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2011年4月19日 (火)

人工放射能による海洋汚染と健康被害     核汚染水の海への投棄は、ものごとを相対化するということに似ている

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2011 年 4 月 19 日 人工放射能による海洋汚染と健康被害

過去最悪の人工放射能海洋汚染は英国の軍事用核燃料再処理工場からの廃液による汚染で、1950年代から数十年にわたって放射性物質を含む廃液が海に流し続けられていました。

その汚染濃度は1970年代がピークで、セシウム137で1リットル当たり12ベクレル以上の地点もありましたが、海産物摂取による具体的な健康被害の報告はありません。

理論的にも、当該地域の海産物の摂取を続けたとしても、数ミリシーベルトの被曝相当だということでした。

今回の福島原発事故では、3530キロ沖合の地点で、セシウム137で1リットル当たり38.5186ベクレが観測されています。(4月15日)

過去最悪の海洋汚染濃度を上回っていますが、今後の汚染水の海洋放出が防止できれば一時的な汚染濃度の高まりということになるでしょう。

なお、上述の「過去最悪」は、あくまで報告事例における記録です。

実際は、多くの原子力潜水艦が沈没したり、老朽化した原子炉が海深く廃棄されていたりしています。

また、海中核実験も行われていた模様です。

軍事上の記録は表には出てきませんが、過去、相当の人工放射線による海洋汚染があったであろうことは推測されます。

総量がとてつもなく多い海水によって希釈されているとはいうものの、海水を測定すると、セシウム137で1リットルあたり0.2ベクレル程度が検出されます。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載)

▼かささぎの独り言

毎度、学長の放射能に関する御文章を拝読しておりますと、ふしぎなことにほっといたします。
それはあたかも、かささぎがぎゅうぎゅうに煮詰まって、エキセントリックに感情的に、暴発寸前までいってしまうのとは対極にある、しんとした冷静な世界です。
これまで理由など考えてもおりませんでしたが、毎日一日も欠かさず引用転載してご紹介している理由、それかもしれません。
1ついえるのは、この人の文章が背景にあると、なんでも書けてしまう気楽さがあるんですよね。
これがあるから、安心して、対極へと走れる。
ひきもどす力がある。
かささぎは最悪を想定しがちです。
きょうの文章は、ことに勉強になりました。
これまで、こんなきもちになったのは、プルトニウムが検出されたときに書かれたフェイント攻撃(本人の弁)の分がそうでした。
あっとおもった。
意識がぐうっと一点に収斂されてゆく、その危険性をぱっと一瞬にして解放してくれる。
連句的です。

無意識のおそろしさを知っている人の文章だとおもう。


その「プルトニウムの検出」http://tokowotome.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-c84b.html#comment-82846427についた分のコメントもつけておきます。のっけから長いですが、すみません。
ネット媒体の情報伝達力の記録であります。

コメント集成

コメント

枝野さんといえばさ。乙四郎と出会うきっかけをくれた幼馴染が、ごきんじょで、いっしょに写真にうつっているの、こないだ帰省したときにみせてくれたことをおもいだしました。かわいそうに、政治家でなければ、こども思いの愛妻家で通ったいい人なんでしょうが、あんなことをやったら、もうだめでしょう。
なんでもふたごのまだちいさなおこさんがおられるとか。こどもはほんとうに未来そのものですから。でも、政治家ならなおさら、まず愛他的であらねばとおもいます。この話をよんで、まっさきに連想したのは、チェルノブイリでも村長か市長がおなじことをした話です。こどもたちに避難しなさい、という前に、自分の孫だけを先に遠ざけていた。

※と書いて、はっとする。これは、二階堂ドットコムという不確かな出所のコラム欄でひろったうわさです。
かささぎは、たしかに朝日から出ている本を読み、ロシアではそうだった。とよみましたが、まだ我が国でのことは未確認です。
ともだちに確認します。
したがって、上記をひとまず、おきます。
枝野さん、ごめんなさい。

