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2011年5月 3日 (火)

フィンランドの社会保障制度                   学力世界一の国では予防医学に力を注いでいる

保健医療経営大学学長

 橋爪 章

2011 年 5 月 3 日 フィンランドの社会保障制度

フィンランドは19世紀初頭までスウェーデンの支配下にありましたが、その後、ロシアに統合され、ロシア革命後に独立はしたものの第二次世界大戦の敗戦で国土の一部がソビエト連邦に割譲されるなど、国境線が周辺国家の盛衰に翻弄されてきた歴史があります。

このような歴史的背景にかかわらず、現在のフィンランドにはフィンランド語とルーテル派プロテスタントを共通基盤とした文化的均質性があり、高い教育水準を保っています。

フィンランド人は世界で最も図書館を利用する国民だとされています。

人口500万人にすぎない小国でありながら、携帯電話端末では世界一のシェアであるなどハイテク産業が盛んです。

保健医療については、他の北欧諸国同様に自治体が運営する病院が主ですが、全病院の3割近くは私立病院です。

また、自治体病院で働く公務員医師には勤務時間外の自由診療で収入を得ることが許されています。

公務員医師の給与を抑制すると、医師は給与の高い他国へ流出してしまいます。

医師は貴重な人材資源ですので、他国へ流出させるより、個人開業医あるいは私立病院の医師として国内に留めておいたほうがいいのです。

私的医療サービスであれば、患者は医師を自由に選択でき、都合のよい時間に受診できますので、自己負担であるとしても代え難い利便性があります。

さらにフィンランドでは疾病保険法により、個人開業医や私立病院を受診した場合でも、医療費の半額近くは保険から償還されます。

このように医療へのアクセスの自由度が高まった結果、1970年頃には他の欧米諸国と同様、フィンランドでも医療費が急騰し、医療財源の90%が専門的な病院サービスに消費される事態となりました。

そこで1972年、フィンランドでは「プライマリヘルスケア法」が施行されました。

医療財源の予算配分を初期医療対策と予防対策へと大きく振り向ける政策転換です。

結果として、医療費の伸びは先進工業国の平均以下となっています。

たとえばフィンランドは、交通機関や屋内では全面禁煙とするなど、禁煙キャンペーンの先駆けの国です。

煙者の保険料は高く設定されています

(保健医療経営大学学長ブログより転載)

フィンランドはなぜ世界一学力テストの成績がいいのだろう?

コメント

 東京電力福島第一原子力発電所の事故対策を巡り、4月30日に内閣官房参与を辞任した小佐古敏荘(こさことしそう)・東京大学教授が2日夕に予定していた報道関係者向け説明会が中止された。
 民主党の空本誠喜・衆院議員によると、小佐古教授が官邸から守秘義務の指摘を受けたことが、中止の理由だという。(読売新聞)

口封じ。

まとめてくださってありがとう。新聞を取っていないので、情報が偏っています。私は日々脳天気に暮らしていますが、現地の方たちの怒りはうなづけるものがありますね。

いつまで日本という島国に住んでいられるのか・・・という事を考えざるを得ません。何時までも住んでいたい。子や孫の世代、いえそれから先も。

枝野長官「小佐古先生は原子炉が主に専門とうかがっている]

枝野さんの立場ではこう言わざるを得ないのでしょうが、これを情報操作といいます。この長官発言で、大衆に、小佐古先生は専門外のことに首を突っ込んでいるとの印象を植え付けることができます。
小佐古先生は放射線の人体影響の国際基準づくりにずっと関わってこられた、放射線の人体影響評価の第一人者でもあります。小佐古先生には、広島・長崎・チェルノブィリ・スリーマイル・原発作業者の実際のデータの裏付けがあります。
たとえば小出先生の政府批判に対してだったら、長官は「小出先生は○○○が主に専門とうかがっている」と一蹴しても許される(小出先生はあまり被爆者健康影響の原データにタッチさせてもらえていませんので・・・)かもしれませんが、小佐古先生の助言、発言の重さは他の人とは違います。

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コメント

私にはよくわかりませんが、一つだけよくわかることがあります。それは橋爪章という元官僚のこころの痛みです。こさこ長官辞任でこさこ先生とおなじ痛手を負ったのだということがわかります。
前回も書いておられましたが、何年間も被曝を調べることを仕事にしていたからこそ、初めていえることばです。重みが違う。そのことで無責任な世論をむこうにまわして一歩もひかなかったこともある人のことばには、耳をかたむける価値があります。
かささぎのように、流行り病にかかったように、あっちふらふらこっちふらふらしているわけではありません。
しかし小出先生というお方もすじが通っていると感じるのは、決してクーラーをつけないというところ。これ、やってごらんなさい。かささぎは挫折しました。


>フィンランドはなぜ世界一学力テストの成績がいいのだろう?

Wikiによると、フィンランドの教育の特徴は次の通り。
・大学はすべて国立
・大学など高等教育機関への進学率は世界第2位(87パーセント)
・高校入学は中学の成績に基づいて振り分け
・中学校では三分の一の成績下位者へ特別支援(特別学級、補習授業)
・義務教育にも留年制度
・競争による相対評価ではなく、達成度によって評価される
・学校は週休二日制
・授業時間は日本よりかなり少ない(ゆとり教育)
・教師は大学院卒が基本
・小学校から大学まで学費無料

え、ゆとり教育なのに学力がついている。
これなぜだろう。なぜ日本はだめだったのに。
相対評価ではなく絶対評価だからかな。
学費が只だというのはすばらしいですね。
ほかにきっとなにかひみつがあるのだろうかな。
わかった。
むーみん。むーみんがいるんだった。

こんばんわ
ムーミン谷のお話を文庫本で読んだとき、目からうろこが落ちました・・☆

ここ。この頁。
学力 2011 フィンランド
検索での12位です。

学力 世界 2011

のまちがいです。検索用語。

滞在時間 5分46秒 閲覧ページ数 2ページ 参照元 フィンランド 予防医学


でここが読まれていた。
久しぶりに読み返して、こころ動かされた。

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