無料ブログはココログ

« 徳利襟 | トップページ | 経鼻胃管栄養法をやってみる。 »

2012年2月20日 (月)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(167)          ターミナルケアー高価な診療報酬の位置づけ

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2012 年 2 月 20 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(167)

診療報酬には数万点(数十万円)の項目もあります。

たとえば心臓移植までの間に使用する植込型補助人工心臓(非拍動流型)の技術料として、初日に58500点、2日目以降30日まで5000点、31日目以降90日まで2780点、91日目以降1500点と、1人の患者について短期間で累計100万円前後の診療報酬が新設されています。

在宅植込型補助人工心臓(非拍動流型)指導管理料も45000点(45万円)です

わずか数点(数十円)の上下でも、その適用対象が多ければ、個々の医療機関の経営レベルでも、健康保険財政のレベルでも、影響が大きくなります。

しかし、適用対象が限られているものについては、数万点の診療報酬であっても、財政への影響は限定的です。

心臓移植の件数は少なく、移植手術までの間を補助人工心臓で在宅管理される例はさらに限られます。

点数が高く、かつ、件数も多いものがあります。

「看取り」に関する加算です。

国内で年120万人が亡くなっていますので、「看取り」の件数は夥しい数に及びます。

現在、在宅ターミナルケア加算として、在支診・在支病に10000点(10万円)、在支診・在支病以外に2000点(2万円)が評価されていますが、今回の改定で、ターミナルケア加算がターミナルケアのプロセスと看取りに分けた次のような評価体系に見直されました。

「ターミナルケア加算」

・機能強化型在支診・在支病(病床有)6000点

・機能強化型在支診・在支病(病床無)5000点

・在支診・在支病          4000点

・在支診・在支病以外        3000点
・「看取り加算」          3000点 
 

在支診・在支病は、機能強化型でも、従来型でも、ターミナル加算と看取り加算の合計額は現在の10000点に及ばず大幅な引き下げですが、在支診・在支病は他の項目での評価が手厚いので、今回の改定で在支診・在支病が不利になったということはありません。

注目すべきは在支診・在支病以外がターミナルケアや看取りを行った場合の評価の思い切った引き上げです。2万円(2000点)が3倍増の6万円(3000点+3000点)となっています。

在宅看取りを在支診・在支病の占有業務にさせず一般化しようとする政策意図が感じられます。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

« 徳利襟 | トップページ | 経鼻胃管栄養法をやってみる。 »

コメント

葬祭職の従妹に聞いた話のつづきです。
彼女はむかし看護師もやっていたころがありましたので、さまざまなことに通じています。
かささぎの父が今いる老健施設で、人はなくなるんだろうか?との問いに。
いやそうではなくて、たいがい肺炎などにかかった時点で、処置が病院にお任せになるので転院し、病院で亡くなる場合がほとんどだと。そして遺族の希望で自宅に一晩おかれた遺体は、翌夕刻葬儀屋が迎えに来て、本通夜、葬式という経過をたどるんだそうです。

検索サイト Yahoo  検索ワード ターミナルケア加算 平成24年度

2位

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 徳利襟 | トップページ | 経鼻胃管栄養法をやってみる。 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31