無料ブログはココログ

« 国中の原発がぜんぶ止まった日に         小出裕章と阿部重夫 | トップページ | 短歌誌「やまなみ」の古い号より »

2012年5月 6日 (日)

精神保健福祉の法(2)(3)  市町村と都道府県、錯綜する法の責任主体

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2012 年 5 月 6 日 精神保健福祉の法(3)

精神保健と精神障害者福祉には、市町村の責務もあります。

都道府県と市町村は、精神障害についての正しい知識の普及のための広報活動等を通じて、精神障害者の社会復帰およびその自立と社会経済活動への参加に対する地域住民の関心と理解を深めるように努めなければなりません。(第四十六条)

市町村は、精神障害者から求めがあったときは、当該精神障害者の希望、精神障害の状態、社会復帰の促進および自立と社会経済活動への参加の促進のために必要な指導訓練その他の援助の内容等を勘案し、当該精神障害者が最も適切な障害福祉サービス事業の利用ができるよう、相談に応じ、必要な助言を行わなければなりません。(第四十九条)

市町村に相談支援を行える態勢が整っていない場合、市町村は、相談支援事業を行う者に委託することができます。

市町村は、助言を受けた精神障害者から求めがあった場合には、必要に応じて、障害福祉サービス事業の利用についてあっせんまたは調整を行うとともに、必要に応じて、障害福祉サービス事業を行う者に対し、当該精神障害者の利用についての要請を行います。

都道府県は、市町村が行うあっせん、調整及び要請に関し、保健所による技術的事項についての協力その他市町村に対する必要な援助や市町村相互間の連絡調整を行います。

市町村は、都道府県が行う精神障害者に関する事務に必要な協力をするとともに、必要に応じて、精神障害者やその家族等からの相談に応じ、指導しなければなりません。

精神障害者やその家族に係わらなくてはならない主体は、県(の機関)や市町村(の機関)が法的にも錯綜しています

市町村、精神保健福祉センター、保健所は、精神障害者やその家族等からの相談に応じ、指導を行うに当たっては、相互に、福祉事務所その他の関係行政機関と密接な連携を図るよう努めなければなりません。(第四十七条の5)

2012 年 5 月 5 日 精神保健福祉の法(2)

都道府県は、精神保健の向上と精神障害者の福祉の増進を図るため「精神保健福祉センター」を設置します。(第六条)

精神保健福祉センターは、次に掲げる業務を行う機関です。

一 精神保健と精神障害者の福祉に関する知識の普及を図り、調査研究を行うこと。

二 精神保健と精神障害者の福祉に関する相談指導のうち複雑困難なものを行うこと。

三 精神医療審査会の事務を行うこと。

四~六(略)障害者自立支援法に関する事務

また、都道府県は、精神保健と精神障害者の福祉に関する事項を調査審議させるため、「地方精神保健福祉審議会」を設置します。(第九条)

精神保健と精神障害者福祉に関する都道府県(及び保健所を設置する市又は特別区)の責務は大きく、精神保健福祉相談員その他の職員または指定医師に、精神障害者やその家族等からの相談に応じさせ、指導させなければなりません。(第四十七条)

国のレベルでは、精神障害者の社会復帰の促進を図るための訓練指導等に関する研究開発を行うこと等により精神障害者の社会復帰を促進することを目的とする「精神障害者社会復帰促進センター」の業務を行う法人を厚生労働大臣が指定します。(第五十一条の二)

精神障害者社会復帰促進センターの業務は次の通りです。

一 精神障害者の社会復帰の促進に資するための啓発活動と広報活動を行うこと。

二 精神障害者の社会復帰の実例に即して、精神障害者の社会復帰の促進を図るための訓練指導等に関する研究開発を行うこと。

三 精神障害者の社会復帰の促進に関する研究を行うこと。

四 研究の成果を、定期的にまたは時宜に応じて提供すること。

五 精神障害者の社会復帰の促進を図るための事業の業務に関し、当該事業に従事する者と当該事業に従事しようとする者に対して研修を行うこと。

六 その他、精神障害者の社会復帰を促進するために必要な業務を行うこと。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

ネットで拾える近代のあらましの流れ


http://wikiwiki.jp/hearlow/?%C0%BA%BF%C0%BE%E3%B3%B2%BC%D4%BB%DC%BA%F6#a9447639

精神病者監護法 1900年 
座敷牢に乱心者(精神病者・犯罪者など)は幽閉すべしとする法。

社会治安を守るため。ただし、
第二条 監護義務者ニ非サレハ精神病者ヲ監置スルコトヲ得ス
第三条 精神病者ヲ監置セムトスルトキハ行政庁ノ許可ヲ受クヘシ

▽上記法律での監護義務者およびその順番。

(中野文庫から引く。)
第一 後見人
 第二 配偶者
 第三 親権ヲ行フ父又ハ母
 第四 戸主
 第五 前各号ニ掲ケタル者ニ非サル四親等内ノ親族中ヨリ親族会ノ選任シタル者

http://www.geocities.jp/nakanolib/hou/hm33-38.htm

▽かささぎの一人ごと

学長ブログ二回分をアップして、はたと目に付いた。
ピンク文字で抜いた部分。
錯綜している、公的な責任主体が。

これ、別に精神病の法律だけでなく、いろんなところで錯綜してると思いませんか。
縦割りばかりで横の連結がない。その弊害たるや、すさまじい。
バレーボールで球が飛んできて、譲り合ってぽしゃって顔を見合わせた、みたいな。

そうだ。以下、連句的。つけますね。レポート。

地域の新旧役員入れ替えの総会に出た。(はじめて出た。)
そのとき、特別な催しとして、去年の3・11にわが久留米の自衛隊から現地へ救援のため駆けつけた部隊にいた兵隊さんが、生々しい現地報告を前に出て話してくださいました。
東京が通れず、遠回りして二日半もかけて、現地に到着したこと。
女性隊員と二人組みになって民家を回ったこと。
行方不明者を確実に把握するためにです。
それから続いた死亡者のひきあげ。
「じぶんはこどもの遺体を収容したけど、つらかったです。」
じっさいに現地に行かねば、真実はなにもみえない。
という話でございました。
そういう話を聞いていますと、よそ事ではない。という気持ちになってきて、もし、この地でも大災害が起きたら、どうしたらいいだろう。と思った。
で、かささぎはつい聞いてみた。
なかなか実物の自衛隊の方にお目にかかることはないから。
地震より北がこわいです。こないだのミサイル発射、なぜ久留米やこちらは突出して早かったのですか。と。
するとその理由は何かおっしゃっていましたが、かささぎはよく聞き取れませんでした。
が、ほかの方々がいっせいに、日本は縦割りばかりで横がまったく連結してない。だからこういうことばかり起きる。なさけない。政治がなっていないから。と。http://www.sponichi.c
o.jp/society/news/2012/04/13/kiji/K20120413003036060.html

http://blogos.com/article/36773/
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-65c1.html

« 国中の原発がぜんぶ止まった日に         小出裕章と阿部重夫 | トップページ | 短歌誌「やまなみ」の古い号より »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 国中の原発がぜんぶ止まった日に         小出裕章と阿部重夫 | トップページ | 短歌誌「やまなみ」の古い号より »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31