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2011年12月11日 (日)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(118)           効率化と重点化

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 12 月 11 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(118)

社会保障審議会医療保険部会の「議論の整理」(12月6日)では、「6.給付の重点化・制度運営の効率化」については次のように整理されています。
~~~~~~~~~~~~
医療費は増大する一方で、厳しい経済情勢を反映し、保険財政は非常に厳しい現状にある。また、今後は、更なる高齢化の進展、医療の高度化、医療提供体制の機能強化等により、医療費が増加することが見込まれている。
このような中、国民の信頼に応え得る高機能で中長期的に持続可能な医療保険制度とするためには、必要な機能の充実は図りつつ、給付の重点化・制度運営の効率化も併せて行っていくことが必要である。
成案においても、このような観点から、重点化・効率化を同時に実施することとされており、受診時定額負担のほか、次のような項目が盛り込まれており、議論を行った。
このほか、行政刷新会議等においても、給付の重点化・制度運営の効率化に関する施策が求められている。
(医薬品の患者負担
○ 市販医薬品の価格水準を考慮して医薬品の患者負担を見直すとの考え方については、診療報酬体系が複雑化するおそれがあるといった意見や過度な患者負担を求めるべきでないといった意見があった。また、市販医薬品については、消費者が自ら選択して服薬するものであり、医師の処方による医療用医薬品とは性質が異なることや、使用方法が異なるものの負担を比較することは困難であるという意見もあった。
後発医薬品の使用促進
○ 平成24年度に後発医薬品のシェアを30%とするとの目標の下に、診療報酬上の評価、患者への情報提供、処方せん様式の変更、医療関係者の信頼性向上のための品質確保など、総合的な使用促進を図る。
○ 行政刷新会議の「政策提言型仕分け」において出された、先発品と後発品の差額の一部を患者負担とするとの考え方については、過度な患者負担を求めるべきでないといった意見があった。
入院時の食費・居住費
○ 入院時の食費・居住費については、①入院時の食事管理は治療の一環であり、通常の食事とは区別して考えるべき、②居住費の負担が入院前の住居との二重の負担にならないようにすべき、等の理由から、見直しに慎重な意見が大勢を占めた。なお、一部の委員からは、事業仕分けの考え方に基づき見直しを進めるべきとの意見もあった。
現金給付(傷病手当金)の見直し
○ 傷病手当金について、不正請求防止の観点等から、①支給上限額の設定や、②標準報酬の平均額に基づき支給額を決定すべきとの意見があったが、これらについては、保険料負担に応じた給付という傷病手当金の基本的な考え方や実務のコストの面から問題との意見があった。
○ また、不正請求の防止に加え、保険者機能の強化の観点から、事業主への質問・調査権限の法律上の明確化を検討すべきである。
生活習慣病予防
○ 特定健診・保健指導について、「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」での議論や制度導入からこれまでの実績を踏まえ、その在り方を検討し、引き続き生活習慣病を予防する取組を推進する。
ICT利活用の推進、レセプト審査の質の向上・業務の効率化
○ 本年4月に電子レセプトによる請求が原則化されたが、今後もレセプト電子化が猶予されている医療機関について電子レセプトへの移行を勧奨するなど、更なるレセプトの電子化を推進することにより、レセプト審査の質の向上・業務の効率化を図る。
保険者による適正受診の勧奨等の保険者機能の発揮
○ 保険者による被保険者に対する受診勧奨や頻回・重複受診への指導、重症化予防などの取組など保険者機能の発揮による制度運営の効率化等を推進する。
療養費の見直し
○ 柔道整復等の療養費について、審査体制の強化などその適正な支給を求める意見が多かったこと、会計検査院等からも指摘を受けていること、療養費は国民医療費の伸びを近年上回って増加している現状などを踏まえ、平成24年療養費改定において適正化するとともに、関係者による検討会を設け、中・長期的な視点に立って、柔道整復療養費等の在り方の見直しを行う。
医療費適正化計画