さて、小出助教の話からプルトニウムに関するこのくだりをはりつけます。身がひきしまるおもいです。

西谷 福島第一原発で、私が最も懸念しているのは3号機です。あそこはプルサーマルでしょう?大爆発で格納容器が壊れているのではないかと心配です。
小出 プルトニウムという核物質をサーマルリアクター、つまり普通の原子力発電所で燃やそうという計画なので、プルサーマルと呼ばれています。ただでさえ危険な原子炉に、さらに危険を上積みするというとんでもないものです。
原子炉はもともとウランを燃やすように設計されているのに、ウランより20万倍も猛毒のプルトニウムを混ぜ合わせて燃やしているのですから。
西谷 石油ストーブに灯油とガソリンを入れて燃やしているようなものだと聞きました。なぜ日本はそんな危険なことを?
小出 危険であるとともに経済的にも高くつきます。使用済み核燃料からプルトニウムを取り出すのに膨大な作業とお金がかかります。「プルサーマルをやれば電気代が高くなる」ことを、電力会社自身が認めています。こんな馬鹿げたことをなぜやるのか?
元々は「もんじゅ」という特殊な原子炉で燃やすことを口実に、手に入れてきたプルトニウム。しかし「もんじゅ」は事故を起こして動かない。すでに日本は45トンものプルトニウムを抱えてしまった。これは長崎型原爆の4千発分です。「もんじゅで使わないのなら、どこで使うんだ」と世界から批判されるようになったのです。
西谷 核武装するつもりなのか、と疑われたのですね。
小出 それで「使い道のないプルトニウムは持ちません」と国際的に公約させられてしまった。諸外国はプルサーマルから撤退する中、日本だけがやらざるを得ない状況に追い込まれたのです。
西谷 今回の事故で、大気中からプルトニウムが検出されました。大丈夫でしょうか?
小出 幸いにも微量でした。過去に行われた核実験で、日本に飛んで来たのと同じくらいの量です。それよりも今はヨウ素、セシウム、テルルなどの核種が山ほど出ています。本当にどうしていいか分からないくらい危険な状態です。

西谷 今回の事故はスリーマイルを越えてチェルノブイリに近づいている、という状況ですか?
小出 スリーマイルをはるかに越えていることは、私には事故当日に分かりました。でも政府や東電は当日、何の根拠もなく「スリーマイルには至っていない」と過小評価。情けない人たちです。悲しいことですが、チェルノブイリ級の事故になりました。
西谷 チェルノブイリでは、風下で雨が降った地域に被害が集中しました。日本もそうした地区の人々は逃げるべきですか?
小出 地図上に円を描いて20キロまでは避難。30キロは自主避難。自主避難って何ですか(笑)。無責任な政府ですね。実際の汚染は40キロも離れた飯館村などで高濃度の放射能が検出されています。この村の汚染は、チェルノブイリで強制避難させられた地域の汚染よりも、もっと高い数字が出ています。
西谷 「ただちに健康に影響はありません」などとごまかさずに、すぐに脱出するレベルですね?
小出 放射線だけを考えればそうです。しかし地震と津波で大災害が起こっていてその上で、逃げる場所があるのか?と立ち止まってしまいます。受け入れ態勢も不足するし、避難先で亡くなってしまう人も出るだろう。途方に暮れる事態ですね。ただ、子どもは逃がせてあげたい。でも子どもだけ親から切り離して逃がすわけにもいかない。被災者には大変な重荷です。ひとたびこのような事故を起こすと、大変な結果になるということを、私たちは知らなければいけない。
西谷 チェルノブイリでは4〜5年後に、甲状腺がんの子どもが急増しました。福島の子どもたちにも同じようなことが起こるのでしょうか?
小出 残念ですが、被害は必ず出ます。しかし因果関係を証明できない。疫学的に証明するには、長い時間とたくさんの子どもの調査が必要です。「この事故のためにがんの子どもが増えた」と科学的に証明される頃には、手遅れになっているでしょう。

西谷 まさに非常事態に陥ったわけですが、さらに許せないのは低濃度の汚染水を海に放出したことです。
小出 報道では低濃度とされていますが、私から見れば「とてつもない高濃度」です。今回の汚染水は国の安全基準の100倍を超えるもので、それを1万何千トンも海に捨てたのです。
西谷 テレビに出てくる「御用学者」さんは、「薄まるから影響ない」と言ってましたが。
小出 自然には放射能の浄化作用はありません。ある一カ所の危険が薄く広がるだけです。食物連鎖で広がっていきます。
西谷 コウナギから基準値を超えるセシウムが検出されましたしね。
小出 一番汚れているのは海藻です。次に貝などの底性生物。そして小魚が続きます。しかし海藻のデータはまだ1つも出てきていません。
西谷 なぜ海藻のデータが出てこないのですか?東電は調べているのでしょうか?

