無料ブログはココログ

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(95)               精神疾患を有する急患への積極的な対応 | トップページ | TPPアクセス・ウィンドウ と 介護の日 »

2011年11月11日 (金)

あかときくらく その2 山中智恵子の歌論

(きのうのつづき、梁塵秘抄についての説明からです。)

 今様といっても、当時現に人々の口に歌われていた最新作の常の今様から、それ以前のある期間にわたって、歌い継がれてきたものを含むのだから、約百年にわたる平安朝末期、白河・鳥羽・後白河の院政期に巷や堂上に流行した歌謡を中心としてはいるものの、もっと遥かにさかのぼるものも入っていると思われる。

 古代律令制がようやく崩壊し、藤原氏の摂関政治の盛時はもはや遠く、荘園制度のさまざまの矛盾が陽の下にさらされようとする内乱前夜、保元・平治の乱から、源氏が重来する武者(ムサ)の世の暁、庶民・武士・貴族・無籍の流浪民が、弓箭と奔馬と宗教の踊躍のなかで、危く均衡をたもったひとつの過渡期に、異常な流行を示した歌謡の群である。兼好がそのあわれを讃えて以来の、幻の書でもあった。(つづく)

(※山中智恵子の歌論『あかときくらく』から引用しております。)

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(95)               精神疾患を有する急患への積極的な対応 | トップページ | TPPアクセス・ウィンドウ と 介護の日 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/6513/42965325

この記事へのトラックバック一覧です: あかときくらく その2 山中智恵子の歌論:

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(95)               精神疾患を有する急患への積極的な対応 | トップページ | TPPアクセス・ウィンドウ と 介護の日 »

最近のトラックバック

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30