無料ブログはココログ

« あった。 | トップページ | 冬の庭の赤い実  千両、糯の木、ピラカンサ(かな?) »

2011年12月26日 (月)

浅沼璞著・「超」連句入門からオン座六句の式目解説部分を。

1一連六句でやれるところまでの継ぎ足し型連句形式、ただし序破急を志向するため、三連以上はやりたい。

2第一連は歌仙のオモテ六句の式目に準ずる。
宗教、恋、述懐、病死、固有名詞はもとより、短句下七のにごしさん(ニ五四三)の韻律も嫌います。んが、二連以降はそれらは解禁。

3第二連以降、去嫌(さりきらい、つまり何句でその素材を離れるかということ)は全て二句去(にくさり)とします。三句放れを志向します。

4そのために、句数は同季すべて二句まで可、季移り(雑を挟まぬ季節の移り)、素秋(すあき・月の句のない秋)もオッケイ。同様に純然たる恋句もニ句まで可とします。(なんだ、そうなの。そんならあの書き方はわかりにくいですよね。)

5オンザロックの洒落として、氷、石、ロックミュージック、の座を任意定めます。

また、最後の連になりそうになったら、歌仙に準じて「花」の座を五句目あたりに設けます。挙句の呼び出しとしての花です。なんといいますか、死にゆく人へメイドのみやげにといちばん美しいものを見せたり食べさせたりする思いやりと似てる。(この最後のはかささぎのたとえ。どうもすみません。)

6長句短句の韻律的な規制を廃した自由律の連を適宜定めることを可とします。
ただしその場合でも、長句短句の意識だけは付随させておくこと。原則、長律は十七音以上、短律は十四音以下。

連の概念はソネット、第一連の禁欲主義は歌仙、各連六句という基礎単位は「胡蝶」(天魚式)、フレキシブルなアドリブ精神は「獅子の子」、序破急への志向は「非懐紙」、…・以下略。

璞先生が十年かけて整理したと書かれていました。へえ~~

ところでさ。

あれはサンプリングっていうんでしたよ。本歌取り。

ほら、乙四郎が著作権侵害だとケチをつけてくれたあの田中角栄の恋文からの引用。
換骨奪胎。
例としてこういうのんがでていた。

薄紙のやうな夜更の並木道  中西ひろ美(打越)

 ママドントゴー・ダディカムホーム  ジョン・レノン(前句)

頭巾には粉雪積るだけでした  妹尾健太郎(付句)

 れぎおん16号、1997年、百韻「擂粉木」捌・浅沼璞

前句はジョン・レノン「マザー」からのサンプリングです。
打越の場の句に「人情」をさぐったわけで、いわゆる「起情(きじょう)」という連句の手法。
これを受けて付句は述懐しているわけです。(璞)

(どうもかささぎは、田中角栄、捨てたくなかった模様です。笑。
なんともうしますか。俗のなかの俗をきわめた清らかさみたいな。
かささぎが以前つとめていた警備会社のボスに似た匂い。)


さて、以上の式目を無視せずに、これまで巻いたものを整理してみます。

 

« あった。 | トップページ | 冬の庭の赤い実  千両、糯の木、ピラカンサ(かな?) »

コメント

検索サイト Yahoo  検索ワード 連句式目月の座花の座

8位

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 浅沼璞著・「超」連句入門からオン座六句の式目解説部分を。:

« あった。 | トップページ | 冬の庭の赤い実  千両、糯の木、ピラカンサ(かな?) »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31