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2012年7月30日 (月)

磐井ロード、折端  

2「磐井ロード」歌仙  起首平成24年初夏

ひた走る磐井ロードや卯月の野   かささぎ   夏 
   蛍の輝跡ゆふ暮の空         乙四郎 夏  
改装の高層マンション売られゐて    整子   雑
   管理事務所はスタッフ募集    えめ    雑
有明の上澄み乱す鴉たち       宙虫    秋
   耳朶より覚めるそぞろ寒き日    都    秋



その先は入山禁止末枯(うらが)るる  せいこ  秋
  木簡の墨ロマン広げて        ぼん   雑
いくたびも郵便受けを見に行きぬ   らん   雑
  配達人がちょっとイケメン     兼坊   雑恋
イクメンの婿のいいなり再再婚      かささぎ 恋
  海みるときは二人がいいと     みやこ  恋

ひとつかみほどの影ある寒の月   みやこ  冬
  B型ばかり余る献血         かさこ  雑
濁流は家呑み畑呑み車のみ    ぼん  雑(時事)
 まぶた閉ぢれば見えてくるもの   ぽぽな 雑
花咲かば良き爺咲かずば悪しき爺  乙四郎

ここ、折端をおねがいします。
多彩な線が考えられる。おもしろいよね。

ところで、今日、図書館で読んでいた本で、花咲か爺と出遭う。

こんな文脈で。

詩へ疑ひと不安と時として猜み(そねみ)恨みまで先立つやうになり、たとへ形をソネットにつくりあげても、魂のあらうはずがなく、悔いや自嘲の深い淵へ僕はつきおとされるのだった。かうした憤りをはげしくこめた冬のある夜、一つの紙袋の重いのに僕は驚く。中略
しかし躊躇せずに僕はそれらを灰にする。といふのに、なほ灰の中からいくつかの文字を拾ひたかった。花咲爺ならぬ僕が昨日の灰をまくことの愚かしさは誰よりも僕が知ってゐる。だがこの頃、なにか壮烈な花火を自分へ仕掛けようとたくらむ僕への餞けとして。

矢山哲治第三詩集「柩」灰の歌  昭和十三年

此の翌年、矢山は「こをろ」創刊。

この本(矢山哲治と「こをろ」の時代)、力作である。
「こをろ」は福岡市で1939~44(昭和14~19)まで14号続いた文芸同人誌。
九州帝大学生、文系のみならず、理系・医系の学生も多かった。
のちにプロとなる島尾敏雄、阿川弘之、眞鍋呉夫、小島直記、那珂太郎、一丸章などがいた。

眞鍋呉夫の第一句集名は「花火」でした。
この本で、くつの出てくるところに気を払って読んでいたら、矢山最後の朝の描写で、こんなことが書かれていた。一月二十九日。たしか、きものにマント、下駄ばきで出て行ったのに、より戻ってきて、靴にはきかえた。ラジオ体操にすみよし神社へむかい、体操はせず、参拝だけして、駅にむかったようだ。

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コメント

折端案
 
 ミサの後にはあたたかな雨
 黄塵万丈 雲を掴みぬ
 うりず(づ)んの風 青色になり

   
 
 

みやこさん、ありがとう。
さすが都さんだとおもったのは、つけすじをまちがわない。黄塵万丈 雲を掴みぬ、なんて、うまいなあ。前句のそのひとにつけている。ミサとうりずんはあたたかい応援歌だし。どれもこれもいいよね。
せいこさんやぼんやえめさん、そらんさん、みんなつけてよ。
こういうところが腕のみせどころなんだとおもう。
いろんな付けがそろうとたのしかろうね。
すみたからさんにも、だしてみて、とたのんでみたけど。いまのところ、返信なし。らんちゃんにもたのもうっと。昼休みに、ね。じかんないっちゃ。夜はねてしまうけん。ごめん、体力まじ限界っぽい。

かさこさん、あたたかいコメント、サンキューです。
幸せな気分になります。

えめさん、亜の会で回っている乙四郎先生の本、
「舟を編む」 先日、私が借りて読み上げましたので次はえめさんに届けますね。
ご自宅のポストか、事務所か・・。

こんにちは おつかれさまです☆
沢さん、ありがとうございます。
どちらでもOKです。 
ほとんどは事務所にいます。 お茶でもいかがですか(^_-)-☆

この場をお借りして沢さんへ
すみません。せっかく来て頂いたのに入れ違いでした★
ありがとうございます。ちょうどエメ男がいたからよかったです。
またゆっくりお茶しましょう。

 o(_ _)oかささぎ様、ブログを少し拝借いたします。
 
  えめさん
 こちらこそ突然に・・・ご主人が覚えていてくださ  り、嬉しかったです。 またこんど、下川さんと一緒 におじゃましますね。ハーブ持っていきます。 

ひめさん、おつかれさまです。またこの場をお借りします
乙さんご本お借りします。
沢さんありがとうございます。

付け句をだしたいのはやまやまだが。
短歌ができんのよ。
とりあえず、おのれの七首をしあげねば。

ああ、あと四首。
ことだまのかみさま、おりてきて。

やまなみ全国大会の詠草締め切りが昨日だった。
30日にやっと出した。
先週、今期の全国大会事務局のいでらのようこからメールが来て、ひろかわ勢がほとんど出してくれてないという。なんてこったい。みんなジリ貧なんだわー。短歌の手持ちがない。

えめさん、みやこさん。ごめんね。まだまとめてない。
今からまとめます。
せいこさん、よく頑張っているとおもう。歌。
かささぎは、まったくなにも書いてない。そもそも書きたいという思いがわかない。
自分がなにをしたいのか。
だけど、眞鍋呉夫のあの一句、白靴の、その背景は知りたい。矢山哲治の鉄道自殺、それから別個になるけど、原民喜もおなじ死に方をした。

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