○ 以上の取組のほか、国及び都道府県は、特定健診・保健指導の実施による国民の健康の保持の推進と平均在院日数の短縮等による医療の効率的な提供の推進を柱とする医療費適正化計画を策定し、医療費の適正化を図っている。このうち、医療の効率的な提供の推進については、療養病床に係る目標を凍結したことや、成案において新たな医療提供体制の方向性が示されたことも踏まえ、平成25年度からの新たな計画期間における目標の在り方等を検討し、引き続き医療費の適正化を推進する。
国保組合の補助率の見直し
○ 3大臣合意(平成22年12月17日、国家戦略担当大臣・財務大臣・厚生労働大臣)を踏まえ、保険者間の公平を確保する観点から、所得水準の高い国民健康保険組合(以下「国保組合」という。)に対する国庫補助の見直しを行う。
○ なお、所得水準の高い国保組合についても、国庫補助を完全に廃止することは財政運営への影響が大きい、国庫補助を廃止した場合には、保険料の上昇により加入者が脱退し、国保組合の解散等の可能性もあることから財政影響について精査する必要がある、という意見もあった。
以上のほか、短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大、産休期間中の保険料免除といった年金改革とともに進めていくべき課題もある。当部会として意見の隔たりがあった点もあるが、社会保障・税一体改革は喫緊の課題であり、厚生労働省においては、当部会における種々の意見に十分に留意しつつ、改革を進められたい。
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医薬品の患者負担の見直し、後発医薬品の使用促進、入院時の食費・居住費の見直し、現金給付(傷病手当金)の見直し、生活習慣病予防、ICT利活用の推進、レセプト審査の質の向上・業務の効率化、保険者による適正受診の勧奨等の保険者機能の発揮、柔道整復等の療養費の見直し、医療費適正化計画、国保組合の補助率の見直し・・・と、様々な具体策が列挙されていますが、具体策の中に、医療機関の経営人材の資質の向上が挙がっていません。
制度運営の効率化のためには当事者たちが「効率的に」業務をこなすことが大前提であり、それなしに制度をあれこれ改変したところで効率的ではありません。

保健医療経営大学学長ブログ転載

∇かささぎの厨房日誌

中番ですと六時で仕事がおわるはずなんですが、遅番はさらにここから後片づけが入ります。
汚れた食器の洗浄とあくる朝の台車セット。

かささぎの手際がまだ要領を得ず、もたもたしていますので、どうしても午後六時にきっちりと終わっていることは少なく、盛りつけ配膳で取り散らかった素材と格闘している時間です。そこへ洗浄専門の人たちが入ってくる。まだ乾燥機から食器さえ取り出していない・・・となると洗浄員さんたちは渋い顔をされます。

若い独身のやさしい先輩だと、ささっと片づけに手を貸してくれるのですが、四十すぎのおっさんだと絶対手伝ってくれません。だいきらい。自分だってかささぎみたいなときがあったろうに、さっさと帰ってしまう。あんた一人でかたづけり。とそれはそれは薄情です。家庭に帰ればよき父親、ちいさなこどもがいるんでしょうね。だから逆恨みをしてはいけないのですけどつい。

食器片づけって、とっても重くて大変。
きちんとしてないとあとで困りますし。

あとの仕事がつかえるので、ある程度片づけをしたあと、外来透析患者さんたちのお弁当箱を洗う。これがエレクター一台分、たくさんあります。
お弁当の中身は主菜の小鉢が二つと皿に温と冷と二つの料理が盛られている。
それとデザート皿。

弁当箱を崩して、お皿本体を出して、食べ残しを処分し、弁当が一つずつ乗ったトレイも洗う。
その一連の仕事にわたしは四十五分もかかるのでした。
ところが、ベテランの洗浄員は同じ仕事に二十分しかかけない。
いったいどこをどうやれば時間が半分以下になるのだろう。

というのを今日帰りがけ、教わりました。
コツは弁当箱を解体するとき、お皿を卓の上に積み上げない。
洗い籠の中にまとめて蓋類と皿類に分けて積み重ねていく。
すると籠二つで済むし、そのままシンクへ落とし込めばいいから、時間が短縮される。

というのです。なるほどです。
人の仕事ぶりをみている余裕すら、ありませんでした。いっぱいいっぱいで。

あすは日曜だから透析外来はありません。
月曜、さっそくこのやり方をためしてみます。

仕事が早くきれいにできれば、うれしいです。
それだけ人に迷惑をかけなくてすむからです。

なんでも経験に勝る師はありません。(やれやれ。)

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