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2011年4月17日 (日)

放射性降下物の増減(2)            過去最大の値を示したのは昭和38年

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2011 年 4 月 17 日 放射性降下物の増減(2)

福島原発の事故では、本来、原子炉の中に閉じこめられているはずのプルトニウムが原子炉の外で検出されています。

燃料ペレット内に固定されているはずのプルトニウムが原子炉の外にあるということは、燃料ペレットが損傷してプルトニウムが溶出しているということです。

そして、この溶出プルトニウムに接した冷却水が、おそらく排気の際に、水蒸気とともに原子炉の外へ拡散したのであろうと推定できます。

溶出プルトニウムは、揮発性でも水溶性でもなく、圧力容器の底に沈殿しますので、大量に溶出しているとしても、水蒸気に乗って外へ放出される量は微量でしょう。

チェルノブイリの場合は、大爆発によって原子炉内のプルトニウムが直接、広域に飛び散っています。

地球のプルトニウム汚染の始まりは長崎原爆からです。

長崎原爆に由来するプルトニウムはグリーンランドの氷柱でも発見されています。

現在、検出されるプルトニウムの大部分は大気圏内核実験に由来します。

そのほかの要因としては、人工衛星搭載原子力電池の大気圏突入、水爆搭載航空機の落下事故(2回)、プルトニウム工場の火災事故、そしてチェルノブイリ原発事故があげられます。

気象研究所は降下物中のプルトニウムの測定も続けています。

半世紀以上にわたって観測しているのは、世界で最も長い記録だそうです。

観測史上最大の年間降下量は、昭和38年の7.4ベクレル/平米でした。

大気圏内核実験が中止されて以降の降下量は1000分の1くらいに減っていますがゼロではありません。

チェルノブイリ原発事故に由来するプルトニウムは日本ではあまり観測されませんでした。

季節的には数ミリベクレル/平米の比較的多いプルトニウムが観測されていますが、黄砂の飛来時期と一致します。

(保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載)

コメント

コメント

細かくは計算してないけど、我々昭和人は、福島原発で避難勧告がなされている人たちよりは、はるかにたくさん被曝してると思う。なにせ、十数年にわたってず~っと今の一万倍の放射能が天から降ってた時代だから。
当時は農作物からも牛乳からも水からも、たくさん放射能を取り込んでいました。摂取規制がなかった時代です。
福島原発が地球を汚しているのは事実ですが、大気圏内核実験をやってた国々にはそれを批判する資格はありません。
それにしても、なぜ気象庁は昭和32年以降の観測データを現在の観測データまで連続したグラフにして発表しないんだろう。
昔のデータはベクレル/平米で、最近の報道発表データはベクレル/kgなので比較もしにくい。

下のほうの
>平成以降、人工放射能の観測値は小さくなりましたが、それでも10ベクレル前後の降下物が観測されています。
は単位間違いで10ミリベクレル。
(学長ブログは修正済)

ところで私の学年は、最も放射線感受性の高い胎児の時に、ビキニ核実験の放射性降下物で大量の被曝をした特異的な学年なのですが、だからといって先天異常がこの学年に多いという統計はありません。(変な人は多い?)
それを思うと、当時よりも少ない被曝線量で避難勧告だの20年住めないだのと大騒ぎするのもどうかと思いますが、現代の価値基準ではそういうことになるのでしょうか。

知らぬが佛。ってことばは味わい深いですね。
なーんもしらんかったときは、だれもうらむでもなく、平和でありました。
しかし、そういうことをしってしまえば、もしやこれはその影響ではとか迷いのこころがおこります。

仕事帰りに週刊誌を立ち読みしまくりました。どっこも震災特集記事でいっぱい。げんなり。
もうしわけないけど、テレビでみたやん。ってゆうような、写真記事ばかりです。
そんな中、あれは週刊文春だったかなあ。原発現場技師ボスと官邸、東電との闘いを見事に緊迫感あふれる筆で書いているのがあった。
これだ。とおもった。

なにが、これだ。なのかよくわからんが。

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コメント

私も歯科医院の待合室で文春を読んだよ。新しいのではないけど。

認めたくはないけど、やっぱり火事場泥棒的なこともあってたみたいですね。平和な時でも泥棒(万引き)はありますから。日々、悩まされてます。

菅首相が福島原発の避難・屋内退避区域について「10年、20年住めない」と発言したと言って、直後に撤回した松本健一内閣官房参与が解任されるようです。
松本健一氏は、Wikiによると「日本の評論家、思想家、作家、歴史家、思想史家」だそうです。
謎1:作家を総理の意志決定に関与させている理由
謎2:作家が原発問題で総理の代弁者となっている理由
謎3:怒らせたら解任されるというアドバイサーの意味

ええっ、この松本健一さんていうのは、あの松本健一。まさかねえ、同姓同名だろうって思っていた。北一輝で名をなした人がなぜ、こんな俗っぽい場に引きずり出されなければいけなかったんだろう。
なんでまたそんなしようもない役を引き受けたんだろう。
これが北一輝研究者の「ですてぃにぃ」ですかい。

放射性降下物 日本 過去
検索での2位、1位はウィキ。

放射性 降下物 過去の歴史
検索約三十万件中3位

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