無料ブログはココログ

« 保健医療経営大学オフィシャルブログご案内 | トップページ | ロシアの社会保障制度(1)                法の建前と現実のはざまで »

2011年6月11日 (土)

平成24年度診療報酬・介護報酬改定(26)

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 6 月 11 日 平成24年度診療報酬・介護報酬改定(26)

6月に入り、動きがありました。
2日に「社会保障改革に関する集中検討会議(第十回)」が開催され、社会保障改革案が明示されました。
3日に、この社会保障改革案が政府・与党社会保障改革検討本部に提出され、8日に成案決定会合、10日に知事会、市町村会との意見交換が行われていますが、6月20日前後に、税と社会保障の一体改革の政府案として公式化される見込みです。
内閣の基盤がぐらついているため、この方針が貫かれるか否かについて不確実性があるものの、政府の公式方針として既成事実化しつつあるところです。
内閣官房のホームページにも資料が公開されています。

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/#honbu_ikenkoukan
会議後に大きく報道されましたが、社会保障の目的税として、2015年度までに段階的に消費税率を10%まで引き上げる方針が打ち出されています。
これが社会保障改革のための財源確保策となります。
実際はわが国の社会保障制度は「保険」方式を基本としていますので、平行して保険料も引き上げられることになることでしょうが、この点については、「負担と給付の関係が明確な社会保険の機能強化を基本とする」「社会保険制度の適用拡大」というような記述が盛り込まれているものの、あまり強調されてはいないようです。
いずれにせよ、財源の調達手段が示されましたので、その財源の使途についても、やや具体的に例示されています。
なお、医療・介護については、実現の工程として次のように記載されていますので、ここに例示されていることが次期改定の主軸となるであろうことが容易に予測できます。
(1)2012年以降、診療報酬・介護報酬を体系的に見直す
(2)基盤整備のための一括的な法整備を行うため、2012年を目途に法案を提出する
(3)2025年頃までに医療・介護サービスのあるべき姿を実現する

医療・介護については、次のような例示があります。

医療・介護分野における主な充実、重点化・効率化要素(2025年)
急性期医療の改革
(医療資源の集中投入等)
・高度急性期の職員等2倍程度増(単価約1.9倍)(現行一般病床平均対比でみた場合)
・一般急性の職員等6割程度増(単価約1.5倍)( 〃)
・亜急性期・回復期リハ等の職員コメディカルを中心に3割程度の増(単価15%程度増)
長期療養・精神医療の改革
(医療資源の集中投入等)
・長期療養の職員コメディカルを中心に1割程度の増(単価5%程度増)
・精神病床の職員コメディカルを中心に3割程度の増(単価15%程度増)
在宅医療・在宅介護の推進等
(施設から在宅・地域へ、認知症への対応)
・在宅医療利用者数の増1.4倍程度
・居住系・在宅介護利用者約25万人/日程度増加(現状投影シナリオに対する増)
・グループホーム約10万人/日、小規模多機能約32万人/日分程度増加(現状投影シナリオに対する増)
・定期巡回、随時対応約15万人/日分程度整備
医療・介護従事者数の増加
・全体で2011年の1.5~1.6倍程度まで増
その他各サービスにおける充実、サービス間の連携強化など
・介護施設におけるユニットケアの普及、在宅介護サービス利用量の増大等各種サービスの充実
・介護職員の処遇改善(単価の上昇)
・地域連携推進のためMSW等の増(上記医療機関の職員増に加えて1~2中学校区に1名程度増)
急性期医療の改革
(平均在院日数の短縮等)
※ 早期の退院・在宅復帰に伴い患者のQOLも向上
・高度急性期: 平均在院日数15~16日程度
・一般急性期: 平均在院日数9 日程度
・亜急性期・回復期等: 平均在院日数60 日程度
( 現行一般病床についてみると、平均在院日数19~20日程度[急性期15日程度(高度急性19~20日程度、一般急性13~14日程度)、亜急性期等75日程度]とみられる。)
長期療養・精神医療の改革
(平均在院日数の短縮等)
・長期療養在院日数1割程度減少
・精神病床在院日数1割程度減少、入院2割程度減少
在宅医療・在宅介護の推進等
(施設から在宅・地域へ)
・入院・介護施設入所者約60万人/日程度減少(現状投影シナリオに対する減)
予防(生活習慣病・介護)・地域連携・ICTの活用等
・生活習慣病予防や介護予防・地域連携・ICTの活用等により、医療については外来患者数5%程度減少(入院ニーズの減少に伴い増加する分を除く)、介護については要介護者等3%程度減少
医薬品・医療機器に関する効率化等
・伸び率として、-0.1%程度
( 現状投影シナリオでも織り込み。後発医薬品の使用促進については、設定した伸び率に、最近の普及の傾向が含まれている。)

