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2011年10月15日 (土)

平成24年診療報酬・介護報酬改定(75)    自宅死亡率の高さ低さをどうみるか

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 10 月 15 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(75)

中医協へ提出された在宅医療の充実に関する資料の中に、訪問看護の利用状況と自宅死亡の割合との相関を示すグラフがありました。
都道府県別には高齢者人口あたりの訪問看護利用者数には約4倍の差があります。
グラフでは、訪問看護利用者数が多い都道府県ほど在宅で死亡する者の割合が高い傾向が読み取れます。
このグラフが提示された背景に、死亡者数の急増に対し看取り先の確保が困難となる将来見通しがあり、在宅看取り体制の充実が必要だとの論点を喚起したい意図が見え隠れしています。
訪問看護の利用を増やすことで在宅看取りが増やせる、という論理です。
自宅死亡割合は全国平均で12.6%ですが、都道府県別には大きな差があります。

佐賀県  8.0%
熊本県  8.6%
北海道  8.7%
福岡県  8.7%
大分県  8.8%
宮崎県  8.9%
長崎県  9.0%
鹿児島県 9.1%
・・・
千葉県 14.1%
神奈川県14.3%
京都府 14.6%
宮城県 14.7%
滋賀県 15.2%
大阪府 15.4%
兵庫県 15.4%
東京都 16.1%
奈良県 16.4%

自宅死亡割合が低いところは九州7県と北海道です。
しかし熊本県、北海道、大分県、長崎県、鹿児島県の人口あたり訪問看護利用者数は自宅死亡割合が高い千葉県より多く、相関がそれほど強いともいえません。
九州7県と北海道に共通した特色は人口あたり病床数の多さで、どの道県も全国平均より4割以上多くなっています。
自宅死亡割合は、病床数との相関の方がより強いのではないでしょうか。
九州や北海道では病床数にゆとりがあるので病院で看取ることができている、と考えるほうが素直です。

もちろん、死亡者数が急増してゆくこれからは、九州・北海道いえども自宅死亡割合が高くなってゆくはずです。
そのような在宅看取りの時代を迎えるにあたり、訪問看護体制のより一層の充実が望ましいことは言うまでもありません。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▽かささぎの独り言

最初に器ありき。ということですね。

かささぎの父は、家に帰りたがっている。
けれども、介護の手がたりないのでそれはできない。
施設なら十分な介護が受けられます。
安心です。
ところが、入居者のこころの安堵とこれとは交わらない。
それはどちらもわかっています。
理想としては自宅で死にたい。死なせたい。
ですから、このような統計表をみせられても、どう読めばいいのか戸惑います。
実は、数字をぱっとみて感じたこと、あら、地方より都会のほうが自宅で死ねているんだ。
さすが、すすんでいるんだなー。と、そんな暢気ことをかささぎはまず思った。
しかし、学長ブログの解説だとそういうものではなさそうです。
家族はあずけたいのに、病床数が足りないからやむをえず自宅での死亡となった、みたいに思える。
そこのところの微妙なニュアンスは最先端で御世話をされている職員さんにしかわからないことなのでしょう。
数字の裏側の緻密な感情。

▽けさのちびまるこちゃん。
おとうさんが二日酔い。
で、ふらふらぐにゅぐにゅのふぬけ父をみて、まるこ、こういう。

いいねえ二日酔いって、二日も酔えて。

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滞在時間 8分39秒 閲覧ページ数 3ページ 参照元 訪問看護の利用状況と自宅死亡の割合

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