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2011年11月 5日 (土)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(90)               TPPと医療 その2

保健医療経営大学学長

 

 橋爪 章

2011 年 11 月 5 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(90)

TPPと医療との関係が政治課題となってきました。

TPP交渉への参加の是非は高度な政治判断を要することですが、「判断」のためには正確な情報が必要です。

この一週間に、次のような動きがありました。

これまで、正確な情報が国民(特に医療関係者)へ伝わっていなかったようです。

以下、日本農業新聞のヘッドラインニュースを転載している「enet」(http://www.agrinews.co.jp/)からの引用です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<医療自由化目標「入手していた」 米国文書で厚労相 (1028)

米国政府がTPP交渉で、公的医療保険の運用で自由化を求める文書を公表していたにもかかわらず、日本政府が「公的医療保険制度は交渉の対象外」と国民に説明していた問題で、小宮山洋子厚生労働相は27日、「9月16日に外務省を通じて受け取っていた」と述べ、入手していたことを明らかにした。公的医療制度の根幹である薬価の決定方法が交渉対象になる可能性も認めた。

<医療自由化求める米国文書 概略版不明記認める 問われる情報公開姿勢 厚労相 (1029)

TPP交渉で公的医療保険の運用に関し自由化を求める米国政府の文書を確認していたにもかかわらず、日本政府が国民向けに作った概略版資料で「公的医療保険制度は交渉の対象外」と説明していた問題で、小宮山洋子厚生労働相は27日、「医薬品の保険手続きに関する透明性の確保が論議の対象になる可能性は、分厚い説明資料で説明した」と述べた。概略版で実態を明らかにせず、国民の目に触れにくい「分厚い資料」だけで医療自由化の可能性を示していたことを認める発言で、政府の情報公開に対する姿勢が問われそうだ。

<TPP交渉米国文書漏えい 薬価見直し機会提案 医療費高騰の恐れ (1103)

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉で米国が主張した医薬品・医療機器などの価格決定についての提案とされる文書が漏えいした。各国の公的機関が行う新薬の認証や価格決定に対し、製薬会社などが見直しを迫られる仕組みの導入が盛り込まれている。TPPの国民生活への影響を指摘する市民団体や有識者から「薬価を低く抑える公的医療保険制度を脅かし、価格を上昇させる」など懸念の声が上がる。

<政府、楽観的過ぎる 揺らぐ国民皆保険 3師会 (1103)

日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会(3師会)の会長は2日、厚生労働省で記者会見を開き、政府が国民皆保険を守ることを表明しない限り「TPP交渉参加を認めることはできない」との見解を発表した。公的医療保険制度は交渉の議題になっていないとする政府の説明に対しては「現時点の推測で楽観的過ぎる」と批判。TPP交渉では日本の同制度の除外を明言するよう政府に強く要請した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

9月16日に厚生労働大臣が受け取っていた文書というのは「米国政府が公的医療保険の運用で自由化を求める声明」というもののようです。

米国はTPP参加国に、公的医療保険制度の運用において、透明性と手続きの公正性を求めています。

米豪FTAでも米韓FTAでも公的医療保険制度はターゲットにされていましたので、TPPでは俎上にないというのは不可解でしたが、やはり交渉対象だったようです。

米豪FTAでは、薬価を低く抑える制度の変更が求められ、新薬に市場価格並みの高い薬価が設定されるよう制度が見直されました。

米韓FTAでも、医薬品の認可や薬価に対して米国系製薬会社に不服がある場合に決定の見直しを求める機関が設置されました。

TTPでは、公的医療保険制度での薬価などについて、米豪FTA、米韓FTAよりも厳格に「透明性と公平性」を確保できる規律を課すことを目指しているようです。

わが国では、国民皆保険制度の維持のために医療費抑制基調の診療報酬改定が繰り返されてきましたが、それでも、何とか医療現場に実質的なプラスをもたらすべく、薬価のマイナス改定による節約を主たる財源として医療現場の評価へと振り向けてきました。

今後、改定のたびに薬価がプラスの方へ揺れ戻るような事態となれば、医療現場における診療報酬改定は実質的なマイナス改定が繰り返されることにもなりかねません。

医療関係者はTPPの行方に無関心では居られません。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▽コメントまとめ

コメント

あびる記者のその記事はここでよめます。http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/2495906/
竹島って隠岐の島ちかくにあるんだ。
そういうことさえしりませんでした。
まったくとんでもなく無知です。
あびるというかわった姓は、対馬に多いそうです。
ふとまにをやる一族だった、のかな。
あびる文字という古代文字があり、ハングルに似ているとあった。
アヒル文字とは違うようです。笑

メコン川流域は、昨年は異常な水位低下が問題でした。
メコン川は中国のチベット高原が源流で、南シナ海に抜けるまでの4000キロを、中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナムと6か国を駆け抜けています。
流域人口は2000万人で、洪水も水位低下も、深刻な影響をもたらします。
メコン川の本流には15年前まではダムはありませんでしたが、1996年、2003年、2008年、2010年と立て続けに中国が大規模ダムを完成させ、2013年と2017年には超巨大ダムが完成予定です。
そのため下流域では水位が低下し、漁獲量は4分の1に低下、多くの種が絶滅の危機に陥っています。
下流域諸国は中国を非難してダム建設の中止を求めましたが、中国は強行しています。
放水も中国の都合で行われており、下流域諸国の治水・利水という観点はないようです。
雨量が多い今年は、下流域の洪水などお構いなしに放水して電力を得ているのでしょう。
蛇口の支配権を手中にし、中国はインドシナ諸国への発言力を強めています。

