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2011年12月14日 (水)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(121)           医療費を膨張させず機能を強化するには

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 12 月 14 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(121)

社会保障審議会医療部会の「医療提供体制の改革に関する意見(案)」では「2.病院・病床の機能の明確化・強化」について次のように言及しています。
~~~~~~~~~~~~
(1)病床区分のあり方(後述)
(2)特定機能病院のあり方

○ 特定機能病院が担う「高度な医療」とは、今後の高齢社会においては、複数の疾患を持つ複雑性の高い患者への対応が必要となる中で、多分野にわたる総合的な対応能力を有しつつ、かつ専門性の高い医療を提供することになると考えられる。
○ また、特定機能病院は、一般の医療機関では通常提供することが難しい診療を提供する病院として、地域医療の最後の拠り所としての役割を担っていくべきである。
○ 大学病院に外来が集中し、勤務医の疲弊につながっているという指摘がある。また、患者が大病院を選ばざるを得ない現状もあるとの指摘もある。貴重な医療資源の効率的な配分及び勤務医の労働環境への配慮の観点から、特定機能病院の外来診療のあり方を見直す必要がある。
○ 特定機能病院における研究については、論文数等によって評価することとなっているが、その質の担保のためには、更なる評価の観点が必要である。
○ 特定機能病院については、制度発足当初から医療を取り巻く様々な環境が変化している中、以上の指摘を踏まえつつ、その体制、機能を強化する観点から、現行の承認要件や業務報告の内容等について見直しが必要である。
○ 高度な医療の提供を担う特定機能病院としての質を継続的に確保していくため、更新制度を導入する等、特定機能病院に対する評価のあり方を検討する必要がある。
(3)臨床研究中核病院(仮称)の創設
○ 基礎研究、開発段階の臨床研究から市販後の臨床研究までの一連の流れと、そこから新たな基礎研究につながるというイノベーションの循環の中で、医薬品、医療機器等の研究開発を推進し、医療の質の向上につなげていくための拠点として臨床研究中核病院を創設すべきであり、法制上位置づけることなどについて前向きに検討すべきである。
(4)地域医療支援病院のあり方
○ 当初の地域医療支援病院の理念を踏まえ、地域医療支援病院における外来診療のあり方を見直す必要がある。
○ 地域医療支援病院について、地域医療の確保を図る観点から、他の医療機関間との連携のあり方等について評価すべきである。
○ 地域医療支援病院については、以上の点を踏まえつつ、その役割・機能を強化する観点から、現行の承認要件や業務報告の内容等について見直しが必要である。
(5)診療所のあり方
○ 地域で切れ目のない医療・介護の提供が必要とされる中、地域住民の身近にある病床としての有床診療所の役割が大きくなる一方、一般的な診療や在宅医療を提供するものから、特殊な診療科を有し、又は専門性の高い医療を提供するものまで診療所の機能は多様である。医療提供体制における地域での有床診療所及び無床診療所の役割や機能を踏まえその活用を図っていく必要がある。
(6)人員配置標準のあり方
○ 人員配置標準については、疾病構造の変化等今日の医療提供体制に対応したものに見直すことが考えられる一方で、医療が高度化する中で医療の安全を確保するといった観点や勤務医等の労働環境への配慮、外来機能についての診療所との役割分担などを踏まえる必要がある。
~~~~~~~~~~~~
特定機能病院の質の確保、臨床研究中核病院の創設、地域医療支援病院の機能強化、診療所の活用、人員配置基準の見直しなど、医療の充実を指向する意見が並んでいますが、医療を充実すれば医療費が膨張します。
「医療の高度化」「医療安全確保「勤務医等の労働環境」などを配慮した人員配置標準の見直しとは、すなわち人員増のことであり、人件費が更に医療費を膨張させることになります。
医療費を膨張させずにこれらを実現する方策は病院数や病床数を削減するか、病床区分を大胆に見直すしかありません。

保健医療経営大学学長ブログ転載

コメント

コメント

次期主力戦闘機の選定について、F35(ロッキード・マーチン社など米英豪など9か国共同開発)とFA18(米ボーイング社)とユーロファイター(英BAEシステムズ社など欧州4カ国が共同開発)の三つ巴の争いでしたが、F35に決着とのニュースが流れました。下馬評通り。
F35は開発中の機体に多数の亀裂が生じ、共同開発国の債務危機の影響もあり、開発調達計画が2年遅れる見通しとのこと。しかも度重なる計画変更で開発費用が膨張しており、他の候補機種より高い価格(50億円)が、日本が調達(40機)する頃にはさらに3倍の価格になっているだろうとのこと。
空自パイロットたちが運動性能を高く評価しているユーロファイターが選定されないところに、そこはかとなき怪しさがあふれています。

ふうん。
じっさいのとこ、ロッキード事件てな、なんだったんだろう。

日本はいまだに旧戦勝国の「しりぬぐい花子」なんですかね。

投稿: かささぎの旗 | 2011年12月13日 (火) 15時19分

何とも虚しいですね。
日本のシステム何一つ真実が通っていない。
男達の倫理って言うたらいいすぎだろうか。
この先どうなるか、子供目線で何事も判断すれば間違いない、とどこかにかいてありました。
その場限りの判断でしか前に進んでいないような気がします。
茹で日本さんへ

さくらさんへ
今日ニュースで杉並区の小学校の校庭をおおうシートに放射能がたくさんだったというのをみました。杉並区にしてもどこにしてもくまなくガイガーしたらが~んというような数字がでるんでしょうか。心配しだしたらきりがなく、それを薄めて割ってもゼロにはならない。土地ごと移動できるのはドラえもんじゃなきゃ無理だし。
今自衛隊がやっている福島の除染活動(はてしのない)は、東京都心が二次災害に遭わないための作業である・・・みたいな論法をされているのを読むと、なんかやなかんじ。そりゃそうじゃろけど、,,。

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