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2012年2月 5日 (日)

ササラ電車花句から挙句へ

第一連

雪撥ねてササラ電車が街をゆく   杉浦兼坊

 降り積むものを擁(かいいだ)く冬  姫野恭子

卓上に葉書いちまい置かれゐて  山下整子

 セルロイド製筆箱の蓋       中山宙虫

サワと鳴る草木のなか月匂ふ    八山呆夢

 あしたの杯に古酒あふれさせ      青翠えめ

第二連

うらやましきは欠航しらずの石たたき 竹橋乙四郎

 Face bookで出会ひました      神崎さくら

乳首にはデビットボウイ耳たぶにはエリックカルメン  中山宙虫

 リネン庫といふ暗室           整子

「切らなければ助からない」と医師言ひし    恭子

 ふたりのくらしにみづすましが棲む    虫

第三連

炭酸の泡も弾けて荒神輿     えめ  夏

  往還端に戻る静けさ      呆夢  雑

海底をいまだ漂ふ魂(たま)いくつ  整子  雑

  ドルもユーロも先が見えない   ぼん  雑

貧乏は餓鬼の頃から慣れてるぜ  兼坊 雑

  鞍馬天狗と笑ふ杉作      恭子   雑

第四連

やはらかい土の村々初日さす   宙虫  新年

 塩瀬帯締め女正月         えめ  新年

一斉に送信されても僕できない  呆夢  雑

  身ほとりに置く流氷の音     整子 春

a 瞑(めつむ)れば花の蕾の割れる音 乙四郎  春

b 3・11咲くやこの花まほろばに     乙四郎  春

月野ぽぽなさんへのお願い

ぽぽなさん、御無沙汰してます。
おかあさまの具合はいかがでしょうか。
昨年は竹橋乙四郎の触角を通じてぽぽなさんを知りえたこと、うれしゅうございました。一行の詩、でこちらへおいでくださる方々がいらっしゃいますが、それはみなぽぽなさんのおかげです。ありがとう。

俳句、角川の、一月号の月野ぽぽな句を読みました。

しぜんな流れで句がよまれていて、その並べ方に連句人のセンスを感じた。ぽぽなさんの句には独特の野生をかんじます。

さて、乙四郎句、ふたつ出ています。
選句して挙句をつけてくださいませんか。
流氷の音から三句、おなじ素材でよむべし。
というオン座六句独特のしばりがあります。
それがどういう意味か、まだよくわからずにいる。
さわっているほうがいい、というのはなぜだろう。
そもそも連句にいう、前へすすむ、もどる、って何。


前田先生のさばかれた一巻のこの三句のわたり。
http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/cat42360968/index.html

   雉子(きぎす)ぽかりと裏庭にゐる 整子
 花篝り月は裏にも届くなり        呆夢
   筑後平野につばめ来る頃      らん

きじが出て裏庭がでて、花月同座の花句では裏が同じ言葉でさわり、挙句ではきじとつばめが同生類でさわっています。
という目でみますと、

流氷の音につぼみの割れる音をあわせた句のほうがいいかもしれない。
けれども、震災の日には花がまほろばに咲くんだとする句には、まほろばという大和言葉のもつ永遠性がそこはかとなく浮かんで、筑紫は国のまほろば、あるいは、大和は国のまほろば。という和歌を思い出しますし、おそらくはまほろばということばは、国のいちばん穂である部分、秀れているところ、というのがもともとの意味であるとしても、じぶんが生まれ育ったところが一番のまほろばである、というようなニュアンスがそこはかとなく感じられもし、これはこれですごく思いの深い花であります。

