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2011年3月 2日 (水)

マダガスカルとの国際協力(9) 統計処理力と正確さの問題

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2011 年 3 月 2 日 マダガスカルとの国際協力(9)

昨日は、保健省の保健統計課長との協議を行いました。

先進国、途上国を問わず、医療施設で生まれた情報(HIVの場合は検査数や検査結果、治療実績など)は最寄りの行政機関に報告され、それが上位機関に集められて全国集計されます*。

行政機関が扱う情報は、母子保健情報、予防接種情報、疾病ごとの情報、人事情報、施設資機材情報、予算情報と夥しい量となり、それらの情報を定期的に上位機関へ報告するとなると、行政機関の職員は膨大な報告書類と日々格闘しなければなりません。

紙ベースでの作業では著しく効率が落ちますので、近年は、途上国であってもコンピュータが導入されています。

マダガスカルでは国際機関が途上国向けに開発したGESISというデータベースが導入されています。

医療施設から一定様式で報告されてきた情報は地区の行政機関でコンピュータに入力され、その情報は電子媒体で県・郡の保健統計担当へ届けられます。

県・郡はそれらの情報を集約して国へ電子情報を送付します。

途上国の保健統計の問題点は、その信頼性の低さにあります

コンピュータの入力に不慣れな職員の入力ミスが集計結果に桁違いの誤差をもたらします

これらは職員の研修を行ったり、明らかな入力ミスが警告されるようにプログラムを改良することで信頼性を向上させることができますが、最大の問題点は、医療施設から報告される源情報の信頼度です。

正しい情報を報告しても誤った情報を報告しても、何ら現場にフィードバックがなされないのであれば正確な情報を報告しようというモチベーションは働きません。

報告の提出を急かされると、実態とは違う情報が机上で作られたりもします。

保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載

*学長ブログはアフリカのエイズについての報告ですので、かささぎの旗では日本国内のエイズ事情についてインスタントに検索した資料をふかく考慮せず貼り付けて供しました。きのう添付した資料には、都道府県ごとの感染統計データがありました。

あのような統計を初めて見ました。性的なことは隠したがる国で、きちんと数字があがっていることが、なにかふしぎな気がします。
http://aids-hiv.jp/

ここは、何のサイトかしらと思ってよくみましたら、政府の機関ではなくて、ブライダルチェックのための、つまり結婚する人たちは事前に互いのためにからだの検査をうけましょう、という、性感染症の検査郵送セット広告サイトの一部であるようです。

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