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2011年10月 1日 (土)

後期高齢者医療制度の廃止

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 10 月 1 日 後期高齢者医療制度の廃止

29日、辻厚生労働副大臣は後期高齢者医療制度を廃止して新制度に移行するための関連法案を通常国会で提出したいと明言しました。
小宮山大臣も、昨日、同様に法案提出への意欲を示しました。
民主党の政権公約では後期高齢者医療制度を廃止し、年齢で区分しない制度に移行することになっています。
新しい高齢者医療制度については、昨年12月に厚生労働大臣の諮問機関である「高齢者医療制度改革会議」が改革案を取りまとめています。
後期高齢者医療制度を廃止し、75歳以上の会社員やその扶養家族は企業の健康保険組合などに加入し、残り(約8割)は国民健康保険に加入するという改革案です。

紆余曲折の末に75歳以上の保険料負担に不公平がない現行制度が生まれたのですが、元の制度に戻ることにより75歳以上でも保険料を収める人と収めなくてもよい人とが出てくることになります。
また、国民健康保険の破綻回避のために75歳以上を制度から切り離して現行制度が生まれたのですが、元の制度に戻れば多くの国民健康保険は再び破綻の危機に直面することになります。

そのため、改革案では、国民健康保険の75歳以上の運営を現役世代と切り離し、都道府県が別勘定で運営する仕組みを提示しています。
年齢で区分しない、というのは加入制度を区分しないという建前のみで、本質的には75歳以上を明確に区分する現行制度と変わることはありません。
本質が変わらないのに制度を変えるだけというのでは、後期高齢者制度を導入した当時以上のわかりにくさと現場の混乱が予想されます。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

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