無料ブログはココログ

« イタリアの社会保障制度(1)               神聖ローマ帝国の「sacrum」が今も残る国 | トップページ | ザリガニおっちゃん »

2011年5月23日 (月)

第三、発句の茶に朝めしは障るか?

函館の杉浦清志先生のブログへいきましたら、つぎのようなコメントがついていました。

「打越の茶と飯は差し合うような気がしますが、かささぎさんは気にならない?」

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/kiyoshi0302/comment/20110521/1305990002#comment

前田師と巻くときでも、飲食物の打越がかち合わないようにと配慮してつけていました。
いまさら何を言っているんだか、基本のキです。
一応、この際だから、連句辞典ではどう書かれているか、詳しくみてみますか。
なにを見れば…膨大な式目の・・とりあえず、これを。

▽越不嫌(こしきらわず)

似たようなもの・あるいは極めて近いものでも、打越を許容されるもの。

これにはずらずらっといろんな例が書かれます。・・・・
釈教に神仏、たとえば、お経の句の打越にメシアがどうのと出たようなとき。
無常(お墓)の打越に卒塔婆(釈教)がでたとき。
異時分・夜に朝が、異生類・虫に鳥が、異肢体・身に毛が、あるいは目に涙が、異山類・埼と山が、・・・と延々とかまわないとする例がでています。芭蕉の例があるので、つぎつぎとそれに式目を拡張して許容範囲をひろげたんじゃないかとおもえてくるほどです。芭蕉が完全だったわけではないということ、それでもそんなことでは測れないほど作品がよかったということなのでありましょうか。
このでんで、お茶は飲むもの、めしは食うもの、異食物、とやりたいかささぎなれど、どちらも口に入るもの、そのようなことは書かれておりませんでした。残念也。笑。

かささぎは、第三をだしてくれた沢都さんに一部訂正をお願いいたしました。

本人の訂正句です。

朝支度早き庵に客ありて

呼び鈴の音ゆるやかに客の来て

それでもまだきれいな転じとは言い難い。
根がきれない、とよくいいますが、それです。

なぜか。

お茶は客人と深い関連がある縁語だったから。
とやっと今頃になってハタとわかりました。

もういちど、やり直します。

青空に雲ひとつなき新茶かな 
  畑の隙に茨咲く丘
水鳥の鳴きし辺りに波寄りて 

この水鳥の句も、もう一句の帆の先の句も、内容はちがいますが、おなじ心情を詠んでいるとおもわれる。

波がよる、ふだんは波が立つとはいいますが、寄るとはあまりいいません。
でも、歌の世界では、波よる藻草かきためて、といったひとがいます。

ここで調べる。

あれまあ!八女戦国百首の孫七さんではありませんか。

http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/cat33636509/index.html

(19番の三月尽です。)

ふしぎな句ではあります。ぎこちないと最初に感じたのは、

水鳥の鳴いている辺りでは波がきっとさざめいているだろう。
と見て詠んでいる句ではなく想像して書いている句だからです。

かような歌の世界、古歌の世界に多いですね。

ひさぎおふる清き河原に千鳥しば鳴く  赤人

ちょっと上半分度忘れ。ここ。ここにちやんとある。http://tmkc.pgq.jp/manyou/0925.html

ひさぎ、かささぎは以前れぎおんで何かエッセイをかいていたころ、「きささげ」(ぜんそくの薬)を調べて、それで「ひさぎ」木へんに秋の字、と同じものをいった、とあるのを知り、この歌も知りました。山本健吉の深い読みがある歌でして。

赤人は深夜に起きだして、清き河原に生えている久木のことを思っている、それを健吉はなんとかいていたっけなあ。深夜幽谷の情?なんか、そんなようなことば。

とにかく、むかしのひとたちって、常に樹になったり、いろんな動物になったり、いろんな立場の人になったりして、うたをよんでいなさったようですじゃな。

うわ。もう時間がない。

四日連続の遅番勤務です。遅番ばかりやるうち、かなり上手になってきた。
ひよこさん、ぼん、昨日は四句目せっかくいい付け句を出してくださったのに、なにもコメント残せずごめんね。ぼん、ちゃんと昼休みにみているよ。車止めの句、いいな。とおもったよ。さりげなくついていて、しかも軽いのにきちんとしていた。靴も前向きに脱ぐってどういう意味かいなとおもったけど、わかるわかる。

ひよこさん、一句目はさわるんじゃないけど、おもてにはむかない。

ひさぐ(うる)、このことばも、おもてにはむかないような気がするのは、きっとどこかに、春をひさぐという古来えいえいとある職業を連想させるからでしょうか。ひさぎ、ひさぐ。あれ、どこかにていましたね。今日の連句的でした。

では、四句目にやっといきますか。

四句目から連句ははじまります。

« イタリアの社会保障制度(1)               神聖ローマ帝国の「sacrum」が今も残る国 | トップページ | ザリガニおっちゃん »

コメント

お父さんの事で忙しいだろうに、大丈夫かい?
四句目

1  カフェのパラソル少し斜めに
2  オープンガーデンおなじみの客

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第三、発句の茶に朝めしは障るか?:

« イタリアの社会保障制度(1)               神聖ローマ帝国の「sacrum」が今も残る国 | トップページ | ザリガニおっちゃん »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31