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2011年12月26日 (月)

ササラ電車、やり直さずこのまま猛進。

第一連

雪撥ねてササラ電車が街をゆく   杉浦兼坊

 降り積むものを擁(かいいだ)く冬  姫野恭子

卓上に葉書いちまい置かれゐて  山下整子

 セルロイド製筆箱の蓋       中山宙虫

サワと鳴る草木のなか月匂ふ    八山呆夢

 あしたの杯に古酒あふれさせ      青翠えめ

第二連

うらやましきは欠航しらずの石たたき 竹橋乙四郎

 Face bookで出会ひました      神崎さくら

乳首にはデビットボウイ耳たぶにはエリックカルメン  中山宙虫

 リネン庫といふ暗室           整子

「切らなければ助からない」と医師言ひし    恭子

 

 ふたりのくらしにみづすましが棲む    虫

∇式目違反、捌の弁明

浅沼璞さんの式目からいえば、第二連の一句目は、石たたきが秋の季語で、三つも秋が続き、三句絡みとなりますが、歌仙に準じ、このままいきます。
つぎの、さくらさんの句は、乙四郎さんの前句を恋前とした恋句ともよめるし、あるいは、これ自体が恋前句であるとも読めます。
みっつ目の中山そらん句は、オン座六句の定座であるロック音楽の句で、からだの言葉が入っているため、かなり恋の雰囲気が濃厚ですが、いくらでもなんとでも読める多層的な句です。かささぎには、さくらさんの前句の相手を説明している句と思えた。
リネン庫は居所の句で、場。
1980年代にヒットした吉田秋生の漫画、バナナフィッシュ。
病院の暗室で抱き合うナースと医師、なぜかそれを脈絡なく思い出しました。
ダストシュートも理念庫も暗いので。

あんなに現代的で刺激的だったバナナフィッシュが、今は影さえもない。
時代の移り変わりは非情なものとしみじみ思うよ。


姫野句は病の句で恋離れ句だったのですが、水澄ましの句がついたことで、ふたたび恋句の中の一句となりました。(歌仙の恋は二句以上五句までとなっています。)
前半の恋が浮き足だったものであるのに比べ、後半の恋には生活者の静かな視点があります。

これもまた、オンザ六句の式目違反(句数違反)なれど、みずすましの一句があまりにもよかったので、捨てるに忍びないとそのまま置きます。こんなふうに季語が生きている句はあまりなく、そらんさんらしい一句。

http://sogyusha.org/saijiki/02_summer/mizusumashi.html

水澄ましは二種類ありますが、水馬であろうと思います。
この連はあろうことか全体が恋になってしまいました。
璞先生、苦笑。

さばきの思いとしては、歌仙に比べてオン座六句は速度が速い。
二句で捨てるべき題もその速度を後押ししている。
それを歌仙と同じくらいのゆったりとしたペースで、季語のある句に重点がくるようによんでいく。
一連ごとのテーマが自然にきまってくるようにする。
間違えてしまったので、そのようにやりたい。
歌仙なみの展開、けれども連を区切るということ。
連の意味はおのずとみえてくるか。

オン座六句に出すべき、石、ロック、酒(第一連)がでました。
あとは氷のみ。

第三連

夏の場の句。定型。長句。

どなたでもいくつでもどうかおねがいいたします。

恋以外。

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コメント

サングラス対岸の島映しをり
炭酸の泡も弾けて夏神輿

どぎつい色の氷水飲む

エメさんの(炭酸の・・・)句につけて。

えめさん。ぼんさん。どうもありがとうございます。

景の句(場の句)をという要望にこたえてくださいました。
景気の句にもいろいろあって、これらは人事の景の句ですね。
サングラスも神輿もそうです。
ですが、神輿の句をいただきます。
宗教が出ていませんでしたし。

第三連
炭酸の泡も弾けて夏神輿   えめ
  どぎつい色の氷水飲む  ぼん

となると、自他場のさわりはありません(ぼんの句の打越のそらん句は自他半と思われる、ぼんの句は自の句)が、夏の句が三つ続きます。これは暑い。ここで氷を出さない方がいいのではないでしょうか。氷をだすと夏の季語になるからねえ。
夏は一句か二句でいい。歌仙でもそうだし、ましてや穏座六句。
氷はこの夏がおわって、雑をはさんで、新年か歳末の季語をだすとき、冬の氷をだしませんか。

ということで、ぼんちゃん、またなにか考え直してくだされ。雑がいいです。どうもすみません。

OK!

打越を良く見ていなかった。反省!

えめさんのお句ですが。
なにか儚いものを通してみる、盛夏の象徴。
魂振りのような、自分への応援歌のような。
ところで。
「夏神輿」が気になって、一応しらべてみました。
といいますのも、俳諧ではただ「祭」というだけで、夏の季語だと決まっています。わたしたちの感覚では、秋の祭りが本来のような気がしますが、それは「秋祭」と秋がつくのです。
ですから、夏神輿とあると、わざわざ夏をつける意味は何かと思い単に語呂を整えるだけなら、荒神輿のほうがいいのでは、あるいは、なにかほかのえめさんおすすめの神輿であるほうが、具体性があっていい、と思います。
まだ時間がありますから、どうぞ代替案を、えめさんにお願いいたします。
(夏神輿という季語は、もったいないとおもう、知識も経験も豊富なえめさんにしては。)

それと。ぼんちゃん。
穏座六句では四季を差別化していないけど、歌仙では秋と春を夏冬より多く配しますよね。
この意味をおもっていましたが、八女戦国百首和歌という具体例を五百年前の先祖の作品のなかにみいだしたおかげで、なんとなくわかりかけてきた。
歌の歴史がはじまってから、ずうっと慣習的に、夏冬よりも秋春の歌の数のほうが多かったからなのですね。その理由は。
人それぞれおもうべきことですけど。

荒神輿、ネット検索したら、いちばんめに出てくるのは、なんと氷川神社という神社でした!埼玉ではないですか。いつかずうっと前、この社はでてきませんでしたかねえ。松本杏花さんがらみで。えーと、乙骨三郎。小学唱歌。あれはなんだったかなあ。氷川女体神社とかいうのでしたが、おなじところではないようですね。
ひかわのヒは氷室のひで、いろんなものにつうじるね。オンが。だからオン座六句なのかいな。

ではいってきます。今日はすなおにボスのいわれることに従う。

炭酸の泡も弾けて荒神輿
炭酸の泡弾け飛び神輿舞ふ
魂も共に揺らせて大神輿

往還端に戻る静けさ

えめさん、ぼん。どうもありがとうございます。

第三連
炭酸の泡も弾けて荒神輿   えめ
 往還端に戻る静けさ     ぼん


おうかんばた、いいことばです。
すぐ思いついた道は、去年おとひこさんとらん夫妻がつれていってくれた、白蓮さんの嫁ぎ先の前を通る旧長崎街道。
つぎに、442号線。
で、祭りのほうは、あらみこしといいますと、やまかさとか、川筋気質といわれる直方とかあっちのほうの山笠祭りをおもう。じっさいにみたことはありませんが。ふんいきありますよね。

深層でついているものがある、往還ということばは人の生死にからむことばだから、。
えめさんのこころの深いところに沿った、ぼんの句でした。ありがとう。

これがトス、つぎは時事句おねがいします。
時事句に限らず、べつになんでもいいですが。
どなたでもどうぞ。
五七五です。季語なしです。

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