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2011年6月25日 (土)

ドイツの医療保障の近況                しっぺい金庫が1つ経営破たん

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 6 月 25 日 ドイツの医療保障の近況

ドイツは長期の経済低迷を脱し、近年は年3%の経済成長を続けています。
しかし、経済好転にかかわらず「疾病金庫」のひとつが経営破綻に追い込まれ、7月1日に閉鎖されることになりました。
ドイツでは初の事態です。
連邦保険庁によると、財政が厳しい疾病金庫は他にもあるのだそうです。
疾病金庫は日本の健康保険(組合)に相当するものですが、日本より数が少なく、地域や職種を単位に155の疾病金庫があります。
集まる保険料よりも支払う医療費が大きくて資金繰りが行き詰まったためだそうですが、その背景事情は日本の健康保険も他人事ではありません。
ドイツでは契約者が自由に疾病金庫を選ぶことができます。
経営効率がいい疾病金庫を選べば保険料負担が軽くなりますので、疾病金庫は契約者獲得のために効率化を競います。
それが結果として総医療費の伸びを抑制しています。
破綻した疾病金庫は、競争に負けた、すなわち医療費支出の効率化ができなかった金庫です。
すべての疾病金庫が一様に医療費支出増に頭を痛めているのではなく、多くは資金積み立ての余裕がある金庫です。
破綻した疾病金庫の契約者は別の疾病金庫に入り直すことができますので、金庫の破綻は契約者にとって決定的なダメージではありません。
日本の健康保険には疾病金庫のような競争はありませんので、どの健康保険も医療費支出増に対する合理的な介入は行えていません。
保険料が上がらないまま医療費が膨張し続ければ、ドイツと異なり、日本では保険財政破綻が一様に訪れる現実的可能性がありますが、健康保険が破綻した場合については、3月11日以前の原発事故想定と同じくらい、私たちは想定することを避けています。

(保健医療経営大学学長ブログ転載)

▽かささぎの連句的独り言

マルミヤ醤油が倒産しました。
いえ、かささぎの家で長らくご愛用の醤油でした。
地元の老舗です。数か月に一回車でまわってみえて、醤油とみりんなどの調味料を配達してもらっていました。
時代の流れなのでしょうか、それとも。
あの味に慣れ親しんでいたのでさびしいです。
ながいあいだ、ほんとうにありがとうございました。
わたしはなんだかさみしい。

では今朝も元気にいってきます。

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