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2012年7月26日 (木)

「打電かな」歌仙  裏の折端句

1「打電かな」歌仙  起首:平成24年晩春

花の句を案ずる如き打電かな   かささぎ  春
  卒業証書授与式を賀す       整子   春
できたてのシャボンの虹の蛇行して  乙四郎  春
  縦長になり進む自転車       呆夢   雑
先頭の子の目の先は月ばかり    兼坊    秋
   律の風いま鳥と分け合ひ     らん    秋


青きシダ敷かれて美(は)しき茸(たけ)の籠  せいこ  秋
  懸賞金で追はれたる人            そらん  雑
足音を聞けば尾行者かと思ふ   兼坊 雑
  
別れてすぐになぜか会ひたい   ぼん  恋
湘南のヨットハーバー高き波      せいこ  恋・夏
   錠に錆あり 夏の夜の霜    みやこ  恋離れ・夏
暗闇の下山くちびるをぶ厚くし    金子とうた 雑
   気管挿管きはめる倫理     あおい太郎  雑
ことはりを先に云っては翻る     ぼん   雑
   風はおのづと吹き起こるもの    かささぎ 雑
桜あり聖戦といふ戦あり     ぽぽな    花
   チキン南蛮やがて永き日    そらん  春


      

そらんさんの付け句案

犬ふぐりでも後ろ髪ひく
蛇行に蛇行重ねて霞
クッキーを割り鳥雲に入る
苺をつぶすヴァンパイアたち
猫の子といるいつものベンチ
深い黄砂が原発に降る

パンの耳には朧が痒い
パンの耳には朧が聞こゆ
パンの耳には春雷やさし
チキン南蛮やがて永き日
ピッツァは丸く街に逃げ水

ヴァンパイアらがつぶす野苺

▽かささぎの感慨

そらんさん、昨夜たくさんつけてくださって、ありがとうございました。
引越したいへんそうですね。これまでの生活をいったんぜんぶ、ターンオーバー。
(いま急に映画の題名なんかでました。アストロりこ、りかさん、ふっとよぎりました。)

かささぎは前田先生のように果敢なさばきはできませんが、しかし、そのかけらはいただいているかとも思います。これまで先生に手をひかれて、何巻もまいた。
そのうえで、ここはどんな句がくるべきか。
なにもいわない句。
だろうとおもいます。景気の句だろうと。
そのでんでいけば、総じてものをいいすぎているように感じた。
(原発、ヴァンパイアなど)
しかし、さらりとして、そらんさんらしくて、いいなと思える句もありました。


猫の子といるいつものベンチ
チキン南蛮やがて永き日
ピッツァは丸く街に逃げ水

チキン南蛮!
個人的思い入れがあります。
俳人の星永文夫さんを思い出します。
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_f1fe.html
(がたみずのんだこんからだ もいちどうみばみろごたる
水俣の潟水をのんだこのからだが もう一度海をみたいといふ)
宮崎で、まだ知事が東の方だったころ、九州俳句大会がありましたよね。
あれに、東妙寺らんと行った。そこで、そらんさんを介して星永文夫という文学者にあった。
いただいた肥後飢餓講、素晴らしかった。

かささぎは、ぽぽなさんに、花の句をだしていただきました。
さくらという言葉をつかって一句。といったら、間髪いれずこれをだされた。
聖戦。
それがどんな思いをもって詠まれたものであったか、かつての我が国のいくさ、いま住んでおられるアメリカのこと。色々とわたしたちが見えない景色もたくさん見ておられることかと思います。
そんな句に、そらんさんがつけてくれた、チキン南蛮の句。
これ、いいですねえ。
昼にたべているかんじです。
秦建日子が脚本をかいた天体観測、あれにたくさんバンプオブチキンの歌が流れていたっけ。
では、つぎ、名残の折です。
きのう、福岡に、ある試験を受けに行ったという沢都さん。

一句おねがいします。

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コメント

なお1句目案

 逃げ水の 零れて魚は 雲になる

 近づきし 雨に音なし 春障子

 しばらくは草立ったまま 春霰

今日も暑かったですね。体調崩さないようにしてください。 

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