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2011年2月16日 (水)

もし病院の新入職員が『もしドラ』を読んだら

保健医療経営大学学長
 橋爪 章
2011 年 2 月 16 日 聖マリアグループ報(ルルドの聖母)1月号新年挨拶

もし病院の新入職員が『もしドラ』を読んだら

話題のミリオンセラーに『もしドラ』があります。正式な書名は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海著)ですが、あらすじは、高校の野球部のマネージャーになった女子高生がピーター・ドラッカーの「マネジメントに出会い、野球部という組織に経営理論を適用して甲子園を目指すというものです。メンバーの個別面談を行い、監督とエース選手との間のわだかまりを解消し、練習メニューを改善し、部を越えた協力も得て予選を勝ち進みます。部活のマネージャーについて勉強しようと企業経営のビジネス書を中身を確認せずに買ってしまった主人公が、それを高校野球部という組織のマネジメントに当てはめようとしたところが慧眼です。目標管理、マーケティング、人事改革、社会貢献、イノベーションなどドラッカーの「マネジメント」論のエッセンスが散りばめられています。

医療も高校野球部と同じくチームで行うものです。経営とは縁遠い所で現場が動いている点も高校野球部とよく似ています。ドラッカー自身、あらゆる組織の中では病院の組織運営の難易度が高い旨を述懐していますので、企業経営の理論をそのまま適用すれば病院経営がみるみる改善するということはないのでしょうが、『もしドラ』の主人公のような慧眼の新入職員が現れてもいいかなと思います。その新入職員(保健医療経営大学の卒業生と仮定)が、医療の特殊性と格闘しながら、目標管理、マーケティング、人事改革、社会貢献、イノベーションに順次チャレンジしてゆく様を書き下ろすことができたら面白いかもしれません。病院の組織目標を設定し、その目標を共有すべく全スタッフと個別面談を行い、スタッフ間のわだかまりを解消し、業務手順を改善し、組織を越えた協力も得て目標達成に近づくというストーリーです。もし私が「もし病院の新入職員が『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を読んだら」を書いたら、という私の初夢の披露をもちまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

保健医療経営大学『学長のひとりごと』転載

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