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2011年2月 2日 (水)

モダエル

父。

脳腫瘍摘出手術、成功。
一晩全身麻酔で昏睡。
翌朝目覚めたら、もう平常。

ごはん、やわらかめの普通食。
食欲、普通。
ところが。

どんなかんじ?と聞くと。

ううむ。もだえる、ような、かんじだ。・・・

という。

もだえる。

もだ・える 3悶える】

(動ア下一)[文]ヤ下二 もだ・ゆ

(1)苦しくて身をねじり動かす。
激痛に―・え苦しむ」
(2)悩み苦しむ。嘆き惑う
「恋に―・える」「書き付けたるものを見付けて、大臣驚き―・え給ひて/宇津保(忠こそ)」
「悶える」に似た言葉
ほんとだ。辞書ひいたら、おなじ意味がでてくる。
くるしくて、身をよじるようなかんじ、ね。
まあ、チチって、実に正確に言葉を使えるものだわ。
父は、おーい、起こしてくれ。おーい、寝かせてくれ。
と、交互に母や私に要求しては、落ち着かない。
次男が差し入れた藤沢周平の『蝉しぐれ』に、「おりゃもう読んだ。探せばどっかに本があろうが」と父は文句をいう。
次男は映画をみて感動したものだから、買ってきたといった。
やさしいのだ。
次男は右手、父は左手を、仲良く三角巾で吊って、なんかおかしい。
坊主に剃られた頭、そのてっぺん右側を三角形に開いた痕。
模型のように縫い目も荒く綴じられ。昨日はむき出しだった。
ここ数日そそうをしては、介護士さんたちの手を煩わせた。
あれほどきちんとしなきゃいけない性分の人が、そんなことは言っておられない状態になっている。
母は自分もきついのに一生懸命父に寄り添っている。
今日もほぼ一日父のそばにいた。
今日こんなことを母は言った。
うちのハルエばあちゃんは、よく、あたしゃしあわせもんじゃけん。っていいよらしゃったけど、ほんなこて、しあわせじゃったち思うよ。じぶんのよかーごと生きて、あたしたちから百歳まで思うさん世話してもらって、お金も遺族年金をもらえて、あたしたちにはいっちょんやらっしゃれんじゃったばってん、自分のためにも何一つ買わん人だった。ばあちゃんはえらかった。
ひるがえって、わたしはこんなことをおもった。
あたしはしあわせもんじゃけん。なんて言ったことあった?
・・・なかったなあ。一度も。
だけどそういう時があったよね。
口にだしていおうがいうまいが。

それを思うと、慙愧に堪えない。
独りの人間として、情けなくて身もだえする。
(それなのに心のどこかで、いっぱいいっぱいだから、もう十分よ。
と全てを肯定して楽になりたがる自分がいる。だってきついもん。)

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コメント

思うに、ひめの本好きあるいは文字好きはちちうえのDNA?
父はなかなか文学青年だねえ。
もだえる、ようなカンジ。
という表現を齢八十の男がするというのが、斬新。
さすがに、ひめどんの父親だわ。

付け句。負った手からずっと考えようと思ってたのに、なかなか句ができんかった。というよりその気になれなかった。めんご。

せいちゃん、ぼんちゃん、そらんさん、えめさん、たからさん、新築のため多忙のらんちゃん。
乙四郎は二月二〇日から三月初旬まで不在らしい。どうしますか。みんなそろうときにしましょうか。
できればそうしてほしい。
目下とりこみ中のかささぎのお願いでもあります。せいこイワイが遅れますが、そのぶん、盛大にしようね。

いつでもいい。
で、そげん、盛大にしてもらわんでもいい。
っちゅーか、祝う必要もなかばい。
恐縮するばかりなりけり。

らんちゃんの結婚祝い、亜の会からはなんにもいわっていない、歌仙をまいたっきり。それでいいんだけど、色紙をあげたかったのよ。
こないだ、高校の同級生でハットリ先生へお見舞いの色紙をかいて渡したように、みんなで発句を寄せ書きして、渡したかった。記念になるから。
せいこさんの受賞おいわい、歌仙を巻こうか。お祝い歌仙ね。発句むずかしそうですが。
芥火って、海人の焼く火なんですね。ただのごみを焼く火ではなかったんだね。

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