(保健医療経営大学学長ブログ転載)
▽かささぎの独り言
今朝、リハビリ病院入院中の父を泌尿器科へ連れて行く。
そのために、予め外出願いを書き、介護タクシーを予約していました。
九時半に業者は迎えにきてくれました。
介護タクシーというのはタクシー料金に五百円プラスするだけで、車椅子ごと運んでくれるというサービスで、ふつうのタクシー業者さんです。
そのまま車椅子を降りなくていいので安心です。
父は前立腺が悪くて、数年前からステントを装着していました。
それをこないだの骨盤近くの手術で外したので、また入れてもらう手術をしなければならず、その打ち合わせ受診でした。
七月のはじめにすることに決め、帰路は私運転のフィットの助手席に父を乗せて、車椅子は折りたたんで、後部荷台に詰め込みました。いやまったくほんとに、つめこんだってかんじでした・・・こがくりにっくのじむいんさんがてきぱきと手伝ってくださらなかったら、私一人ではあきらめてましたね。それくらい、ギュウギュウでございました。
車椅子の使い方さえよくわからず、折り畳みかた、広げ方、それもあっちの事務員さん、こっちの事務員さんと二人のお方に尋ねて、教えてもらいながら、できるようになりました。やれやれ・・・道はながいぞ。もう息切れしてるぞ。ふうふう。

それにしても。

ちちですが。あたまははればれしてるし、(一つは病院に毎週見えているとこやさんにかみをつんでもらったから。あ。この「かみを摘む」ってのは方言ですから。気に入っている、)記憶も確かだし(えーとアリセプトはもうのんでいません)、食欲もすごい。手術をしたおかげで、痛いといわなくなりました。痛みをとるっていうのは、それほどまでにすごーくすばらしい、価値あることだったんだなあ。
ちょっと触れただけで、きっと睨みつけて、「ああいた、なんばすっとか!!」と怒鳴られていた家族はやっと安堵しました。早く手術をすればよかった。

« 保健医療経営大学オフィシャルブログご案内 | トップページ | ロシアの社会保障制度(1)                法の建前と現実のはざまで »

コメント

忙しい日だったのね。届けてくれてありがとう。
車は兄ちゃんと相談して、車椅子が楽に載せられるのを、福祉の人とも相談して買えばいいとおもうよ。じゃないと、たいへんよ。息子が二人もいるんだから、大いに使おう。

仕事の話。この年で働くのはしんどいね。うちは彦山にも私にも退職金がないから、これからはかなり厳しい。働けるだけ働かんと。お金はいっちょんたまらんばってん。

むすこたちはほうる。
ほうる、放る、whole。もうひとつ、hole。

くるまはいらない。そのうちじてんしゃだけにする。
父にはくるまいすをつかわないでもいいよう、リハビリしてもらう。
このとしで、というのはまちがっているよ。
このとしだからこそ、じゅんすいにはたらける。
じゅんすいろうどう。
わかいころは、不純なはたらきかたをしていた。

ああ、かささぎどんは健康な体をお持ちでした。
身体障害者一歩手前のものにとって、労働はつらいものがある。だけど、好きな職場、多くを望まないなら快適な職場環境。もう来なくていいよといわれるまで、頑張ります。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平成24年度診療報酬・介護報酬改定(26):

« 保健医療経営大学オフィシャルブログご案内 | トップページ | ロシアの社会保障制度(1)                法の建前と現実のはざまで »

最近のトラックバック

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31