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2012年8月 8日 (水)

日本人の健康(5)  統計時の与件を考慮する

保健医療経営大学学長

橋爪 章

2012 年 8 月 8 日 日本人の健康(5)

「国民生活基礎調査」は長期入院患者を除外していますので、日本人の健康状況は、入院患者統計など医療機関発の統計を補完することによって全貌を把握することができます。

医療機関発の患者統計としては3年に1度の「患者調査」があります。

患者調査の対象は、全国の医療施設を層化無作為抽出した医療施設(病院:約7千、一般診療所:約6千、歯科診療所:約15百)を利用した患者です。

調査の時期は、10月中旬の3日間のうち医療施設ごとに定める1日です。

平成20年「患者調査」によると、人口千対受療率は次の通りです。

(患者調査は人口10万対の数値を受療率として公表していますが、国民生活基礎調査の数値と対比するため人口千対の数値に換算しました。)

 

(入院受療率)

全年齢   男  10.3  女  11.5

75歳以上 男  46.3  女  51.2

 

(通院受療率)

全年齢   男  46.9  女  60.3

75歳以上 男 121.6  女 119.8

 

国民生活基礎調査の通院率(全年齢:男348.1女390.4 、75歳以上:男717.6女724.7)と比較すると、患者調査の通院受療率は6~7分の1の数値となっています。

これは、患者調査が特定の1日に受療した患者をカウントしているためです。

平均受療間隔が6~7日であれば通院患者全体の6~7分の1がカウントされることになりますので、矛盾する数値ではありません。

入院患者については受療間隔が飛び飛びということはほぼありませんので、入院受療率の数値は人口あたりの入院者の実態をほぼ反映しています。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

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