中国の企業が全国各地の水源地を大規模に買収しようとする動きが活発とのこと。
価値が暴落している森林木材を地権ごと高値(相場の10倍)で買いたい、という買収話が、水源林を狙ってあちこちの森林組合に持ちかけられているのだとか。
農地であれば地権者の権利移転をチェックする仕組みがありますが、森林法では民有林の売買に関する規制がなく、所有者は自分の山林を自由に売買することが可能なのだそうです。1ヘクタール未満の土地の場合は売買の届け出義務すらなく、中国資本による水源地買収は把握できないとのこと。
山間部では地下水をくみ上げる量に法的制限がなく、あちこちで水源林を買収されれば中国が日本人の蛇口を握ることになります。

>下流域諸国は中国を非難してダム建設の中止を求めましたが、中国は強行しています。
放水も中国の都合で行われており、下流域諸国の治水・利水という観点はないようです。
>山間部では地下水をくみ上げる量に法的制限がなく、あちこちで水源林を買収されれば中国が日本人の蛇口を握ることになります。

中国のやり口、すさまじいですね。欲望むきだし。
あれだけの人口を擁しているからだろうか。

カンボジア洪水被害の動画ここです↓
http://www.youtube.com/watch?v=CupggAcwq9I
しかし、あまりみたくないですね
ことしはこればかりみてる

そんななか、都知事はよくやったとおもう
あれがあるからあの人の人気はもっているんだな
黙れ!はよかったです
あいみたがいってことがいいたかったのですね

木曜のドラマ、座ドクター図、みてます?おもしろいです。かそうけんのおんなもおもしろいし、みつのあじもおもしろいけど、どくたーず、さいこう。かせいふのみたもね。(ああ、かささぎもとしとったなあ。おばあちゃんみたい。しみじみ。(というと横からばあさんじゃんという声、るっせえなあ!

>当初の8か国というのはTPP交渉の参加国ですが、その後、韓国が仲間入りして9か国になっています。
すなわち、TPPの生贄は、ほぼ日本に照準が当てられているということです。

つまり、日本には、TPPによる長期的な見返り利益がないということでしょうか?
TPPについて報道がなされ始めた頃から、わたしはTPPが大きな助け舟になるのではないかと思ってきました。日本経済をたてなおすための。農業界にとっては死活問題だといわれますが、ほんとにそうだろうか。日本の経済安定がなければ、雇用も安定せず、国民のおおくが不安定な収入のまま、長期間暮さねばならない。ふところがさみしいとき、どんなに安全でも高価な米野菜食肉は買わない。いえ、手が出せない。

確かに小規模農業者は太刀打ちできませんが、大型経営農業者なら打って出ることも可能ではないか?農業界にとってもビッグチャンスととらえることはできないだろうか、農業を会社経営として再編する。日本の農業の大型化はこのときのために計られてきたのではないのか、と。小規模農業者が頼りにしている農協こそが、自らを大きな会社組織として捕らえ、本気で舵取りすることはできないのか、と思ってきたのでしたが。
一歩の遅れが、こんな大きな差になるとは。
このまま、日本は、アジアの中の、「こころも、せいかつも貧しい国」の仲間入りするのでしょうか。

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コメント

かそうけんの女、こないだので、馬の蹄鉄うちの人がでてきた。で、物語の中、ぎりぎりの状態にある馬好きのセイネンが馬に近づくと、馬がよってきて、おでことおでこをあわせて、そのセイネンにエネルギーをチャージしてくれたのです!!かささぎ、感動です。馬ってなんてやさしいんだ。ほんなこて、。みはしみちやのあの歌、わかったきがした。

TPPについて
これは様々な分野の業種によって賛否両論で、さらに経済問題と政治問題と国防問題を絡ませているのでなおさらわかりません。
でもこれは開国か攘夷かの判断が迫られた江戸末期の状態にも匹敵することではないかと思います。

閉じこもるより積極的に出て行く策のほうが道が開ける、これまで幾度となく窮地になっても努力で克服してきた日本なので、何とかなるの精神で行き、孤立したほうがこわいような気がします。
しかしユウロのような結果を招くことを考えると、巻き込まれないですむ。

seikoさんの言われる大きな舵取りのできる政治家がおってくれたらと思います。

>そんななか、都知事はよくやったとおもう

お決まりの政治家言葉ではない、思っちゃ居るけどだれも言わないことをずばっと言ってくれる。
この1点だと思いますよ、人気の秘密は。
ひそひそとそう言っている人よくいますよ。
(なんでひそひそでなきゃいけないのかよくわからん)

法務大臣の答弁、なんですか、ありゃ。

電気だけもらって、いやなものは受け取らないでは、浮世の義理がたたんでしょう。おまいら、そういうこともわからんのか、おおばかものめが、しね。。。とまではおっしゃらなかったようですが、黙れっていうことば、じつにいいことばだった。
江戸っ子の大見得をきったんだな、と感心した。
さくらさん、たのしい都会にすんでおられますね。
一度すみたかった。とうきょうに。

ttpはごめん、わからんけん。話そらしてごめん。

TPPと医療、保険診療と自由診療の混在を認める方向へ進むべきとした、勝間和代さんの意見がここでよめます。↓
>「これらの議論を踏まえて、ベストアンサーには、内科医の川越宏文さんの意見を選びました。川越さんは、「治療法が無い」と宣告された「がん難民」に言及し、効果が確実な治療法にこだわる現状のエビデンス(証拠)至上主義の医療体制を疑問視。「がん難民」となった患者が絶望感の中、少しでも良い治療を求めようとする時、混合診療の禁止が大きな負担になっていると指摘されました。その上で、先進治療のデータを収集し、患者の安全性にも配慮しながら、混合診療を解禁すべきだと提言されています。」

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