小出 調べないはずがありません。福島・茨城県も、国も、東電も当然調べているはずです。
西谷 先生は、海水を注入したときから「いずれ汚染水があふれるから、タンカーを用意すべき」とおっしゃってましたが、間に合いませんでした。なぜ対応が後手後手になっているのでしょう?
小出 政府も東電も「こんな事故は起こらない」と言い続けてきたのです。油断と怠慢。打つ手を考えてこなかった。後手後手になるのは当たり前です。
西谷 その打つ手ですが、とにかく原子炉を冷やすことですか?
小出 事故当時も、今も、今後も、冷やすことしかありません。最終的にこの事故を終息させるには、何十年もかかります。

西谷 この事故を受けて、原発を止めてほしいという運動が広がっています。即刻全ての原発を止めるべきでしょうか、それとも浜岡原発など、危ないものから順番に止めていくべきでしょうか?
小出 私は一気に止めるべきだと思っています。日本中の原発を即刻止めても電気には困りません。火力と水力でまかなえます。夏のピーク時でも足りています。しかし節電はしなくてはいけない。火力発電も環境には良くないですから。私たちはエネルギーを使いすぎている。エネルギーを浪費しなくてもいい社会を作ることが必要です。この悲惨な事故から、教訓を引き出して日本が変わらなければなりません。

西谷 そのためにはメディアの問題があります。原発の危険性を訴え続けていた先生たちのことをMBS(毎日放送)がドキュメンタリーにしましたが、その放送に関西電力が噛み付いたそうですね。
小出 「異端の研究者たち」というタイトルが示すように、原発に反対してきた私や今中さんなど「熊取6人衆」の活動を取り上げた番組でした。担当のディレクターさんは慎重に取材されて、私たちだけでなく原発推進の方の意見も取り上げました。関西電力から見ると、私たちのような意見をマスメディアに載せたこと自体が気に入らなかったのでしょう。
西谷 小出先生、今中先生たちをテレビに出したこと自体が気に喰わない。
小出 放送の翌日、関電がMBSに抗議に来て、CMのスポット契約を取り消すとか、ディレクターの人事に口を出すとか圧力をかけたようです。最終的には「MBSの社員は原発に関する間違った知識を持っている」という理屈で、関電がMBSの社員に「正しい知識」をレクチャーして決着したと聞いています。

西谷 小出先生はここで37年、ずっと昇進せずに「助教」ですね。
小出 そうです。昔は「助手」という名称でしたが、今は「助教」ですね。
西谷 同僚の方は多くが教授になっておられるのでは?
小出 そうです。通常なら教授ですね。
西谷 熊取6人衆は、すべて「助教」のままですか?
小出 講師になった方、助教授まで昇進した方もいますが、すべて教授にはなっていません。

途中までの引用ですが、ここから採りました。↓

http://hiroakikoide.wordpress.com/

私も歯科医院の待合室で文春を読んだよ。新しいのではないけど。

認めたくはないけど、やっぱり火事場泥棒的なこともあってたみたいですね。平和な時でも泥棒(万引き)はありますから。日々、悩まされてます。

菅首相が福島原発の避難・屋内退避区域について「10年、20年住めない」と発言したと言って、直後に撤回した松本健一内閣官房参与が解任されるようです。
松本健一氏は、Wikiによると「日本の評論家、思想家、作家、歴史家、思想史家」だそうです。
謎1:作家を総理の意志決定に関与させている理由
謎2:作家が原発問題で総理の代弁者となっている理由
謎3:怒らせたら解任されるというアドバイサーの意味

ええっ、この松本健一さんていうのは、あの松本健一。まさかねえ、同姓同名だろうって思っていた。北一輝で名をなした人がなぜ、こんな俗っぽい場に引きずり出されなければいけなかったんだろう。
なんでまたそんなしようもない役を引き受けたんだろう。
これが北一輝研究者の「ですてぃにぃ」ですかい。

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コメント

最新データにブログ本文を書き換えました。
以下の通りです。

今回の福島原発事故では、30キロ沖合の地点で、セシウム137で1リットル当たり71ベクレルが観測されています(4月11日)。

更に新しいデータに書き換えました。

4月15日に186ベクレルです。
どんどん上昇していますが、30キロ沖合の他の観測地点の測定値はこんなに高くありません。この測定地点は原発の真東ですが、海流が丁度、排水口からこのあたりへ流れているのだと思います。

目に見えることは人間の力で改善できるが、目に見えないことを解決しなければ、それ以上の惨劇を繰返さなければならなくなる。
心は、人間の努力だけでは改善できない。
私たちが、今、しなければいけないことは、『救世主スバル元首様』に、救いを求めることだ。
  もう、時間がない!!
http://www.kyuseishu.com/tanuma-tu-koku.html
http://miracle1.iza.ne.jp/blog/entry/2237566/

ひかるさん。
同じものを三度いただきました。
佛の顔も三度までと申します。
以後、カットさせていただきますので、どうぞご了承ください。

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