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2011年6月 2日 (木)

イギリスの社会保障制度(1)               ゆりかごから墓場まで

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 6 月 2 日 イギリスの社会保障制度(1)

イギリスは社会保障制度の整備に先駆的に取り組んできた国のひとつです。

労働者互助組織である友愛組合の伝統があり、1911年に国民保険法によって社会保険が創設されました。

第2次世界大戦中の「ベバリッジ報告」は、社会保障の体制整備において国際的に評価が高い報告です。

ゆりかごから墓場まで(from the cradle to the grave)は、第2次世界大戦後のイギリスの社会保障スローガンです。

税財源で原則無料でサービスを提供する医療制度、社会保険方式に基づく年金制度、自治体が中心的な役割を果たす福祉制度と、「公」の関与度や国と自治体の役割分担が制度ごとに様々であるのがイギリスの社会保障です。

また、社会保障は雇用政策とも一体的に政策展開されており、積極的な雇用促進、就労促進のための給付内容の見直し、低所得者への重点的な財源配分といった施策が併せて推進されています。

イギリスの社会保障の現状は混迷の最中にあります。

保守党政権から労働党政権へ、労働党政権から保守党政権へと政権が交代するたびに、社会保障とくに医療保障については変革が謳われ、変革による現場の混乱は医療崩壊を招いています。

(保健医療経営大学「学長のひとりごと」)

▽かささぎの独り言

文中の有名な言葉、「ゆりかごから墓場まで」、これはスウェーデンの福祉政策をいう言葉と思いこんでいました。が、イギリスで生まれた言葉だったのですか。
このキーワードをかけめぐりました。
おかげで今朝いちばんにこの文章をよみました。
スウェーデンに関する文章、示唆に富んでいます。
http://www.manabi.pref.aichi.jp/general/10001994/0/kouza/section7.html

戦争のとき、中立だった。これは学長ブログでも冒頭で書かれていましたね。
学長はスウェーデンの第一に、完全雇用制度を挙げておられました。
こちらのおかたはスウェーデンの精神をこのように書いておられます。
戦争をしなかったので、蓄財できた。

その富をなにに使ったかといえば、福祉に使った。
で、最も先端をゆく高齢者福祉は、自宅での介護生活だという。
えっと思うのですけども、ことに私たち日本人は、自宅で高齢者が暮らすには家族のだれかが、ことに「嫁」が犠牲になるんだろうかと思いがちですが、そうではまったくなくて、(嫁という概念もない。これはきもちのいいはなしですね。)高齢者は家にいたままで、ヘルパーが日に何度も訪問して介護してくれる、そんな福祉なのだという。ヘルパーの数がものすごく多い。※

これを読んで、目からうろこでした。
母からこんな愚痴を聞かされたばかりでしたから。

父ちゃん(と母は配偶者をよびます)、家につれて帰れないかねえ。
もう痛みもだいぶなくなったし、家でなんとかできないかねえ。

私は即座にそれはまだ無理よ。と返答しました。
きもちはよくわかるけど、でもまだ無理。
おむつをしている状態なので、手がいるのです。
リハビリ病院で複数の手が父にあてがわれて、そこまで回復したのです。
今父を自宅につれてきても、母が倒れてしまいます。
まだ日本にはそこまでの制度は整っていません。
それにしても、日本はわずか四半世紀で高齢化社会へ移行、そのスピードがよそより四倍速かった。にもかかわらず、ここまでの制度を構築できたというのは、このお方が書かれているように、すごいことなんだろう。
無知蒙昧なかささぎでも、意識の変化は著しい。
嫁や家族がみるのが当然だった親の介護が、病院や施設でみてもらうのが当然となったこと。
この変化は社会の必要が生み出したものです。
しかし、以前なら感じた罪の意識がいまやこれっぽちもないというのも、ふしぎです。あまりといえばあんまりな気がしないでもない。
(※学長ブログ参照:医療従事者の大半は公務員です(国民の約10%が保健医療に従事しています)。

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コメント

ゆりかごから墓場まで15万8千件中6位くらい
4位↓

社会保障 イギリス

検索三位

社会保障制度 イギリス
ついに1位

イギリス  社会保障
約187万件中1位
5位の法政大学↓

イギリス 医療保障

学長ブログ(本家ブログ)が1位、ここが2位
3位は健保連のこれ↓

イギリス 社会保障 崩壊

での2位

1位記事の、
内容は、イギリスは無料で国民に医療を提供してきたが、その結果、移民が増え、経費がかさみ、医療スタッフはほとんどが外国からの移民となり、労働条件も年々悪化、金持ちは高級な医療を受けられるけれども、一般国民は劣悪な現場に甘んじなければならない。「イギリスの社会保障制度崩壊 病院が牢獄と化す」☟

イギリスの社会保障制度

3位

1位は大阪社労士の

検索サイト Yahoo  検索ワード イギリス社会保障制度 移民

3位

べヴァリッジ報告 スウェーデン

でみえていた。
ここ、11番目。かなり年数がたっている割に、踏みこたえている。

二番目に出てくる、諸外国の二階建て年金制度の構造と改革の動向
スウェーデン、イギリスの改革を中心に
岩間大和子。少し古い記事だが勉強になる。

ポイント
わが国では、昭和61年の年金改革(5) により、
それまで、制度の沿革・対象者の職域により、
国民年金、厚生年金、各種共済年金に分立して
いた年金制度の体系がいわゆる二階建ての年金
制度に再編成された。国民年金を各制度に共通
の基礎年金を支給する制度に発展させ、また、
被用者年金である厚生年金、共済年金を、報酬
比例の年金を支給する「基礎年金の上乗せ」の
制度として位置づけた。
諸外国の年金制度の発展過程からみても、二
階建て年金制度は、比較的新しい年金体系であ
る。第二次大戦後間もない時期における老齢年
金制度を給付の観点から見ると、就労期間の所
得に対応した給付が支給される所得比例型(ビ
スマルク型=ドイツ・フランス等大陸型) と均一
額の給付が支給される均一型(ベバリッジ型=
イギリス・北欧等福祉国家型) の二つの代表的な
型があった(6)。その後、年金制度の発展の中
で、北欧諸国、イギリス等において、均一型
(基礎年金) を一階部分、所得比例型を二階部
分とする二階建て年金制度が創設された。

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