無料ブログはココログ

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(65)              平均在院日数に関する基準 | トップページ | 病別禁止食材表 »

2011年9月28日 (水)

連句興行とめがき 八山呆夢の句のことなど

連句合宿では半日いただけで帰宅したはちやまぼん。
久留米出身の三潴の主婦です。
こないだの句会では、佳句を出してくれました。
最近とみに俳句の骨法を身につけたようです。

頼まれて新藁長く残しけり      八山呆夢

頼まれねば、稲刈の機械コンバインで藁は小さく刻まれる。
そのまま大地に鋤きこまれて肥やしとなるためです。
だが、昔の農法では、藁は収穫が終わるまで藁のまま、長い姿のまま、在った。
はざ掛けにして、藁を長く残し、それで筵(むしろ)を織ったり、苗モノを作るときの覆いにしたりもした。
そのような暮らしを俳句は忘れない。
我が家の母も近所の知り合いに頼んで藁を少し分けてもらう。

稲藁をもらふ両手に持てるだけ   恭子

かささぎの去年できた句です。ちょうどぼんの句に応えるかたちね。

拾五円投げて拝んで彼岸寄    八山呆夢

なぜ、十五円なの?と聞けば、
重々ご縁がありますように、との語呂合わせだそう。
その金額のささやかさが、お彼岸の寄り合いにふさわしく、思わず幸せな気持ちになる。そしてそのあと、忙しい生活が奪ってしまったそれらの風物詩に遠い憧憬のまなざしをおくっているじぶんにきづくのである。

春の彼岸にも秋のお彼岸にも、村の主婦たちはちょっと集まって、地のかみさんを祭り、お弘法さん接待もやった。
その弘法さんまいりについて、えめさんが書いています。
http://hatue62.seesaa.net/article/227606624.html

さてそのえめさん渾身の一句。

延延のしがらみを捨て障子貼る   青翠えめ

実感の一句であろうと思います。
延々とせず、延延と重ねて書いたところに、彼女の思いは凝縮されている。
述懐句に分類されると思いますが、おんなの一生のなかで必ずいつかは訪れる思いの句です。

こういう句を書かれる一方、つぎのようなわさびの隠し味あるロマンチックな恋句も。

さそり座へ切符を二枚銀河旅    えめ

ところで。
さいごの名残裏をまいたのは、二日目の旅館のロビーでした。
まいていたらどこかから声が流れてきました、俳優さんの死を告げる。
え~杉浦直樹、なくなったの。
いくつ?79?もうそんなお年であられたんだね。
なつかしいなあ。
あ・うんの旦那役もやったし、岸辺のアルバムにも。
という話でもりあがる。
それを一句にした。
こういうのが連句の座のたのしみでもある。
座の神は、花前に蝶を「一頭」舞わせてくれた。

蝶は一頭二頭とかぞえるよね?とふと思い出していうと、みな、え~?
たしか俳句にそんな句があったから。たしかめてください。

するとうたまるさんが

ほんとだ。英語からきた言い方らしいですね。
ワンヘッド。。。と数えるのを直訳したのかな。

これはもう少し暇なときに調べてみたい。

山田みづえの本にもそれに触れて書かれた一文があります。
(花すごろく)

まだたくさん書きたいこと、あるんですが。
とくに、調うたまるさんのぽしゃった恋句のことなど書きたいが、時間切れです。

それでは今日も元気でいってきます。

さいごに、あらためてしみじみ思ったこと。
山下せいこや中山そらんは恋句がとってもうまいのですが、それはこころの自由さとともに、じっせいかつでの不自由さがもたらしているんだろうな。ということ。
こんどはぜひとも、一座しましょうね。

非常に多忙な中、しばしの間かけつけて独特な数句をだしてくださった、保健医療経営大学学長の竹橋乙四郎先生にも、あつくお礼を申し上げます。

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(65)              平均在院日数に関する基準 | トップページ | 病別禁止食材表 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 連句興行とめがき 八山呆夢の句のことなど:

« 平成24年診療報酬・介護報酬改定(65)              平均在院日数に関する基準 | トップページ | 病別禁止食材表 »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31