無料ブログはココログ

« 「空腹であれ、馬鹿であれ」  スティーブ・ジョブズ追悼動画 | トップページ | 八女戦国百首和歌の謎を追う  題のなぞ コメント集成 »

2011年10月 7日 (金)

医療施設調査(1) 平成24年診療報酬・介護報酬改定(69)

保健医療経営大学学長

  橋爪 章

2011 年 10 月 6 日 医療施設調査(1)

平成22年10月1日現在の医療施設の状況を調べた「医療施設調査」と「病院報告」が発表されました。
全国の(活動中の)医療施設は17万6878施設で前年より407施設増加しています。
一般診療所が189施設増加(増加率0.2%)、歯科診療所が287施設増加(増加率0.4%)していますが、病院は69施設減少(減少率0.8%)しています。
都道府県ごとに平均1施設以上の病院が消えていることになります。
病院の閉院はすべてが倒産というわけではなく、療養病床を有する病院が介護老人保健施設へ転換する事例もありますが、消えた病院の近隣住民にとっては大きな医療拠点が無くなることになり、地域の一大事です。
施設数の増減は、新規開設(または再開)した施設数と廃止(または休止)した施設数との差が統計上の数字となりますので、閉院数はもっと多いことになります。
病院は、開設数が75、再開数が4、廃止数が141、休止数が7でした。
病院の経営環境の厳しさが窺われる数字です。
一般診療所は開設数が4632、再開数が204、廃止数が4086、休止数が561です。
施設数の増減には影響を与えませんが、有床診療所から無床診療所に転換した診療所が349あります。
一般診療所の経営環境も厳しそうです。
増加率が大きい歯科診療所も過当競争の最中です。
歯科医師数の増加に伴い開設数が1760、再開数が42ありますが、廃止数が1392、休止数が123もあります。
一年間の間に6310もの医療施設が廃止・休止に追い込まれています。

2011 年 10 月 7 日 平成24年診療報酬・介護報酬改定(69)

中医協は、先月末に示されたスケジュールに即して具体的項目の検討に入りました。

5日の総会では、さっそく「入院・外来・在宅医療について(総論)」が議論されています。

<入院>

「高度急性期」の評価を含め、一般急性期、亜急性期の患者の状態像に応じた診療報酬体系

「地域に密着した病床」についての高度急性期から亜急性期までの一体的な対応の評価

<外来>

病院は「専門外来」などの役割を担い、診療所は「一般外来の受け入れ拡大」と「役割分担」を進める

<在宅医療>

「複数医師などで緊急時対応している在支診」「在支病等と連携し在宅医療や看取りを行っている診療所」「周辺に診療所がなく訪問診療や往診を行う在支病」の評価

が議論の焦点です

「地域に密着した病床(地域一般病床)」とは高度急性期から亜急性期まで対応するものですが、地方で他に医療機関がなかったり、交通が不便で患者が他の医療機関にかかりにくい状況で、高度急性期から亜急性期まで対応しているような病院が想定されています。

しかし、医療法(地域医療計画)の下での病院医療は二次医療圏ごとに完結しているのがタテマエですので、「他に医療機関がない」という状況が想定できる医療圏はごく例外的でしょう。

昨日、中医協とは全く別個に厚生労働省で「医療計画の見直し等に関する検討会」が開かれ、二次医療圏について、人口20万人以下を目安に、圏内で医療連携を完結できているか検証を求める方針が決められました。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

« 「空腹であれ、馬鹿であれ」  スティーブ・ジョブズ追悼動画 | トップページ | 八女戦国百首和歌の謎を追う  題のなぞ コメント集成 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 「空腹であれ、馬鹿であれ」  スティーブ・ジョブズ追悼動画 | トップページ | 八女戦国百首和歌の謎を追う  題のなぞ コメント集成 »

最近のトラックバック

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31