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2012年3月13日 (火)

医療施設の事業継続計画(BCP)について(5)              災害時のスタッフの確保

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2012 年 3 月 13 日 医療施設の事業継続計画(BCP)について(5)

病院は、どの時間であっても、スタッフ全員が病院に結集していることはありません。

交替勤務体制であるためです。

夜中であれば、病院内にいるスタッフ数は非常に限られた数となります。

災害時には、スタッフが行うべき業務量は爆発的に増大します。

たとえばスタッフ全員の安否確認ひとつをとっても大仕事です。

災害は時間を選びませんので、スタッフ数が薄い時間帯に災害が生じた場合には、非番のスタッフの力も必要となります。

災害発生時には、非番であっても、BCPにおいて役割が与えられているスタッフは自主的に出勤する取り決めが必要です。

緊急連絡網、近隣に住むスタッフのリスト、スタッフごとの役割分担等の整備と更新はBCPの必須事項です。

災害発生時には、平時よりも業務量が多いため、スタッフには長時間勤務が強いられます。

三日三晩、スタッフの寝ずの働きによってかろうじて事業が継続できる例も多いようですが、災害復旧には月日を要しますので、早期に交替勤務体制を確立しなければ、スタッフが過労に陥ります。

災害復旧過程において医療継続が困難となる理由のひとつにスタッフの流出がありますので、労務環境の早期健全化は、BCPで配慮すべき事項のひとつです。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

∇かささぎの独り言

けさのテレビニュースで、災害時の事業体制見直しの件をちょうどやっていました。その話題にかささぎ夫が三十年勤務した医薬品卸会社アステムがでてきました。

佐賀営業所の映像、そこの物流センターが壊滅すれば、多くの病院や薬局への医薬品供給が滞り、医療が成り立たなくなるため、その安全策をいくつも考えておくという話でした。

久留米の物流倉庫も筑後川のほとりにあります。
そこから八女へも奥八女へも薬は届けられていました。
おなじくBCPについて対策を練られたことでしょう。

アステム、じつにいい会社でした。
窓際でいいから、夫をまたやとってくれないでしょうか。
このようなときのスタッフとして何かの役に立てます。

ところで。
時々、かささぎの旗のこの記事にはアクセスがあります。

じつはこれはアステムの製品です。
でも、いまもあるのかな?

缶入りどくだみ茶、純国産。
意外や非常においしい。

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_1584.html

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コメント

聞いた話ですが、看護師さんは住居を決める場合、呼び出された時30分以内でこられる範囲にするように・・・との取り決めがあるとか。勤務先によって異なるとは思いますが。

それと、これもTVで報道されていましたが、小児科医は、72時間連続勤務ができるようでなければ勤まらない。と、おっしゃっていました。
病は時と場合をわきまえずに起こります。病院関係者の方にはいつも感謝しています。

おさけものめないのですよね。
いつおよびがあってもいいようにと。
たいへんなしごとです。あたまがさがります。

(さぼっていてこころがいたむかささぎより。)

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