無料ブログはココログ

« 新良幸人の八重山節『小浜節』とalanの『涙そうそう』をどうぞ。 | トップページ | 平成24年診療報酬・介護報酬改定(132)              中医協議論の要諦のその2 »

2012年1月16日 (月)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(131)           中医協これまでの議論の要諦

保健医療経営大学学長

  橋爪 章

2012 年 1 月 16 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(131)

13日の中医協総会に「平成24 年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(案)」が提出されています。

今後の中医協での議論で変更はありえますが、概ね、この整理の通りに改定が行われるものと思われます。

以下、この整理(案)のポイントを、私なりに要約して紹介します。

 

<救急・周産期医療の推進について>

(1)救命救急センターの機能強化や小児救急医療の充実を図るとともに、救急病院と後方病院との医療連携を推進する。

 救命救急入院料1及び3について、ハイケアユニット入院医療管理料と同等の看護配置に施設要件を変更するなど、救急医療の機能強化に資する評価を行う。

 救急搬送診療料に、長時間(30 分以上)診療を行っている場合の評価を新設する。

 救命救急入院料算定病床において、自殺企図等による重篤な患者であって精神疾患を有する者に対し、精神保健指定医以外の精神科医師や当該保険医療機関に所属しない精神保健指定医が診断治療を行った場合にも、当該保険医療機関の精神保健指定医が診断治療を行った場合と同様に、評価を行う。

 小児に特化した特定集中治療室に対する特定入院料を新設するなど、重篤な小児救急患者に対する救急医療の評価を行う。

 救急搬送患者地域連携紹介加算及び受入加算のさらなる評価を行い、対象となる患者を拡大する。同加算については、同一医療機関が紹介加算、受入加算のいずれも届出可能とする。さらに、受入加算を療養病棟入院基本料、精神病棟入院基本料算定病床においても算定可能となるよう要件を変更する。

 療養病棟において、急性期後の患者や在宅からの軽症患者の受入れを行った場合について、一定の条件のもと、さらなる評価を行う。

 一般病棟入院基本料(13 115 1 に限る。)においても、急性期後の患者や在宅療養中の患者を受け入れた場合の評価を新設する。

(2)NICUと後方病院との医療連携の推進など、周産期医療の機能強化を行う。また、

小児患者について在宅と入院の円滑な連携を推進する。

 新生児特定集中治療室退院調整加算のさらなる評価や算定回数の増加等の要件の変更を行う。

 ハイリスク妊産婦共同管理料の対象患者について、他のリスクの高い妊産婦に係る加算との整理を行う。

 障害者施設等入院基本料、特殊疾患入院医療管理料、特殊疾患病棟入院料について、NICU設置医療機関とあらかじめ連携しNICUに入院していた患者を受け入れた場合の加算のさらなる評価を行うとともに、これを一般病棟入院基本料(13 対1、15 1 に限

る。)、療養病棟入院基本料、有床診療所入院基本料、有床診療所療養病床入院基本料にも拡大する。

 在宅患者緊急入院診療加算のさらなる評価を行うとともに、小児入院医療管理料算定病床でも同加算を算定可能とするなど小児在宅医療のさらなる評価を行う。

 超重症児(者)、準超重症児(者)入院診療加算を療養病棟入院基本料、有床診療所療養病床入院基本料を算定している医療機関においても算定可能とする。また、初期加算を、救急医療機関からの転院の場合にも算定可能とする。

 長時間訪問看護の対象に、人工呼吸器を使用していない準・超重症児等の医療依存度の高い者を加え、訪問回数の見直しを行う。

 

<病院医療従事者の勤務体制の改善等の取組について>

(1)病院勤務医の負担を軽減する体制を要件とした診療報酬項目を拡大するともに、より勤務医の負担軽減につながる具体的な体制整備を要件とする。

(2)医師事務作業補助体制加算について、より補助者の人数配置や救急医療の実施状況に応じたきめ細かい評価とする。

(3)急性期看護補助体制加算等について看護補助者のより手厚い配置や夜間の配置について評価を行う。

 

<救急外来や外来診療の機能分化の推進について>

(1)二次救急医療機関の救急外来受診の評価や、重症者が優先的に受診できる仕組み(トリアージ)の一層の推進を行う。

 地域連携小児夜間・休日診療料のトリアージ加算に代えて、医学管理料を新設する。

 二次救急医療機関における深夜・土曜・休日の救急搬送患者に対する外来での初期診療に対する評価を行うため、新たに医学管理料を新設する。

(2)初・再診料及び関連する加算についての検討を行う。

 同一医療機関において同一日に複数の診療科を受診した場合は、同一日の2科目の再診の評価を検討する。

 精神病床、結核病床、有床診療所に入院中の者が、透析や共同利用をすすめている検査を行うために他医療機関を受診する場合の評価の見直しを行う。

 地域医療貢献加算については、更なる促進のために地域医療貢献加算の再編成について検討する。

 明細書の無料発行について、さらなる促進策を講じる。

(3)紹介率や逆紹介率の低い特定機能病院等を紹介なしに受診した患者に係る初診料等を適正な評価とし、一部保険外併用療養費の枠組みを利用するよう変更を行う。

 

<病棟薬剤師や歯科等を含むチーム医療の促進について>

多職種が連携したより質の高い医療の提供や、病院医療従事者の負担軽減に寄与するような取組を評価する。

 一般病棟に入院する患者に対して精神科医師、専門性の高い看護師等が多職種で連携し、より質の高い精神科医療を提供した場合の評価を新設する。

 栄養サポートチーム加算について、一般病棟入院基本料(13 115 1)、療養病棟入院基本料算定病床でも算定可能とする。

 臓器移植後、造血幹細胞移植後の外来における医師、専門性の高い看護師等のチームによる医学管理に対する評価を新設する。

 外来における緩和ケア診療の評価を新設する。

 頭頸部領域のがん患者等の周術期における歯科医師の包括的な口腔機能の管理等を評価する。併せて、これらに関連した医療機関と連携した歯科医療機関における歯科治療総合医療管理料及び在宅患者歯科治療総合医療管理料の対象疾患に口腔内に合併症を引き起こす疾患を追加する。

 薬剤師が勤務医等の負担軽減等に資する業務を一定以上実施している場合に対する評価を行う。

保健医療経営大学学長ブログ転載

« 新良幸人の八重山節『小浜節』とalanの『涙そうそう』をどうぞ。 | トップページ | 平成24年診療報酬・介護報酬改定(132)              中医協議論の要諦のその2 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 新良幸人の八重山節『小浜節』とalanの『涙そうそう』をどうぞ。 | トップページ | 平成24年診療報酬・介護報酬改定(132)              中医協議論の要諦のその2 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31