そこで、ぽぽなさんに一任します。
式目やルールはあとからついてくるからね。

どうぞよろしくおねがいします。

∇月野ぽぽなさんご紹介

http://www.ejapion.com/special/576/3

ぽぽなさんて、音楽の先生だったのですね。

知らなかった。

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コメント

3・11咲くやこの花まほろばに     乙四郎  春

億の瞳に渡る春風     ぽぽな 春

かささぎ様、ラブコールをいただき恐縮です。
日本の厳しい寒さと反対にNYは例年にない暖かさ、立春になって少し寒さに帰りました。
どうぞよろしくおねがいします。

ぽぽなさん。
慈愛の一句でまとめてくださってありがとうございました。
いろんな思いを春風というなにげない平凡ともいえるたった一つの季語に託して、。なんかかささぎ、感動しました。
億の瞳とかいたことで、前句の数字とさわり、。


角川の俳句、なにも大声ではかかれておりませんでしたが、全句、祈りの感じられるような句ばかりでしたね。

あらたまのシャンパン星の味したり
祈りの息錨を下ろすように冬 
枯芒少し逆らってからゆく 
これはまだ幼い鎌鼬だろう
冬霧の膝を崩して夜の底へ
うつくしき骨軋ませて雪は降る
陽のままでいる綿虫に出会うまで

 ( 俳句誌一月号掲載全句 )
星の味したり。のシャンパン句から、秀野さんの
最晩年京都時代の句、こなから酒をしたみけり。をなぜか思い出しました。

 春寒くこなから酒をしたみけり  秀野

こなからは二合半の酒。したむとは、したたらせる。
ぽぽな句の「したり」ってのは文法的にはどうか、専門の方にはうまく説明できるでしょうけど、そういう言葉のあっせんに、無意識にはたらく力が連句的なものをもっていて、すごいなあ。とかささぎはおもうのです。
星のしずくがしたたっている。
鎌鼬の句もすきです。
足のあたりが底冷えがして冷えたのですね。
つめたい風。
それをおさない鎌鼬ととらえる。
眞鍋天魚先生の句にもなかったかなあ。

ありがとうございました。
いま「れぎおん」冬号がとどきました。
ちゃんとひめの変換できていた。
さすが前田先生、しゃきっとされている。

ありがたいなあ。
かささぎ、何の才能もないけど、人に恵まれる才能だけは敗けないからね。
あっりがとさんにござんしたっ!!

ご主人かわかっこいい人ですね、タイプかも。笑

かわいい+かっこいい=かわかっこいい。

おんせんにばあさんずを今からつれていって、それから帰宅後、夜にまとめますので。
(ごめんなさい。みなさま。)

「れぎおん」お届けありがとうございます。
キム君までいただいてありがとうございます。とても喜んでました。
将来は日本語の先生になりたいそうです。
夢も日本語でみてるみたいよ・笑

ちょうど帰宅されたところだったのね。
えめおさんが元気よく、ハロ~!と出て見えたのにびっくり、おかしかった。たのしいご主人ですね。

キム君、とっても生真面目で、きちんとしたご挨拶をなさいました。これにもこころうたれました。
礼儀ただしい青年ですね。
えっと。馬韓大学?でしたっけ?
日本語きれいでした。
連句会にいっしょにつれてきてください。ぜひ。

キム>>ありがとうございます。それが2月いっぱいまで居る予定でしたが試験があるので12日頃帰ることになりました。
こちらに来てすぐあこがれの金髪にしたんだけど、このまま帰るとお父さんからなぐられるとか、。さてどうするのかな・笑

キム君、お会いできませんでしたね。次回はあるのでしょうか。そのときはぜひお会いしたいです。

金髪>>黒染めがあります。娘たちはいつもこれでごまかしていました。

>>また遊びにきたいようですよ。
彼女の話ばかり聞かされていたので「結婚式に呼んでね」と言いましたら「OKです」と返してくれました^^
金と黒>>パスポートと全然違うので通るのかな?と思っているところです。

そっか、ぱつきんだったから、ちぐはぐ感が残ったんだね。いや、その、礼儀正しい感じと。
もうかえってしまうの、ざんねんでした。笑

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