無料ブログはココログ

« 韓国の口蹄疫(釜山市へ感染拡大) | トップページ | アフリカの国家独立 »

2011年2月 9日 (水)

聖なるチュウボウの中での労働。

今日は二度目の早番。昨日は遅番。
早番は六時半から四時までの勤務です。
遅番は十時から夜七時まで。
いちおう、休憩時間は一時間半ですが、実際は一時間も休めません。
ずうっと何かこまごまと立ち働きをしています。とっても忙しい。することがいっぱい。
今日一日のかささぎの仕事内容。
出勤;六時十五分着。
制服にエプロン。手を二度洗い、うがいをし、髪の毛が出ていないかチェック。
聖なる厨房に入る。
昨夜乾燥機にかけておいた食器を取り出し、温冷配膳車にセット。
これが一苦労。
朝は四十人ほどの配膳だからたいしたことないと思うでしょ。
名前、ご飯の種類、副菜、主菜のカットの種類、減塩か糖尿か、その上に、みそが禁の人には清まし汁を、ねぎがだめの人にはねぎぬきのみそ汁を、と細かい注意書きがびっしり。
さらに、障害をもつ方のためには、自助食器というものがあり、普通の食器と自助食器と用意せねばならない。お箸やスプーンフォークなども、マイスプーンが決まっていて間違わないように、それぞれのお盆の上に配膳します。
こんなに頭をつかう仕事があったなんて、目が白黒になりました。あ、もともと目は白黒ね。

さて、御膳にスプーンやお箸、パンの人はパン皿、ジャム、ごはんの人にはたい味噌、などなどを配り終えました。つぎは、出来上がったおかずを、つぎわけます。
今日は、昆布と小松菜の酢の物、シーチキンと野菜(なんだったか忘れた)とのピーナッツ和え、この料理を小鉢二つに盛り分けます。これがねえ。とっても難しくて、いつも間違えそうになります。なぜかというと、連立方程式みたいなんで。
刻み、極小刻み、ミキサーと障害がひどくなるほど、食事内容は細かくなっていきます。
その名札が要求する形状にまで料理のかたちをかえるんです。
間違えたら、たいへんなので、とっても神経を使います。
清潔にもどれだけ配慮しなければいけないことか。
がさつなかささぎがよく勤まることだ、と、今、一瞬思ったでしょう。
それが、きついけれども、おわったあと、とっても充実感があります。

人様がたべておいしいといってもらえる仕事。
しかも、内容もすぐれていて栄養学的にも材料の質も高い。
スタッフはみな、この仕事に誇りをかけている。すごく熱心。
こんな世界があったんだ。
これまで出合ったどんな仕事より、この仕事が好きだ。と思えてきました。

配膳、おかず二品、飲み物、ごはんをそれぞれのグラム数量り装いまして、お味噌汁もいれて。見落としがないか確認後、掛さんに電気コードから切り離した車を渡します。

そのあとは、切込みの仕事。
夕食やあしたのぶんの仕込み仕事です。
ものすごい量切ります。爽快。
一心不乱に包丁を使うってのは、きもちのいいことだったんだわ。

おおきなごみ袋いっぱいキャベツを十玉きざみ、たまねぎを二十個薄切り。
もやしを切り、にんじんを短冊に切り、カイワレを三分の一カットし、紫蘇を細かな千切りにし。豆腐も五ミリの五ミリという小さなカット、例の味噌汁用です。
指導してもらったので、私もできた。

なんだか申し訳ないきもち。お料理教室に参加させてもらった上に、検食もさせてもらえ、お給料ももらえる。

洗い場で、一人で洗えるようになりました。これも、きれいに向きを並べ、汚れを落としつつ、種類をそろえる。同時にいくつもに配慮する。時間との勝負です。

なぜ割れない食器なのか、やってみるとよくわかります。

この仕事の合間に、パンやさん、牛乳屋さん、八百屋さん、肉屋さん・・・と業者さんの配達があります。その伝票受け渡し、納入温度の確認(全部検温します)、すべてが実にきっちりしている。

八時前に出て行った配膳車はからになって、もどってきます。
それにまた配膳の準備をすぐ始めます。お昼の準備です。
おなじことの繰り返しなのに、毎回料理が違うので飽きない。
今日は一人がお休みで、残りの五人で仕事を運びました。
あうんの呼吸でどんどん片付いていきます。

わたしたちの食事は一時半ころです。
後片付けがおわって、みんなで卓を囲んで食事をします。ほっとするひと時です。
おんなばかりの職場って、いいものですね。
和気藹々。

肉体労働なのに、疲れない、へんなかささぎ。



« 韓国の口蹄疫(釜山市へ感染拡大) | トップページ | アフリカの国家独立 »

コメント

実はちょっとだけ、心配していました。
なにを?って、女性ばかりの職場ということに。
ひめどんがそんな環境下でうまく立ち回れるのだろうかと。
杞憂でしたね。
忙しい仕事場のかくれた利点。
女性特有のニンゲン関係のこざこざにかまってなんかおれないのです。そのメンバーさんの質の高さもありましょう。でもなにより、仕事への熱意がみんな同じ温度なんだろうと思います。いい仕事場ですね。後はどうぞ50半ばの肉体をいたわることも忘れずに。

芸術品とも言える内容の細かさと量に、読みながら最初は気狂いそうだと思ったけど、「疲れない」の言葉にそうなんだろうと思いました。
何でも徹すると楽しさに変わるのではないでしょうか?

