無料ブログはココログ

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(113)               介護給付費分科会・介護保険施設について | トップページ | 豆筵 »

2011年12月 6日 (火)

九州俳句誌164号より

  1. 7月12日の夜から翌日にかけて、盂蘭盆(うらぼん)の仏前に供える草花や飾り物などを売る市。盆市。花市。《 秋》 

草市(くさいち)という季語に初めて出合いました。

普段着の人の往きかふ草の市   荒尾  城 松喜

草市や猫の尻尾に灯がともり    熊本  岩木 茂

まだまだ知らないたくさんのきれいな季語があります。
俳句は季語が命なんだなあと思わせられることです。

潮くさき郷に社の茅の輪かな
石の塚傾いてをり今日の秋
宵闇や牛が遠くをおもうとき
有明の留まりて水の匂いする
長き夜の結び目ごとに潮の香    八女 澤田都紀子

澤田都紀子は連句での沢都です。大分は臼杵出身。
彼女と冒頭においた荒尾の城松喜という俳人の句がどこか一脈通います。

大陸に眠る父あり黄砂くる      室蘭 宮川三保子

じゃんけんのパーで倒れし枯野かな   大牟田  谷口慎也

グーでもチョキでもだめでパーでなきゃこのペーソス、無常感は出ない。
じゃんけんで負けて蛍に生まれたの  という池田澄子さんの有名な句が連想される。
その句を知ったのも、谷口慎也先生の連衆誌でだった。

ふいの野性泡立草をぶった切る   大分  成清正之

龍笛の吹き上がりたる秋の蝶     熊本 成田やよい

金木犀イタイノイタイノ分子カナ    福岡  秦 夕美

トマト食う お前に野党の血はあるか  熊本 星永文夫

逝く夏やエレベーターに睫毛落ちている 長崎 中尾よしこ

何人も共に乘りませ茄子の馬     熊本 戸倉その

鉄砲百合が原発へ発砲したポン   志布志 暉峻康瑞

飲まぬ薬どっさりもらい帰っても独り   〃

欲しいものが手にはいってから馬鹿になった  〃

深爪のいたみにも似て蝉鳴き切る  長崎 寺井すみえ

毀れたかあさんの掌に蛍を置く     熊本 寺尾敏子

蜂の子に目鼻雲塊動かざる      中津  瀧春樹

はっきりと谷の見え出す九月かな    熊本 城松喜

新涼や柱時計の針光る       八女  東妙寺らん
涼新た一枚板の樟座卓
新涼や長句短句を結びをり
新涼や木立の精の唄う声
みちのくを想いつつ焼く秋刀魚かな

川床を流れて奔る山太郎      八女  姫野恭子
山太郎海を目指したわけぢゃない
草臥れて窪みに眠る山太郎
山太郎獲られず生きよよく遊べ
素っぴんの癌だましひや曼珠沙華  斧田千晴追悼

夕顔やYシャツすこしくたびれて   北九州  福本弘明

コスモスの波に野仏浮き沈み   北九州  奥村美那子

さらさらと歩みし蟻の月(つき)世界   熊本  岩木茂


臺上に餓ゑて
月高し     横光利一

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(113)               介護給付費分科会・介護保険施設について | トップページ | 豆筵 »

コメント

いただきものの俳誌川柳誌がたまってきました。
それを読まなきゃ、。
今から新職場に行ってまいります。
こんどの仕事は、保険付き(これを最も重要視)、車で十分以内、時間がきっちりしている、土日祝日休みである。
あとは、内容がどれほどしんどいものかということだけ。仕事と自分の力をはかりにかけるにはやってみないことには。57歳の肉体労働です。
では行ってきます。
やめるといってた学長ブログ転載、続けたい気持ちもあるけど。

あと一回アクセス解析が残っています。
それやってから検討します。あすは法事。
なかなか連句に没頭できません。すみません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 九州俳句誌164号より:

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(113)               介護給付費分科会・介護保険施設について | トップページ | 豆筵 »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31