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2012年8月17日 (金)

社会医療診療行為別調査(4)  デフレ社会で医療はインフレ

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2012 年 8 月 17 日 社会医療診療行為別調査(4)

医科の1件あたり点数は平成16年に35867点だったのが7年後の平成23年には47551点となっています。

1件あたり点数というのは、一般小売業にあてはめると、商品小売価格を平均したようなものですので、7年間で1件あたり点数が33%増加したということは消費者物価指数が33%増加したようなものです。

実際の消費者物価指数は平成16年から平成23年にかけて約1%減少していますので、医療はデフレ社会の中のインフレというややこしい事態の中で経済が動いているということができます。

デフレ(消費者物価指数の減少)下にあっても、商品によっては値上がりが続いているものがあります。

同様に、インフレ基調の医療の中でも、診療行為によっては、大きく増加しているものも、減少しているものもあります。

DPCの他に、全体平均を上回って増加しているのは次の診療行為です。

 

(リハビリテーション:143%増)

改定年は大きなプラスですが、その翌年はそれほどでもありません。

現状評価(追認)型の改定の場合のパターンです。

平成 1件あたり 対前年

16年   875 +23.1%

17年   895  +2.3%

18年  1084 +21.2%

19年  1276 +17.7%

20年  1401  +9.8%

21年  1525  +8.8%

22年  1869 +22.6%

23年  2127 +13.8%

 

(手術:82%増)

平成 1件あたり 対前年

16年  4096  +5.0%

17年  4249  +3.7%

18年  4655  +9.5%

19年  5331 +14.5%

20年  6031 +13.1%

21年  5948  - 1.4%

22年  6564 +10.4%

23年  7441 +13.4%

 

(放射線治療:72%増)

改定年は大きなマイナスですが、その翌年は大きなプラスとなっています。

改定に合わせて現場診療実態がダイナミックに変化するパターンです。

平成 1件あたり 対前年

16年    88  - 38.8%

17年   166  +87.4%

18年   132  - 20.6%

19年   179  +36.3%

20年    93  - 48.4%

21年   125  +35.0%

22年   125   +0.2%

23年   151  +20.4%

 

麻酔(69%増)

近年の改定は現状追認パターンです。

平成 1件あたり 対前年

16年   598  - 3.6%

17年   712 +19.0%

18年   784 +10.1%

19年   795  +1.4%

20年   904 +13.8%

21年   912  +0.8%

22年   964  +5.8%

23年  1013  +5.0%

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▽一人ごと

デフレ社会でほかにインフレなのは何があろうか?

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