昨日、住みたい街ナンバーワンのK駅ビルの、店員さんたちの教育内容を聞く機会がありました。
姫野さんの職場にも匹敵するような緻密さと厳しさで約束事が決められていて、その約束事が守れない店長、店員は即止めてください・・・といわれるそうです。
だけどみんなその厳しさに立ち向かう人達ばかりで楽しくて仕方ないそうです。

そのポイントは「笑顔でいる事」だそうです。

どんな世界でも今はこうなっているんですね。

昔みたいに行ってりゃ給与もらえる世界はなくなっているのだと思います。

とても勉強になります。

みなみなさん笑顔でいましょう。

どうも心配してくれてありがとう。
女性ばかりの職場らしい、きょうのウラの出来事。
私が入ったのは、出産休職の人の代わり。その方はベテランだったから、みんなの仕事が増えました。見習いの私が穴を埋めるには時間がかかります。
ところが、今日、また一人妊娠者。二人目のこどもができたそうです。そうね、二人目のこどもって、上が手が離れた、やれやれ。ってときですものね・・・。
すこし複雑な心境で、みな、祝ってあげました。影の声・・ほうらね。うまれてくるって、たいへんなんだよ。

むか~し、むかし、川崎病院の厨房に教育実習でお世話になりました。きざむ野菜の量や配膳の忙しさに圧倒され、何も役に立てずボケッとしてたのを思い出しました。

『コンソメ用意しといて』って言われて、包丁を手にした自分ですから、厨房の中でどれだけ役に立たなかったかわかると思います…
たしかに女性ばっかしの職場でした。18歳だった私は若い♂だったとゆ~ことで許してもらってました。モテてたわけじゃないんですが…

配膳の時に高齢の方に喜んでいただいて、冷やかし半分でも声をかけていただいて嬉しかったのを思い出します。

今は調理、給食の世界ではありませんが…

かささぎさんは凄く教養がある方みたいですね。私は詩や俳句はさっぱりわからず、八女の風景にひかれてコメントしました。教養がなく難しいことはわからない私ですが、たまにコメントしてよろしいでしょうか?

ところでたまに出てくる寺田村って、のうその中の寺田のこと?

だったらわりと近くでよく通ります。でも、写真で見るとわかりそうで、わかんないんだよな~。

やくさん。どなたか存じませんが、コメントありがとうございます。
この職場で、私が一番困ったのは、ものの置き場所と、もの自体に与えられた細かな、仲間にしかわからないお役目です。まるでよその家庭にまぎれこんだ異邦人みたいなきぶんです。
たとえば、このダスターはこのテーブル用、これはここ専用、というのが、おなじものにもかかわらず、三つもあって、それが私には同一に見える。
また、このバケツは二階の生ごみ入れ、このバケツは職員用のごみ入れ、あとこれは大きなポリバケツの中にセットして使う就労さん用のごみ入れ。って風にそっくりの入れ物がいくつもあって、それがなになに専用であり、こと細かな決まりがあって、みんなにはそれが暗黙の了解事項で、さっぱり違いがわからない私は、いいかげんにへんてこな組み合わせでセットしては二度手間をかけてしまう。というようなへまをよくやっています。メモして、っていわれても、メモしようがありませんから。絵をかくといいんですが。

ああせからし、携帯写真とらせて!っていいたくなりますが、携帯は職場にもちこまない。という決まりですので仕方ありません。
ひとつ、心でちかったこと、絶対に、年だから。と逃げない。笑。

がんばれ、かささぎ。
私は4ヶ月で逃げ出した。体重も4ヶ月で4キロ減っていた。おそろしいしょくばだった。
周りの人に助けられて、それでも楽しいかささぎさん。お料理たくさん覚えてね。

はい。
さくらさん、厳しい職場はきもちがいいです。
しゃきっとします。
わたしはやはり現場系の職場が好きですね。
今日、遅番をともにしたちえさん(24)が、以前の職場とどちらがいいですか?と聞いてくれた。
すぐ私は答えた。前の職場の方が楽だったけど、だけど職場としてはこちらのほうが面白い。学びとしての職場。プロの職人を育ててくれる雰囲気があり、がんばろうという気になれるから。

ぼん。ここにはいじわるな人はいません。
みなあたたかいです。
なんといいますか、女子高みたいな職場。
こないだ社長がとうきょうからみえたので、みんなで色紙を手作りして、手作りバレンタインクッキーとともにプレゼントしました。入社早々社長さんに会えるとは思ってもいませんでした。ふるたちいちろうみたいだった。42。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 聖なるチュウボウの中での労働。:

« 韓国の口蹄疫(釜山市へ感染拡大) | トップページ | アフリカの国家独立 »

最近のトラックバック

2020年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31