となります。

昨日は台風の接近で視界が悪くヘリコプターが飛べない条件でしたが、気象条件が許す限り、大レースの当日はヘリコプターをスタンバイさせています。

昨日は、Gセンサーの確認訓練から始まり、シートにしっかりと固定されているレーサーの車外への運び出し要領などを学びました。

今回のレースには高電圧バッテリーを搭載しているハイブリッド車も出場していますので、感電防止のための手順も学習しました。

事故車からの救出には、救助者にも火傷や感電のリスクがあります。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▽鵲のひとりごと

今日のニュースは、大型台風の関東への接近で、また各地に避難命令が発せられたというものだった。こんな夜更けに避難か、たいへんだなあ。でも避難勧告のおかげで大事にいたらないから、文句は言えないな。

あれはどこだっけ、姫路?の工場で何かの化学反応によって爆発が起きてしまい、真っ先に駆けつけた消防士がまだ28歳なのに全身やけどで殉職されました。
事故はいつでも突発的。とはいいながら、工場でのこのような事故、防ぎようがなかったのか、また、救助や消火方法など事前にあらゆる場合を想定して訓練できなかったのかと、いたましい思いでいっぱいだ。

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