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2011年7月20日 (水)

サウジアラビア王国の社会保障制度(4)           医師や看護師などの医療従事者は外国人

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 7 月 20 日 サウジアラビア王国の社会保障制度(4)

サウジアラビアの医療供給体制は、全国に1800か所程度のヘルスセンターと称する診療所があり、ここで初期治療が無料で受けられます
各都市に約230の国立病院があり、主要都市には王立病院や専門病院があります。
これらの病院はヘルスセンターの紹介で無料で受診できます。
ヘルスセンターでは、管轄地域内の全住民の医療情報が登録管理されています。
これらの医療施設で働く医療従事者は、海外の安い労働力に依存しています。
医師の国籍はエジプト人、パキスタン人、バングラディシュ人、シリア人、レバノン人、などです。
看護師の国籍はフィリピン人、インド人、パキスタン人、中国人、南アフリカ人などです。

医療従事者の資質には不安があり、出身国の国家資格を有していないものがいるとの指摘もあります。
医療が無料であっても、サウジ人患者が米国やシンガポール、マレーシアなどで治療を受けている実態があるため、富裕サウジ人や欧米人を対象とした私立病院が多数設立されています。
サウジ人の富豪が出資して世界最先端の医療設備を整備し、高度医療を提供できる欧米の医療技術者集団をそっくり誘致する方式です。
国内最大規模の医療施設は「Dr.S.ファキー病院」で、オーナーと「ハーバード・メディカル・インターナショナル」が共同で建設した1100床(うち520床は小児科専門)の病院です。
サウジアラビアでは民間の医療分野への投資が集中しているため、 アジア(韓国、シンガポール、タイなど)の医療機関や医療関連産業はサウジアラビアへの進出を企てています。
日本の医療機器・医薬品業界も市場調査を進めています。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

∇かささぎのひとりごと

かささぎの前の前の職場のボスにはフィリピン人のたくさんの知人がいた。
そのおかげで自然と学べたのであるが、フィリピン人はとっても献身的でやさしい。
日本が四年前にはじめた外国人看護師受け入れでまっさきに名乗りをあげたのもインドネシアとフィリピンだった。
フィリピンでは85パ―セントの看護師が海外ではたらいているらしい。
そのもっとも多くを擁している国がサウジだという。
サウジで働くフィリピン人看護師は自国での五倍もの給与を稼げる。
一方、なぜサウジでは女性看護師が極端に少ないかというと、宗教のおしえがそうさせるらしい。60年に女子への公教育もはじまり、ほぼ男女平等にはなってきたものの、社会進出をはたしたのは教育の分野のみで医療に女子が進むのは十パーセント未満と書かれていた。女は家庭とこども用、と、宗教が規定するのであろうか。だからといって、自国の医療を他国まかせにするのはいくらなんでもおかしい。
橋爪学長の外国の社会保障政策めぐり、いろいろな国の価値観がさまざまにあぶりだされ、おもしろいです。

かささぎ推奨の参照論文;http://www.fukuoka-pu.ac.jp/kiyou/kiyo19_1/1901_tanaka.pdf#search='サウジ、医師や看護師の試験は'

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サウジアラビア 外国人看護師 受け入れ

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