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2011年10月 9日 (日)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(71)

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

平成24年診療報酬・介護報酬改定(71)

外来医療については、中医協では病院と診療所との役割分担が議論の焦点です。
診療所は一般外来の受け入れを拡大し、病院は専門外来やセカンドオピニオン等の役割を担うという役割分担が想定されていますが、従前より唱えられていることでもあります。
一般患者が病院外来を志向するのは日本の医療がフリーアクセスを基本として発展してきたことによりますし、多くの病院にとって、外来診療は入院患者獲得のメインルートとなっています。
診療所も、特定の診療分野において、病院よりも専門性が高い医療を提供している場合がしばしばあります。
外来受診の役割分担を推進するためには、医療機関同士の連携を強化し、必要な時に迅速に連携先のサービスを受けられるような体制の構築が必要です。
診療所の役割として、在宅医療の担い手とする方向性も打ち出されていますが、既に在宅支援診療所となっているところでも、その7割は医師1人体制で、半数は在宅看取りを行っていないのが実状です。
在宅医療の緊急時には、複数医師や24時間連絡対応が可能な看護職員の配置がなければ対応が困難です。
在宅支援病院や他の在宅支援診療所、訪問看護ステーションなどとの連携なしには実効性が上がらないかもしれません。
医師1人体制で夜間の看護職員は配置できていなくても、他の在宅療養支援医療機関と連携して、在宅医療、看取りを行っている診療所を勇気付けるような診療報酬にしなければ、在宅医療の推進は絵に描いた餅となるでしょう。

(学長ブログ転載)

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