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2011年6月 4日 (土)

新茶歌仙 裏6句目 おばしまの雨

1射抜かれし林檎の行方見失ふ       山下整子  恋・秋
2  おむすびころりん欲張っちゃだめ  竹橋乙四郎  恋
3夕暮の指やはらかき三毛の猫       都   恋
4  着信音は『恋のフーガ』で       八山呆夢  恋
5遅遅早・遅遅遅遅・遅早遅         恭子  恋離れ
6  もうじき上がる欄干(おばしま)の雨  都    雑
7  冬の月
8   冬
9  雑
10 雑
11 花
12 春

▽裏6句目案

山下整子

1、チャリティバザーに秘書が売らるる
2、「たまにゃ帰っておじゃりもうせ」
3、諸刃の剣の仕舞ひかたなど

うーん。ぜんぶ人事句。こまった。
景のなにげない句がいいんだ。
2の口語も、乙四郎句が口語。
みやこさんがだしてくれてたのがあって、

沢 都

1百間廊下にゆれる燈火
2橋の欄干ぬらす雨だれ


これ、雑。
にんじょうなしの雑。
月前です。
どう違ってくるか、ためしにおいてみましょう。
人情句と景気の付句とではどのような違いが生まれるか。

1射抜かれし林檎の行方見失ふ       山下整子  恋・秋
2  おむすびころりん欲張っちゃだめ  竹橋乙四郎  恋
3夕暮の指やはらかき三毛の猫       都   恋
4  着信音は『恋のフーガ』で       八山呆夢  恋
5遅遅早・遅遅遅遅・遅早遅         恭子  恋離れ
6 「たまにゃ帰っておじゃりもうせ」・・・・4から三句絡み。3でもそう。
連句の禁じ手は三句絡み、三つがつながってはいけない。
三つ目で話の腰をおらねばならない。ということで。

1射抜かれし林檎の行方見失ふ       山下整子  恋・秋
2  おむすびころりん欲張っちゃだめ  竹橋乙四郎  恋
3夕暮の指やはらかき三毛の猫       都   恋
4  着信音は『恋のフーガ』で       八山呆夢  恋
5遅遅早・遅遅遅遅・遅早遅         恭子  恋離れ
6  百間廊下にゆれる燭火        都

1射抜かれし林檎の行方見失ふ       山下整子  恋・秋
2  おむすびころりん欲張っちゃだめ  竹橋乙四郎  恋
3夕暮の指やはらかき三毛の猫       都   恋
4  着信音は『恋のフーガ』で       八山呆夢  恋
5遅遅早・遅遅遅遅・遅早遅         恭子  恋離れ
6  もうじき上がる欄干(おばしま)の雨   都

ここはやはり景気の句で。情緒と余情が出ます。

おばしまの雨でいきます。
月前で雨がふったら申し訳ないので、もうすぐ上がる雨にかえます。

おばしま、という古い品のいい言葉は、少女時代の藪秀野さんから教わりました。
さすがに虚子の手ほどきを受けた秀野は、娘時代から俳句のコツを身に着けていた。

つぎは、冬の月の長句です。

そらんさんどうでありますか。
みなさま、何かありましたら、どうぞ遠慮なく。

欄干のことです。

                              

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コメント

おはようございます。

1 盛り塩の少しくずれて月冴ゆる
2 狛犬の耳の缺けゐて冬の月
3 寒月の下に黙せり地震の村

すみません。2と3は取り消します。
ごめんなさい。

すみません。2と3は取り消します。
ごめんなさい。

ともさん、月冴ゆる、いい句ですねえ。どの句もりっぱな場の句です。
地震の村の句をとりたいのですが、村ではなくて、なにか釈教関連の具体的なものを二文字でいれたい。

かんげつのしたにもだせりないの○○


たとえば、社はやしろ、(これは神祇ですが)三音で×。うーんなにかないか。
あった。そとばのそがない、とばだと二音。
漢字で書くと卒塔婆の卒がない塔婆です。
これはしゃっ教ではなくて無常に分類されますかね。お墓のうち、板に梵字をかいたような簡略なものをかささぎは連想しますが。皆様はいかが。


寒月の下に黙せり地震の塔婆

荒涼として凄惨な無常句です。もだせり、とかくことで、いっせいに声を放ってくる。なんまんというむくろが。

ともさん。なにかほかにないか、案をくださいませんか。
二音の釈教ことばです。さがしているのは。

いまから上番します。
ぼおっとしてて、今朝はもうすでに一度いってきた。中番とまちがえて。勤務表をみなおしたら、遅番でした。とほほ

塔婆 ありがとうございます。
私は、寺くらいしか思いうかびません。
すみません。

私も、これから福岡まで出かけます。

ぼた山に新湯がにおう寒の月

極月のトロッコを見る三井鉱

極月のトロッコを見る万田坑

三井鉱としたのは変だった・・・。

トロッコが走る極月万田坑

そらんさん、月、ありがとう。
ともさんの句と対照的な内容です。
しかしそらんさんの句も捨てがたい。

付句はどれをとってもいいわけで、どれをとっても、どこかつきます。式目に違反なければ。そんじゃ選句の基準とは何だろう。
これは捌でことなるにちがいない。
かささぎが思うのは、冬の月がいまもっともよみたがっているものはなにか。というようなことかなあ。
一巻のなかで無常や釈教の句をだせる場はそう多くなくて、それが効果的に生かせる場もめったにない。
そらん句は世界遺産に登録された万田坑という石炭時代のエネルギー発掘現場の月。あかるい月であかるい喪失感とあかるい叙情があります。
とも句は、といえば、まだ継続中の有事のなかででてきた句。
新茶歌仙と銘打ってはじめた歌仙、裏へまわっても、まだきっちりと震災をうたった句はありません。時事としてこれをいただきたいと思いました。
そらんさん、二度目のごめん。
また出してくだされや。
中島倶さん、いただきました。
ありがとうございました。

追伸;そらんさん温泉句で、新湯ってことばを知りました。あらゆ、さらゆ。まだだれもはいっていない湯のこと。更湯とも書くそうです。

おばしま 検索で見えてます

みやこさんです

おばしまで時々みえています
藪秀野、石橋秀野の少女時代の句で知った言葉。

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