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2011年11月14日 (月)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(98)            連携する在支診と在支病

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 11 月 14 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(98)

先週の中医協総会のメインテーマは「在宅医療」でした。
医療と介護の連携のポイントは、医療ニーズを有する要介護者への医療の提供にありますので、次期改定の最大課題のひとつであるといえます。
厚生労働省が示した、在宅医療の充実に向けた課題と論点は次の通りです。
~~~~~~~~~~
【課題】
• 少子高齢化等に伴い、今後在宅医療の需要が高まることが予想され、社会保障改革に関する集中検討会議において、在宅医療を担う診療所等の機能強化等が提示されている。
• しかしながら、在宅療養を行うに当たっては、介護者の不在、患者の不安、在宅医療サービスの不足等の課題が存在している。
• 現在、在宅療養支援診療所・病院への評価を行っているが、小規模の医療機関も多く、24時間対応や緊急時の対応、看取りを含めたターミナルケア等を行う体制の確保が課題となっている。
• 在宅での緩和ケアについても評価を行っているが、推進できていない状況にある。
• 在宅療養支援診療所は、人口密集地に多いという地域偏在が認められる。
• 今後、更なる医療と介護の連携を構築するに当たって、地域全体のコーディネートを行う拠点機能が求められている。
【論点】
○ 今後、高齢者向け住宅の普及に伴って、自宅以外で在宅療養を行う患者への医療サービスの提供について、どのように考えるか。
○ 在宅医療サービスの充実を図るに当たって機関の機能分化と連携等に、在宅医療を担う医療よる機能強化について、どのように考えるか。
○ 在宅での看取りを含めたターミナルケアの充実について、どのように考えるか。
○ 在宅緩和ケア等、患者のニーズに応じた医療サービスの提供について、どのように考えるか。
○ 在宅医療を担う医療機関の地域性について、どのように考えるか。
○ 地域における医療と介護の連携の拠点となる機能について、どのように考えるか。
~~~~~~~~~~
大詰めのこの時期において、論点として「どのように考えるか」と提起されたものについては、何の解決策も示さないままにしておくわけにはいきませんので、何らかの腹案があるはずです。
急変時に対応できる24時間往診可能な体制、ターミナルケア・看取りを行うことができる体制、緊急入院が必要な際に病床を有する医療機関との連携等に関する診療報酬の評価が充実されるはずですが、医師が少なく、小規模な在宅療養支援診療所単独では、24時間対応や、急変時の対応、看取りを含めたターミナルケアまで行う体制の確保は困難な場合もありますので、在宅医療を担う医療機関の機能分化と連携による機能強化がポイントとなります。
中医協では、目指すべき機能分化と連携のイメージ案として、次の3つのパターンが提示されています。
①複数の医師等が在籍し、自院のみで完結する有床の在支診
②複数の医師等が在籍し、ほぼ自院のみで完結するが、緊急時の入院のみ在支病と連携する在支診
③在支病を含む他の医療機関等と連携・補完し合う在支診

(学長ブログ転載)

※在支病=在宅療養支援病院

○在支病になった3病院にみる狙いと勝算http://medical.nikkeibp.co.jp/all/info/mag/nhc/magazine/cover/1104toku2.pdf#search='在支病' 

○在支診とは。http://www.kogasoftware.com/news/080525gakkai.pdf#search='在支診'

ながしよみながしよみ。

>ウエアラブルなセンサの研究開発は各方面で行わ
れており、腕時計型生体センサによる脈波や皮膚
温度、発汗をモニタリングすることにより、生活
習慣予防の支援を行う「ウエアラブル健康管理シ
ステム」(3)や日常行動における体温や脈波の状態
を長期記録し、そのパターンから健康状態や精神
状態を把握する取組みなどが行われている。(4)腕
時計型センサは心電データ取得には適していない。

>NPO 法人WIN で取り組んでいる「在支診」につ
いて紹介した。「在支診」の狙いは在宅診療に関係
する人々の支援が主体であるが、医療のサービス
性を高める可能性も秘めている。医療のサービス
性を高めるには、EBD(Evidence-BasedMedicine)が
言われており、工学的手法を取り入
れた生体信号解析や管理ツールによる取組み、す
なわち「ITの活用」が提唱されている。生体は
多種多様な信号を発しており、複雑系である生体
反応を簡便に測定でき、その情報を活用すること
により、より良い医療の提供につなげる可能性が
想定される。

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