無料ブログはココログ

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(160)        7対1 入院基本料の算定要件 | トップページ | 平成24年診療報酬・介護報酬改定(161)    1点(10円)の評価の大きさ »

2012年2月13日 (月)

瀕死の木の音を採譜する音楽家の話

坂本龍一の、陸前高田の奇跡の一本松から採譜した音楽を聴きましたか。
この人はすごいことをやすやすと楽しげにやってしまわれましたねえ。

NHKのこの番組http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0212.html
を偶然見ながら、かささぎは、1994年2月8日に亡くなった詩人安西均の詩を思い出しましたよ。

ちょっとまってて。さがしてきます。

(…だいぶ探しましたが、みつかりません。)

たしか「晩夏光」に収録されていた詩でした。
詩人はおいしゃさんみたいに聴診器をもって大きな樹に近づき、そっと耳を当ててみるのです。

きょうは休みで、父の入所しているロウケン施設に母と長男と3人で出向き、お医者様のお話をうかがってきました。いつもは介護士さんとしかお会いしませんが、今日初めて会った先生は、とてもやさしい先生でした。一階から三階までの入所者約百人の体調を管理しておられる先生だとのこと、以前はリハビリ病院長であられた人だそうです。ふところの深さを感じさせ安心感を与えて下さる先生でした。

わたしたち家族は、微熱が続き、食欲がないという父を、風邪だろうと思いこもうとしてました。

しかし、肺の写真をとり、血液の検査をしてくださったお医者様の話では。

もうここからはジリ貧の治療しかできません・・・とくわしい病状説明をしてくださったあとで、このような率直なことばを、じつに気の毒そうにおっしゃいました。

胃がんの手術をして胃をとっているから、胃ろうの経管食注入はできない。
食道が細くなっており、誤嚥がひんぱんになってきて、水が飲めない。口から栄養が摂れない。

まだレントゲンでは影はみえませんが、この調子が続けば数日中に肺炎を起こす可能性があります。
血液のなかの兵士である白血球がほとんど仕事をしなくなっている。それほどに弱っているということです。

ただひとつできること、点滴を続けます。

父の尾骶骨のあたりには、暗い穴があいています。
その写真をみせてもらいながら、まるで異界への風穴のようだ。
と不謹慎なことを思いました。

母が父を憐れんで、ああ、正月に連れて帰ればよかった。などど愚痴ります。
長男がそれをさえぎって、でもねえ、実際問題、あのとき連れ帰ってても、自分もおかあさんも仕事があったし、ばあちゃんだけではじいちゃんをどうすることもできなかったよ。といいました。

どっちの気持ちもよくわかる。父のきもちもよくわかります。

でも、父よ。だれでも一人で死んでいく。
なるべく苦しくないようにと願いつつも。覚悟をすることをはじめなければならない。

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(160)        7対1 入院基本料の算定要件 | トップページ | 平成24年診療報酬・介護報酬改定(161)    1点(10円)の評価の大きさ »

コメント

しっかりしたご長男ではありませんか。
ずいぶん助けられていますね。
これから先も親子3代で話し合って、いい方向に向かわれることを期待します。

わが家は父と母がいなくなったら、家として機能しなくなるのではないだろうか。と心配です。それほど、じぶんは実生活に適していない。はたらきにでて、それがよおくわかった。むすめに日頃のぐちをきいてもらうのですが、あっちのほうが何枚も上手で、説教をくらうのは57歳の母親のほうです。

どこもいっしょよ。

最近話を聞き返すことが多くなって、嫌がられています。検診でも耳に少し異常が出てきています。そろそろ病院へ行かなきゃいけないのかな。

梅咲いて。とおめ。とおみみ。しらがねぎ。

はじめましてです(-^□^-)ブログ楽しくて結構チェックしてるんですよヽ(゚◇゚ )ノ実は読者なんです(笑)普段はあんまりコメントとかしないほうなんだけど(照)見てるだけなのもアレかなって思ってコメントしてみました(笑)仲良くしてもらえたら嬉しいです(^~^)一応わたしのメアド載せておくので良かったらお暇なときにでもメールくださいo(〃^▽^〃)oココログやってないからメールしてもらえたら嬉しいですヾ(@^(∞)^@)ノまってるねえ≧(´▽`)≦

まりこさま。かわいらしいたのしい絵文字入りコメントありがとうございます。
もうしわけございません。
かささぎ、目下取り込み中にて、失礼とは存じますが、メールはご遠慮いたしとうぞんじます。

この瀕死の木の音を採譜する、というフレーズが重篤な病床にあられるお父上の姿と重なり、痛くて痛くて、コメントを書けずにいました。
ひめ。おちちうえはいかがですか。

昨夜、急死した叔父、舅のおとうとですが、舅がなくなったときに「しんから堪えた」と言っていた叔父です。舅の死から4ヶ月半、舅が迎えにきたのだろうかと思いました。
叔父の息子、つまりうちの連れ合いの従弟は、わたしの中学時代の同級生でもあります。彼が昨夜遅く、病院から父親の亡骸とともに帰宅し、ぽつりとこう言いました。
「おれ、もう何ヶ月もオヤジと口をきいていなかった。まさか、こんなにあっけなく死ぬなんて思わなかった」と。

ひめ。お父上が意識がないとしても、耳元で思い出話をなさってください。お父上には聞こえるはずです。たくさん、たくさん、昔話でもいいからなさることです。

たとえ死を待つことしかできないとしても、
いいえ、だからこそ、だれの親にもならず
いまはただ子供でいる、ちちのこどもでいる。
それがいま、あなたがなすべきことであろうと思います。

せいちゃん。
おじさんのご逝去、おくやみもうしあげます。
お父上がつれていかれたんですね。
隣同士ですんでおられたのであれば、そういうこともあるんですね。縁が深かったのでしょうね。

みっそう、という線をしらべています。
えめさんにきいてみようかな。
宗祇の司会者をやってるいとこがいますんで、きいてみよう。
では、今日も仕事だ、いってきます。
宮崎は都城から応援の青年がきてます。
みやざき、つづいてるなあ。
よばれているかんじがする。笑

先日はじめて、三十分でおかゆと軟飯とソフト粥、ぜんぶやっつけられた。気合だった。

Whether we approve it or not, occasional in our lives, we would obligate to carry out term papers and other written activity. It is easily not basic but very interesting to produce a inquire about this good topic. To do that, you need to read a lot of articles and books, or you can just order some kind of work and then use plagiarism check made by http://www.plagiarismsearch.com and save your time like some quick help with the American Dream.

きょう、またひとり、村のおばあさんがなくなりました。おばあさんと書いたけれど、わたしは、「さわこおばしゃん」と呼んでいた人です。母たちの世代で、八十代半ば。
一人暮らしでした。
そんな家が増えてきました。
さわこおばしゃん。ありがとうございました。
これまで、おせわになりました。
あの世の寺田村でもう少し待っていてください。
合掌。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 瀕死の木の音を採譜する音楽家の話:

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(160)        7対1 入院基本料の算定要件 | トップページ | 平成24年診療報酬・介護報酬改定(161)    1点(10円)の評価の大きさ »

最近のトラックバック

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29